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前職の経験を活かし、転職して新たにチャレンジできたことは?
“SIer出身”エンジニアたちがグリーで活躍できる理由
ソーシャルアプリビジネスをグローバルに展開するグリー。同社では、Web系、ゲーム系経験者だけではなく、多くの「SIer出身者」が活躍しているという。SI業界での開発経験をどう活かしているのか、中途エンジニアたちから詳しく話を聞いた。
(取材・文/臼井 隆宏 総研スタッフ/宮みゆき 撮影/佐藤聡)作成日:13.05.22
SI経験を活かし、グリーの開発最前線で活躍するエンジニアたち

 SNS、そしてモバイル向けソーシャルゲームで業界をリードするグリー。同社では、ソーシャルサービスやスマートフォン向けアプリ、そしてソーシャルゲームとは縁遠いとも思われる「SIer出身エンジニア」が多く在籍している。

 今回は「SIer出身」の3人に、グリーに転職するまでのエピソードや、SI時代の経験をどのように活かしているのかを聞いた。「ネット業界やゲーム開発の経験がないから…」とチャレンジをためらっている方は、ぜひご一読いただきたい。

[CASE1]自社プロダクト、自社開発の環境で仕事がしたい。BtoCサービスに携わりたくて、グリーへの転職を決断
清水 亮介さん

1980年生まれの32歳。大学卒業後、SIerに就職。客先常駐での業務システム開発や、医薬品調査システムの受託開発などに携わる。2010年11月、グリー入社。「ハコニワ」チームを経て、「海賊王国コロンブス」担当。現在同チームのプロデューサー。得意な言語はRuby。

「リリースすることに怖さがない」と感じた転職直後

「もともと趣味でWebのプログラミングをしていたこともあり、仕事でもプログラマをやりたいと思って就職先を決めました」と語る清水さん。最初の職場は、比較的小さな規模のSIerだった。JavaやOracleを使って開発を行っており、主に運送会社の基幹業務系システム開発を担当していた。
「当時としてはかなり大規模なシステムを担当していました。メインフレームで動作していたシステムを、Javaベースにリプレイスする仕事が多かったですね。COBOLで組まれた古いプログラムを解析して業務フローを起こすところから担当していました」

 最初のリリースから20年以上使い続けられ、細かな改修や機能追加を経てきたシステムは、顧客社内でもわからない仕様が潜んでいるなど、苦労した点も多かったという。その後、別の開発プロジェクトに関わるものの、2年ほどでプロジェクトは解散。
「解散をきっかけに、受託ではなく自前のプロダクトや自社サービスをつくっているところで仕事をしたいという思いが強くなり、転職を決意しました」

 転職先は「面接した雰囲気で選ぼう」と決めていた清水さん。グリーの面接で最初からフランクな対応をしてもらったことに加え、エンジニアが開発しやすい体制づくりをしていることを聞き、感銘を受けた。
「技術に対してはとても真面目に取り組んでいて、なおかつ職場の開発風土がとても自由。そこに惹かれました。エンジニアって、基本的には自由にやりたいものなんです。技術に対するエンジニアの裁量もある。ここで働きたい、と思いましたね」

 転職後のグリーに対する印象は、面接で受けたイメージそのままだったという清水さん。ただ仕事の上では、リリースに対する考え方の違いを感じた。リリースに至るまでにテストを繰り返し、顧客による承認作業を経てようやくリリースとなるSIerとは異なり、グリーでは「まずリリース」するのが普通。
「リリースに対する怖さがない、というかんじです。もちろんテスト用の環境が用意されていてリリースした後でも検証を繰り返し、どんどん改善する。このサイクルがSIerでの仕事とはかなり違いますね」

SIer時代に培った「基礎」は今でも活用できている

 清水さんから見て、技術面におけるSIerとの違いはどこにあるのだろうか。
「業務システムでは、基本的に一件たりとも処理をミスってはいけない。ゲームの世界ではその辺がアバウトというか、データの一貫性を一部捨ててでも、性能と柔軟性を追求することも多くありますね」

