転職なら社会人のための転職サイト【リクナビNEXT】|求人、転職に関する情報満載! 2024/04/24 UPDATE 毎週水・金曜更新!

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転職で「天職」を見つけることはできる?

今の仕事が自分に合っているとは思えない、転職して天職を見つけたいけれどどうすればいいんだろう…。こんなモヤモヤや悩みを抱えている人はいませんか?

人事歴20年超、転職市場の動向に詳しい「転職のプロ」曽和さんに、天職の見つけ方を聞いてみました。天職探しをしている方は、ぜひ参考にしてみてください。

アドバイザー

曽和利光さんプロフィール画像

株式会社人材研究所・代表取締役社長

曽和 利光(そわ・としみつ)

株式会社人材研究所・代表取締役社長。1995年京都大学教育学部教育心理学科卒業後、リクルートで人事コンサルタント、採用グループのゼネラルマネージャー等を経験。その後、ライフネット生命、オープンハウスで人事部門責任者を務める。2011年に人事・採用コンサルティングや教育研修などを手掛ける人材研究所を設立。『「ネットワーク採用」とは何か』(労務行政)、『コミュ障のための面接戦略』(講談社)など著書多数。

「Can=自分ができること」をベースに選べば、貢献実感=天職感が得られる

「天職」という言葉は、天から与えられた仕事という意味。英語で言うと「Calling」で、こちらも神からのお召しという意味を持ちます。言葉の意味から考えると、天職は「自分から追い求める」ものではなく「受動的に決まる」ということ。つまり「自分が求められている」と強く感じられる仕事が天職であると、私は考えています。

仕事において「自分が求められている」と感じるのは、自分の働きが会社やチーム、クライアント、お客様、そして社会の役に立っている、貢献できているという実感が得られたとき。こういう仕事に就くことができれば、「この仕事は天職である」と感じることができるのではないでしょうか。

そのために大切なのは、「Can=できること」をベースに仕事を選ぶこと。

多くの人は、天職を「Will=やりたいこと」ベースで探す傾向にありますが、「やりたいこと」の多くは未経験分野であり、任される可能性が低いうえ、「求められている、貢献できている」と感じるまでには時間がかかります。自分ができることをベースに探せば、「できる=効果が出やすい」ため貢献欲が満たされやすくなるでしょう。

「Will Can Must」という、キャリアプラン策定にあたってのフレームワークがあります。若い人ほど、「Will=やりたいこと」を重視する傾向にありますが、天職を求めるならば「Can=今自分ができること」を重視すること。Canを突き詰めれば、それが「Must=しなければならないこと(会社からの要望)」になり、その延長線上に「Will=やりたいこと」が見えてくるもの。この流れで仕事を捉えることが、天職を見つける近道だと思います。

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先輩や同僚などに「できること・向いていると思うこと」のフィードバックをもらおう

ただ、「Can」を自分で見つけるのは難しいもの。なぜなら、自己判断は主観かつ曖昧であり、第三者に評価されてこそ初めて「できること」と証明できるから。自己判断だけでなく、他者からの評価をもとに、できることを洗い出していく必要があります。

お勧めは、職場の先輩や同僚など、仕事上のあなたをよく知っている人に「自分ができること、得意なこと、向いていると思うことは何か」と聞いて回ること。「こういうことが得意だよね」「こういうものが向いているんじゃない?」などのフィードバックをもらうことで、自身の「Can」をつかむことができます。

中には、自分でも思いもよらないような評価や、向いていると思われる仕事が出てくるかもしれませんが、試しにその評価が活かせる仕事を探してみたり、向いていると言われた仕事にチャレンジしてみると、視野が広がるでしょう。思わぬ自分の適性に気づけるかもしれません。もし先輩や同僚の意見がもらいづらかったら、転職エージェントに登録し、自身の経験やスキルをもとにキャリアカウンセラーにアドバイスをもらってみてもいいかもしれません。

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Canをベースにすれば、個別具体的な事象に惑わされず「仕事の本質」で判断できる

Willベースではなく、Canベースで仕事を探すことは、「仕事の好き嫌い」ではなく「仕事の本質」を見ることにもつながります。

Willで判断すると、「大手企業がいい」「自分が興味を持てる商品・サービスじゃないとイヤ」など、仕事の本質以外のことに目が行きがちになりますが、仕事の本質というものは、業界や仕事によってそう変わるものではありません。Canベースで考えると、「知らない分野の商品・サービスだけど、仕事の本質は変わらないし、できることなのだからチャレンジしてみよう」と思え、選択肢が広がります。

例えば、できること・得意なことが「新規開拓営業で、新しい顧客と関係性を築くのがうまい」であれば、扱う商品がお菓子でもビールでも半導体でもCanを武器にできるはず。好き・嫌い、知っている・知らないに惑わされず、自分が得意としていることが活きる仕事を選べるようになるでしょう。

そして「できる」がベースにあれば、知らない分野であってもすぐに成果を出すことができるので、その商品・サービスが好きになります。そうなれば仕事へのモチベーションが上がり、できることがどんどん増え、その能力が買われて新しい仕事が舞い込むようになります。そうすれば、「もっとこんなこともやってみたい」というWillが生まれるでしょう。

天職が見つからないという人は、Willを重視しすぎて先が見えなくなっているのかもしれません。自分のCanを大事にすれば、その先に「天職」が待っている――そう捉えて視点を変えてみてほしいですね。

記事作成日:2019年4月2日 EDIT:リクナビNEXT編集部

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