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TechWave増田真樹、おれのそうび大沢香織、ガラパゴス細羽啓司
Tech女子とHTML5/CSS/JSを駆使してペアプログラミング
Webクリエイターのためのアイデア&スキルコンテスト「Web Creator's Contest “Q the 2nd”」に、IT業界で活躍する3人の講師とTech女子がペアプログラミングで挑戦!今回のお題「魅力的な画面遷移」に挑んだ作品は、どれも必見です!
(取材・文/田中里実 総研スタッフ 宮みゆき 撮影/佐藤聡)作成日:12.09.11
HTML5、CSS、JavaScriptで「魅力的な画面遷移」にチャレンジ
田中 里実さん
レポーター
田中 里実さん

「Web Creator's Contest “Q the 2nd”」とは、Webクリエイターが技術やスキルを発表する場所。お題に挑戦し作品を投稿することで、自分のアイデアやスキルを全世界に向けて発信することができます。 今回は、TechWave副編集長の増田真樹さん、新進気鋭のベンチャーであるTOKYO STORM B-Dash Inc. CEO大沢香織さん、ガラパゴスCTO細羽啓司さんの3名を講師に迎え、Tech女子とのペアプログラミングで「魅力的な画面遷移」のWebデザインに挑戦しました。最先端技術と企画力を持った講師と、自由な発想で挑むWebデザイン初心者のTech女子たち。果たしてどんな作品が生まれるのでしょうか!?

IT業界で活躍する3人の講師とTech女子がペアプログラミング

 まずは今回の参加者をご紹介します。今回のレポーターである私、田中里実の先生は、IT系のウェブマガジン「TechWave」副編集長の増田真樹さん。増田さんは、これまでかなりの数のスタートアップの立ち上げをサポートしてきたのだとか。現在はTechWaveで「書いて伝える」ことでスタートアップ企業を支援しています。最先端のテクノロジーをもつ成長ベンチャー取材から得た開発哲学もありそうです。

 続いては、まるでRPGゲームのようなプロフィールサービス「おれのそうび」で注目のTOKYO STORM B-Dash Inc. CEO大沢香織さん。私は以前、「ゆるふわファイターTech女子」キックオフイベントで一度お話を伺ったことがありますが、とてもパワフルな女性社長です。「おれのそうび」は、9月8日からサンフランシスコで開催の「TechCrunch Disrupt」に出場しています。ITトレンドの最前線で活躍されている大沢さんのWebデザインに対する姿勢とはどのようなものか、とても興味津々です!

 3人目はスマートフォンアプリ開発ベンチャー、ガラパゴスでCTOを務める細羽啓司さん。細羽さんは、スマートフォンアプリの受託開発や、自社アプリの開発に携わっています。この課題制作の準備で最近のWebデザインや技術に触れたことが、とても楽しかったのだとか。今日はその楽しい体験を共有してくれるそうです。進化が早いWebデザイン領域で「最近のWebデザイン」とはどんなものなのか。最前線で技術を追究する開発者からの視点について、ぜひお伺いしてみたいです。

 次は、生徒となるTech女子3人。まずは私、田中里実です。今回のイベントは、先ほども紹介した、ゆるふわファイターコミュニティ(正式名称:Techマクマヤコン)の一員として、メンバーを引き連れて参加します。仕事としてWebデザインをやったことはありませんが、現在もFacebookページを使った商品企画や、企業と消費者のコミュニケーションをサポートする仕事をしています。その中でCSSやHTML、JavaScriptに触れる機会があります。PHPであれば少し勉強したことがあるので、ごく簡単なコーディングはできるのですが、CSSやJavaScriptは勉強中の分野。ちょっとした改善や制作が必要になったとき、ある程度自分でできるようになれたらいいなと思っています。今回は第一線で活躍されている先生と一緒にプログラミングができるということで、とても楽しみです!

 二人目のTech女子メンバーは、現在大学3年生の澤田千栄里さん。プログラミングは、授業で少しやってみたことがあるくらい。進路はまだ決めていないけど、Webデザインやコーディングの知識が「ある」と「ない」では全然違ってくると考えていて、学びたいという気持ちが強いそうです。いまや、どんな業界でもWebの知識やスキルが武器になる時代。IT業界でのキャリアを目指すわけでなくとも、第一線で活躍するクリエイターの方に学べることは多そうですね。

 三人目は、松元ひとみさん。ITに特化した人材系企業のマーケティングの部署で働いています。最近は大学時代から「つくりたい」と思っていたWebサービスを立ち上げたいという思いが強くなり、スクールに通い始めたそうです。スクールではCakePHPを学んでいて、ゆくゆくはスマートフォンのアプリもつくれるように頑張っています。Webプログラミングは、自分の「やりたい」ことや「つくりたい」ものを実現するのにとても強力なツール。松元さんのように、「自分のつくりたいものを自分でつくる」スタイルは、これからますます浸透していきそうです。

増田 真樹さん
「TechWave」副編集長
増田 真樹さん
大沢 香織さん
TOKYO STORM B-Dash Inc. CEO
大沢 香織さん
細羽 啓司さん
株式会社ガラパゴス CTO
細羽 啓司さん
澤田 千栄里さん
澤田 千栄里さん
松元 ひとみさん
松元 ひとみさん
Webクリエイターのキャリアはどうやって身に付ける?

