転職なら社会人のための転職サイト【リクナビNEXT】|求人、転職に関する情報満載! 2020/04/01 UPDATE 毎週水・金曜更新!

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転職に失敗したくない!自分に合った企業の選び方を教えてください【転職相談室】

腕を組み、空を見上げている男性会社の事業ビジョンに共感しているものの、営業方針が合わず転職を検討中のAさん。

今後はお客様のために自信を持って提案でき、やりがいを感じられる環境に転職をしたい、というご相談に、組織人事コンサルティングSegurosの粟野氏がお答えします。

アドバイザー

粟野友樹さんプロフィール画像

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント

粟野友樹氏

約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルを行っている。

会社の営業方針が合わず転職したい。失敗しない企業選びの方法を教えてください(Aさん/信用金庫・法人営業/33歳/男性)

■現在の仕事
信用金庫で10年法人営業をしています。
■悩み
地域の中小企業の成長促進や、地域活性化に貢献するという事業ビジョンに共感して仕事をしてきましたが、実際のところ、融資の営業よりも金融商品の販売のノルマが厳しく、毎日の営業活動を細かく管理されています。
もっと地域企業の相談に乗り、地域活性化のアイデア実現のためにお金を動かす仕事をしたいのですが、会社の方針を考えるとそれも叶いません。今の会社では自分のやりたい仕事ができないので、もっと顧客のニーズに応えて、感謝されるような仕事へ転職したいと考えています。
■相談
10年間営業で培ったキャリアを活かすことのできる、失敗しない転職先の選び方を教えてください。
相談者
相談者

転職先の企業選びに成功する人は自分軸をもっている

地域の中小企業の事業成長を支援するための融資で、地域活性化に貢献したいという思いがあるものの、自社の方針により金融商品の販売に注力せざるを得ないのですね。現職での仕事の内容とAさんの志向が一致していないようです。

さて、Aさんのように、転職をするなら後悔したくないという気持ちの人は多いのですが、どのような点に気を付ければ、転職に成功できるのでしょう。同じ企業に転職しても、成功したという人もいれば、失敗したという人もいます。その差は、自分の「転職の軸」が明確になっているかどうかです。

例えば、ハードワークが常態の、ある企業に転職した人が2人いるとします。1人目は、年収が高いという理由だけでこの企業に転職してしまった人。残業の多さや出張の頻繁さに疲弊してしまいました。
2人目は、厳しい環境でもよいので自分の経験値を上げることを目標にこの企業に転職した人。多少のハードワークは前向きに受け止めることができました。

このように、同じ企業の同じ職種への転職であっても、転職に何を求めるかをしっかり考えられていたかどうかで、転職後の手ごたえは大きく変わってくるのです。

企業選びには4つのポイントがある

アドバイザー
アドバイザー
💡POINT
転職の軸を可視化する方法として、人が企業に期待する項目を「目的への共感」、「活動内容の魅力」、「構成員の魅力」、「特権への魅力」の、大きく4つに分けて整理するやり方があります。

やり方は次の通りです。

【1】あなたの現在の仕事に4つの項目ごとに点数をつけてみます。点数は合計何点でも構いません。

  1. 「目的への共感」:企業理念に共感できたり、ビジョンにワクワクしたりする
  2. 「活動内容の魅力」:扱う商品が好きである、仕事内容が魅力的である
  3. 「構成員の魅力」:風通しの良い社風である、優秀な社員が多い
  4. 「特権の魅力」:給与や福利厚生、勤務場所、評価、教育制度など

【2】転職後に目指したい状態を4つの項目ごとに点数をつけてみましょう。合計点は、現在の仕事への点数と変えないことがポイントです。

転職の優先順位のつけ方図解

詳しくはこちら:応募したい求人が見つからない!自分に合った企業や仕事の探し方のコツ
アドバイザー
アドバイザー
転職先には、給与も社風も、ビジョンもと、できるだけ高い理想を求めたくなりますが、「すべての項目が満点」という仕事はなかなかありません。
この表を作る作業によって、現在の仕事を振り返った上で転職後に実現したいことを明確にし、自分の転職の軸(転職で一番実現したいことは何か)を確認することができます。
Aさんの場合はいかがでしょうか。
各項目、5点満点として、私の場合は、「目的への共感」は4点で、企業理念に直結した営業活動ができるなら現職のままでもいいくらい理念には共感しています。
「活動内容の魅力」は1点で、やはり仕事の内容が一番の課題です。
「構成員の魅力」は、気心知れた同僚も多いので4点。
「特権の魅力」は、金融業界の中では年収がそこまで高くないのですが、他業界に比べればこんなものかなと思いますし、勤務先まで電車の乗り換えなしで行けるので、3点です。
相談者
相談者
アドバイザー
アドバイザー
では、合計で12点ですね。その12点を持ち点として、転職後に実現したい状態を4項目ごとに点数分配してください。
合計点は変えられないのですね。
では、転職後は「目的への共感」は3点。「活動内容の魅力」は4点、「構成員の魅力」は2点、「特権の魅力」は3点が希望です。
相談者
相談者