 スキル面では、個人的にWebプログラミングをしていたこともあり、入社後も特に困る事はなかったという。SIer時代に得たスキルや経験が役立ったことも多かった。
「グリーでは短期でどんどんつくり、改修を加えていきます。一方SIerでは、1年をかけてじっくりフローづくりをすることもあります。プロジェクトのグランドデザインに時間をかけるというようなことは、当時だから経験できたことでしょうね。Webの世界では無駄とされているようなことも、SIerで時間をかけてきた経験があってこそ、開発スピードの早い今の仕事でも全体をうまく見渡せていると思っています。ほかにもプロジェクトマネジメントの手法やスケジュール管理、ドキュメント作成法などは当時学んだことが役に立っていますね」

 現在は人気ゲーム「海賊王国コロンブス」のプロデューサーとして活躍中の清水さん。「今は、ほかの人がつくったプロダクトを管理していますが、今後は自分で一からつくりあげたものを担当して、たくさんのユーザに使ってもらえるサービスに育てたいですね」と意欲を燃やす。
「グリーは事業規模も大きく、優秀な人もとても多い会社です。仕事をしていてもとても楽しいですよ」

清水さんからのメッセージ

Slerを含め異業種からの転職組がたくさんいます。グリーとSIerの仕事はまるで違うように思えるでしょうが、プロジェクトマネジメントや仕様設計など、SIerで身に付けた「得意なこと」は活かせます。それに加えて、技術が好きならまず大丈夫です。共にエンジニアとしてグリーを盛り上げていきましょう。

[CASE2]プライベートの開発経験が自信に。ユーザーの反響をダイレクトに受けられる場所で働きたい。
山ア 真さん

1981年生まれ、31歳。新卒で社員数2000名規模の中堅SIerに就職。レコード会社への出向が長く、社内ポータルサイトの作成からシステム全般まで幅広く開発・運用を担当。小規模チームのプレイングマネージャとして活躍。2011年9月、グリー入社、SNSチームに所属。個人でもスマホアプリやWebサービスを開発していた経験あり。

自作アプリの公開がきっかけ。「もっとユーザーの声が届く仕事を」

 前職では、顧客であるレコード会社に出向している期間が長かった山アさん。当時はシステム全般、社内向けのポータル構築、オーディションサイトの作成など、できることは何でもやったという。最終的には自社の出向者で構成される5〜6名のチームでプレイングマネージャを務めていた彼に、転機が訪れた。

「自分の趣味で、スマートフォン向けアプリやWebサービスをつくって公開したんです。それに対してユーザーから直接寄せられるフィードバックが、開発の大きなモチベーションになって。もっとユーザーの声が直接届く仕事がしたい思い、Web業界を志望するようになりました」
 以前から「いずれチャンスがあれば転職したい」と考えていた山アさんに、次なる道が見えた瞬間だった。

 では、彼はなぜグリーを選んだのだろうか。
「すでにたくさんのユーザーを持っていて、なおかつ優秀なエンジニアが多く在籍する会社で働きたいと考えたんです。話を聞いていくと、グリーにはエンジニアとして有名な方々が何人も在籍しているし、エンジニア主体で動ける会社だということがわかり、入社を決意しました」

 山アさんが入社前に抱いていた不安は、大規模開発の経験がなかったこと。
「前職では小規模なプロジェクトばかり。グリーのような大規模プロジェクトの経験がありません。それに、社内にはすごいエンジニアが多いと聞いていたので、気後れするところもありましたね」
 しかし、山アさんは入社後の実務を着実にこなすことで大規模開発未経験の穴を埋めていった。

