転職なら社会人のための転職サイト【リクナビNEXT】|求人、転職に関する情報満載! 2021/09/17 UPDATE 毎週水・金曜更新!

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50代で経営幹部やCxOへの転職は可能でしょうか?【転職相談室】

CEOなど役職に就いている男性大手企業の役職者を経て、50代で経営層への転職は可能なのでしょうか?

今回は、「50代で経営幹部やCxO※への転職は可能でしょうか?」というご相談に、組織人事コンサルティングSegurosの粟野氏がお答えします。

※CEO(Chief Executive Officer)=最高経営責任者、COO(Chief Operating Officer)=最高執行責任者、CFO(Chief Financial Officer)=最高財務責任者など、 “Chief ~ Officer”と表記される執行責任役職の総称

アドバイザー

粟野友樹さんプロフィール画像

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント

粟野友樹

約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

50代で経営幹部やCxOへの転職は可能でしょうか?(Tさん/経理・財務/51歳/男性)

相談者
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■相談内容
1社目はメーカー、2社目は外資系金融機関、3社目の現職はIT系と、業界は異なりますが、これまで一貫して上場企業の経理財務部門でキャリアを積んできました。現職では、事業成長に伴う経理財務の最適化、健全化などを、部門責任者として経営層に提言し、体制構築を行ってきました。企業買収や分社化も頻繁に行われていたため、出向を含めた各社の財務状況の把握と分析、会計基準の統一や業務の見える化など、様々な課題に取り組んだ12年間でした。

ここ2~3年は体制も安定し、自分が採用したメンバーも成長したため、多くの業務は部下に安心して任せられる状態です。部下が提出したレポートに目を通して最終チェックを行ったり、経営層に報告したりするのが現在の業務の中心です。不満があるわけではありませんが、ビジネスパーソンとしての人生が65歳くらいまでだと考えると、まだ体力も気力もある50代のうちに、もう一度情熱をかけて仕事に取り組みたいと考えるようになりました。

そのため、年収は下がっても構いませんが、経理財務部門の経験・知識が活かして、経営に関与できるポジションを希望しています。50代でも転職することは可能でしょうか?

求人数は少ないが、ベンチャー・スタートアップ企業の責任者など、50代での転職も可能

アドバイザー
アドバイザー
一般的に、50代の場合は管理職以上のポジションとなるため、求人数はあまり多くはありません。もし企業で管理職ポジションに欠員が出た場合は、あえて社外から採用するよりも、事情をよく知る従業員の昇進や異動で充足しようとするからです。

ただし、事業成長や株式上場などに伴う企業ステージの変革期には、大手企業経験者を中途採用し、体制構築や環境整備を行うこともあります。また、新規事業などで社内に経験者が少ない場合も、中途採用を行うことがあります。

特に経理財務部門で上場経験者の場合は、株式上場を目指すベンチャー・スタートアップ企業のCFOや部長などのポジションで迎えられるケースも少なくありません。また、ファンドの投資先企業が、バリューアップに必要な経理財務の責任者を社外から採用するというケースもあります。

私自身も、ベンチャーやスタートアップで働くことには興味があります。以前、買収した子会社のCFOを任され、経営再建に奔走したことがありました。何とか経営を軌道に乗せることができたため本社に戻ったのですが、現在のポジションはチェックと承認作業のルーティンワークが多く、実務から離れてしまうことに物足りなさを感じています。長年培ってきた経験と知識を存分に活かし、やりがいや達成感を得ることができるフィールドが、ベンチャーやスタートアップ企業なのかなと考えています。
相談者
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アドバイザー
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大手企業と比較すると、残念ながらベンチャーやスタートアップ企業の場合は、年収が下がってしまう可能性が高くなります。「年収ダウンは可能」とのことですが、他に希望条件はありますか?
IT業界の経験が長いので、IT系の企業であれば、これまで培った知見や人脈を活かすことができるかもしれません。
相談者
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経験豊富だからこそ、強みとなる経験・スキルを整理し、強みを軸に求人を探しましょう

アドバイザー
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経営財務責任者の求人は、あまり多くはありません。50代の部門責任者の採用ともなると、経理財務だけでなく、総務や人事まで幅広く管理業務を任されることもあります。また、経理財務のスペシャリストの採用であっても、「経理財務の基盤強化」「資金調達の実現」「経営課題の分析・提案」など、求められる経験・スキルも極めて限定的になります。

そのため、転職活動を始めるにあたり、まずはご自身の経験・スキルを整理し、実際にベンチャー・スタートアップ企業で活かせる強みを明らかにしましょう。特に50代ともなると経験が豊富なため、強みを整理しないと応募の軸が定まらなくなるからです。

強みが明らかになったら、できるだけ求人との接点を増やすため、複数の方法で情報を集めましょう。求人サイトだけでなく、転職エージェントやビジネス系SNS、部門責任者クラスの場合は、エグゼクティブクラスの転職を支援する転職エージェントを活用するのも一つの方法です。

なお、部門責任者のポジションともなると、企業文化や経営層との相性も、転職成功や入社後の活躍のための重要なポイントになります。特にベンチャー・スタートアップ企業では「20~30代の経営陣」というケースも多く、世代間のギャップを超えた信頼関係の構築が重要です。面接や入社後は、豊富な経験・知識でビジネスに貢献しながらも、時には相手の意見を尊重する謙虚なスタンスを意識しておきましょう。

記事作成日:2020年9月3日 ILLUST:安西哲平 EDIT&WRITING:只野 志帆子

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