大事にしたいポイントを掘り下げると応募したい企業が見えてくる

アドバイザー
アドバイザー
「仕事内容の魅力」を重視したいようですが、具体的にどういう内容にポイントを置いているのでしょうか?
営業の仕方か、取り扱うサービス・商品か、業務のマネジメント方法か、いかがでしょうか。
現職では、「地域企業の成長促進」を企業ビジョンに掲げているのですが、実際の仕事においては、金融商品の販売ノルマを大きく課せられています。目的と仕事の内容が伴っていない点に一番納得がいかないんです。

ですから、例えば企業理念で「医療の未来にコミットする」と掲げていて、最新の医療機器を営業していくなら、納得感はあるんです。でも現職では、信用金庫の本来のビジョンやミッションである、「地域企業の成長促進」に直接つながらない営業を、自社の利益優先でしていることがスッキリしないと感じています。
実際のモノがあり、顧客のこういうところに役立っているということが、目に見えてわかる商品サービスの方が、営業する手応えがあるんじゃないかと思っています。

相談者
相談者
アドバイザー
アドバイザー
商材を変えていけば、仕事の内容も変わり、思い描いている営業ができるのではないかということですね。
ただ、商材が有形・無形であることと、営業の方法については関連性が全くないわけではないのですが、別の話と考えていただいた方がいいかもしれません。
「目に見える商品サービス」だから役立っていると実感できるということではなく、有形でも無形でも、Aさんご自身が胸を張って提案できる商品サービスだから、役立っていると感じるものなのです。

一方で、転職の軸である「活動内容の魅力」を高めるためにも、「より自分がやりがいを感じられる営業」ができる企業を探していくということは重要です。今回、金融業界のような無形商材を扱う企業だけではなく、有形商材を扱う企業も含めて営業職の求人をご紹介しますので、活動内容に魅力を感じる企業を中心に選んで、転職活動を進めてはいかがでしょうか。

商材が有形か無形かではなく、自分が胸を張って提案できる商品サービスかどうかが、大事なのですね。それを踏まえて、いただいた求人をよく検討してみます。
相談者
相談者

応募を重ねることで転職の軸が見えてくる

―1か月後、Aさんが再びアドバイザーを訪問しました。

先日ご紹介いただいた求人にいくつか応募して、面接に進むこともできました。
ただ、その中で改めて、やはり金融業界が自分にとっては魅力があると思い直し、今後は業界を金融業界に絞って活動したいと思っています。
相談者
相談者
アドバイザー
アドバイザー
どのようなきっかけで、そう考えたのでしょうか。
雑貨等を扱う商社や、医療機器、食品加工メーカ―など、有形商材を扱う営業職にも広く応募してみました。
その結果、魅力的な商品だなとか、社会的に意義のある商品だなと、最初はいいなと思ってもそれはユーザー視点でいいと思っていただけで、いざ自分がその会社の営業となってその商品を提案するとなると、営業としては商品の価値にそこまで共感できていないことに気づきました。
むしろ、現職のように、「ヒト・モノ・カネ」でいう「カネ」の部分を通じて、顧客の事業をサポートする仕事の方がやりがいを感じます。
相談者
相談者
アドバイザー
アドバイザー
それは面接を進める中で気づかれたのでしょうか?
そうですね。「営業する商材」を転職の軸にして活動を行ったことで、「金融業界」という企業選びのポイントを見つけることができました。
本当に自分が扱いたいものは何なのか、どうしてその商材をいいと思うのかを掘り下げることができたと思っています。
仕事の仕方においては、今の会社の金融商品の営業ノルマを細かく管理する方針には共感できないので、もう少し大きな規模で資金を動かして、事業運営をサポートするような仕事に転職したいと思います。
相談者
相談者
アドバイザー
アドバイザー
💡POINT
実際に求人に応募することで、転職の軸をさらに掘り下げることができたようですね。
転職に何を求めるかは人によって異なります。
最後まで、「この転職で実現したいことは何なのか?」と、自分に問い続けられると、納得感のある転職につながっていくはずです。
記事作成日:2020年1月16日 WRITER:衣笠可奈子 ILLUST:二村大輔 EDIT:リクナビNEXT編集部

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