 一方で、入社後に驚いたのは「スピード」。多くの転職者と同様、彼もまたグリーでのスピード感に最初は戸惑ったという。
「仕事の開発スピードが早いことはもちろん、情報のスピードも早いんです。コミュニケーションはチャットで行うことが多いのですが、どんどん情報や作業依頼が流れてくる。私自身、自分のことだけではなくチームに関係ある情報は拾っていこうと思っていましたから、スピードに慣れるまで大変でしたね。1カ月くらいかかりました」

趣味での開発経験が、自信につながった

 山アさんによれば、転職にあたってスキル面での不安はなく、むしろ自信を持っていたと言う。
「自分でスマートフォンアプリやWebサービスを開発した経験は自信になりました。ユーザーとのやりとりも含めて、一通り自分でこなしてきましたからね」
 また、前職の仕事で社内ポータルなどを担当する中で、フロントエンド周りについては得意としていたこともグリー入社後役立った。
「ユーザー数など規模感はかなり違いますが、フロントエンドの仕事は得意でした」

 そして、転職してわかったグリーの良さの一つに、最新のツールを積極的に活用するところがあると山アさんは言う。
「特にGitHubは、私の中でも大きなポイントです。ソーシャルコーディングにも積極的に取り組むことができるのは、当社の環境ならではでしょう」

 彼は今、ゲームと並ぶグリーの核・SNS部門を担当し、サービスの考案・企画、フロントエンドの開発を行っている。彼の望んだ、ユーザーの声がダイレクトに伝わってくる現場だ。
「PVなどの数値を通じて、ユーザーの反応がリアルタイムに伝わってきますし、Twitterなどで見られるリアルな意見もありがたいですね。こうした経験は、SIerではなかなか得られません。仕事では、GREEにもっと人が集まるような企画を考え、いずれ世界に売れるようなサービスをつくりたいと思っています」

山アさんからのメッセージ

グリーは、エンジニアがみんなフラットな関係にあるのも魅力です。プロジェクト内でお互いに問題点を指摘するのはもちろん、他チームのプロダクトも見られて、意見が言えるんです。グリーでは一人ひとりがまるで自分のことのように「GREE」というプロダクト全体を良くしようと思っているんです。

[CASE3]自分の技術をとことん磨く。優秀な仲間たちと切磋琢磨できる環境へ
冨田 直哉さん

1982年生まれ、30歳。大学卒業後大手SIerに就職。主に不動産業界、製薬業界向けのシステムやポータルサイトの開発、運用、コンサルティングに関わる。プログラマからSE、そしてPMまで一通り経験した後、2011年1月、グリーに転職。入社後は「クリノッペ」チーム、「絶対防衛レヴィアタン」チームなどを経て、現在新プロダクトの立ち上げに関わる。

自分の技術を磨ける会社として、グリーを選んだ

「就活時にSIerを選んだのは、一通りのことが経験できて、後のステップアップに繋がると思ったからです」
 と語るのは、現在新プロダクトの立ち上げに携わるエンジニア、冨田直哉さんだ。

 冨田さんが転職決意するに至ったのは、会社側と自分の「希望のズレ」が原因だった。
「ほとんど閉じた業界内での仕事でしたので、もっと幅広く仕事がしたいと思っていたんです。それに、自分はコードを書くのが好きなんですが、会社としては、リーダーとして外注管理などマネジメントの仕事をメインにしてほしいと。また、確固たる技術を持たないまま年齢を重ねてしまうことへの強い不安から、転職に踏み切りました」

 彼の想定していた転職先は、自分の技術が磨けて、しかも優秀なエンジニアがそろっている会社。
「私自身、ソーシャルゲームはやっていませんでしたが、有名なエンジニアがグリーにいることは知っていました。私の注目していたエンジニアが当時グリーに在籍されていたので、この人が選ぶような会社なら、きっと刺激も受けられるだろうと考えました」

 冨田さんが転職に当たって気がかりだったのは、開発環境の違いだった。前職ではWindows+Java+Oracleという、ほぼ固定の環境で仕事をしてきた。これが、グリーではLinux+PHP+MySQLがメイン。そのため、入社決定後は早めに環境に慣れるべく自分でも勉強し、実際はそれほど違和感なく環境を使いこなせたという。

 入社後、彼が特に気に入ったのはグリーの「ベンチャー気質」。
「自分のつくりたいものを納得のいくまでつくり込む、という雰囲気がいいなと思いました。大きく違うと感じたのが、前職では何をするにも承認が必要だったこと。グリーではチームに大きな裁量が与えられており、何をするにもチーム主導。本当にやりやすいですね」

固定の環境がない、使うツールも自由。なければ、つくる

 ここで、現在チームのTech Lead(プロジェクトの中で技術的な品質管理を行う役割)を務める冨田さんに、技術や開発手法の面から見た、SIer時代と今との違いを聞いてみた。
「グリーの技術的特徴といえば、固定の環境がない、ということに尽きます。いいものがあれば新しい技術でも積極的に取り入れますし、ないものは自分たちでつくります。Flashを置き換えるためのLWFや、JavaScriptのライブラリなど、グリー内部でつくったものも数多くあります。私自身、何かツールをつくるときは、他プロジェクトでも活用できそうなものにするよう心掛けています」

 グリーでは新しい技術や言語も積極的に取り入れる傾向にあるが、冨田さんが最近技術面で注目していることは何だろうか。
「最近では、Unityですね。実際に活用しています。スマートフォンアプリもネイティブ化への転換期を迎えていますし、今後リッチコンテンツがスマートフォンにもどんどん入ってくるようになると、3D周りなども面白くなりますね」

 働き方の面では、仕事の受け持ちエリアが広いことも、SIer時代との違いだという。
「SIerのエンジニアは、担当が個別に分かれていることが多く、仕事もポイントポイントで割り振られます。一方グリーでは、各エンジニアもプロダクト全体を知らねば仕事になりません。特に、インフラ面。システムに掛かる負荷を常に頭に入れておく必要があるからです。ユーザー数の多いサービスを抱えるグリーだからこそなのかもしれませんね」

 冨田さんの目標は、自分が創りあげたゲームタイトルがヒットし「ビッグタイトル」に成長すること。
「あれを作ったのはオレだよ、って自慢できるようにしたいですね」

冨田さんからのメッセージ

私のように、自分の技術力を高めていきたい人にとっても、グリーは最適な職場です。とにかく成長の速度が尋常じゃないんです。入社後最初の1年で、SI時代の5年分くらい成長したように思えましたね。技術に興味があって、あとはがむしゃらにできれば、意外に何とかなります。あまり気にせず、ぜひチャレンジしてください。

SI業界からグリーへ。転身成功のポイントとは

 今回の取材から、SIerからの転職であっても、技術力やプロジェクトマネジメント力などベースとなる力がきちんと付いていれば、特に問題なく仕事に入っていけるということがわかった。また、3人のうち2人が「仕事とは別にアプリやWebサービスをつくっていた」ように、個人的に興味を持って取り組んでいたことが役に立つことも伺える。

 3人の話に共通するポイントは、そしてグリーの開発における「スピード感」に驚いたということ。
「イベントをリリースした直後、2時間のアクセス状況をみて想定していた結果が出ていない場合には、すぐに改善のためのミーティングが行われるなど、とてつもなく速い仕事の進み具合にはびっくりしました」(冨田さん)

 彼らの話を総合すると、

  1. 技術への高い関心・興味を持っていること
  2. スピード感に覚悟を持って取り組むこと

 の2点がクリアできれば、SIerなど他業種からの転職でも十分にグリーで活躍できる素地があるということではないだろうか。最後は冨田さんのグリーの「スピード感」に対応した経験で締めくくろう。
「そういう業界だということで覚悟はしていましたし、当時はがむしゃらにやっていただけなので、苦労とは思いませんでした。それに、自分がものすごいスピードで『わかっていく』感じも味わえましたから」

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