 まずは、Tech女子チームから講師3人の方に、これまで歩んできたキャリアやWebクリエイティブに対する考え方について聞いてみました。

Q1:「画面遷移」はWebサービスをつくるときにどんな位置付け?

田中

今回のテーマが「魅力的な画面遷移」だということが、私にとって新鮮でした。「画面遷移」については、サクサク動くスピードが重要とか、そういうことは思い付くのですが、Webデザインの中ではどういう位置付けなのか、どのような重要性を持っているのか、ということを聞いてみたいです。「画面遷移」って、「Webサービスをつくろう!」というときに、必ず話題に上るものなんですか?

増田

つくる人によって全然違いますが、たぶんスマートフォン、つまりタッチインターフェースになってからは、重要度が増していると思います。ただ、すごくかっこいいデザインって、表示速度とかユーザビリティの点では、利用者にとってアンハッピーになることが多々あります。だから、そのバランスを考えるのはとても重要です。

かっこいいデザインに時間とお金をかけるより、利用者目線でより快適に操作できるように、サクッとつくり上げるほうがいい。最近ヒットしているアプリは、画面遷移図とかなしに、モックをつくって、触りながら企画を進めていくんです。だから、ボタンの配置とかよりも、画面がどう動くかの遷移のほうが大事。そういう意味では、画面遷移はいま一番ホットなテーマですね。

大沢

iPhoneが登場してから、デザイナーは画面遷移を気にするようになりましたよね。「ローディング時間が遅い」と感じさせない遷移手法が、世に注目され出した瞬間だと思っています。実際、iPhoneの処理速度や通信速度はそんなに速くないけれど、いかにユーザーにストレスを感じさせないユーザーインタフェース(UI)を考慮しているのかどうかが重要。「LINE」はそういったユーザビリティがかなり研究されていると思います。Flash全盛期のWebサイトは、派手でハイクオリティな動画的な表現が主流だったけど、いまはいかにユーザーを待たせないかを考えたUIが、トレンドになっている気がします。Webデザインといえば、ボタンの配置などページのデザインに関心がいきがちですが、最近スマートフォンインターフェースも増え、より注目されているのが「画面遷移」なんですね。

Q2:ゴールから実現イメージを決める? or 思い付いたことから試す?

松元

私は自分がやってみたいサービスがあるのですが、自分のスキルが限られているため、できるところからつくっていこうと思っています。ゴールでこれだけのことを実現したいことを決めて、「それじゃここからつくり始めよう」という形をとる手法と、思い付いたところやできるところからつくってリリースし、あとで機能を追加していく手法はどちらがいいのでしょうか? また、どちらの手法を採るほうが多いのでしょうか?

細羽

受託か自社サービスかで、アプローチが違いますね。受託の場合は、ちゃんと全体像を描いて、スケジュールを組んでやることが多いです。自社サービスの場合は、最小限から始める方がよいと思っています。特に、この機能がないと、サービスとして成り立たない、というポイントを見つけること。その最小限のところからつくっていって、仮説検証を繰り返しながらよくしていく、サービスを成長させていくべきだと考えています。初めに全体を網羅しすぎると、何か改善を施そうとするときに、修正のコストが大きくなります。だから、ガチガチに決めるよりも、フレキシブルな設計を心掛けています。シンプルにつくる事こそが、結果的に拡張性を担保することにつながると思っています。

大沢

まずシンプルな形でリリースして、ユーザーの反応を見ます。反響がなければ、「そもそもそのコンセプトが合っていない」ということ。海外でヒットしているサービスは極めてシンプルです。改善は行わなければなりませんが、それはユーザーフィードバックがあってからでいいと思っています。がっちり決めてしまってリリースが遅れるより、早く出してしまって、フィードバックをもらえた方がいいです。「おれのそうび」も現在はティザーサイトなので、アカウントをとってもらうだけですが、それでも十分ユーザーが集まっているし、いいフィードバックをもらえています。

Q3:「デザイン」と「アート」の違いは何?

澤田

Webクリエイターの方たちは、どこから発想を得ているのですか? また、「デザイン」と「アート」の違いがあったら教えて下さい。

増田

開発の仕方にも通じますが、チームでつくる時は、いかにつくりたいものを共有してそれぞれが分担するかというところにかかっています。モックがあるとわかりやすいし、大きな遷移図を書くとみんながどこをつくればいいかがわかりやすくなります。ただ、イノベーティブなものをつくろうと思ったときには、一人の人に任せた方が、圧倒的にいいものができているような気がします。

設計図はつくりながら書き、触りながら、想像力の中でレタッチを繰り返していくようなかんじです。その過程の中で、その人の面白い発想がサービスに組み込まれていくのだと思います。それっていわゆるアートなのか、デザインなのか境界線がわからない。でも、アートというより、「やるぞー!」と気合いを入れて力を凝縮して3日くらいでつくったものの方が、新しくて輝いているような気がします。

細羽

デザインとアートというと、かなり根源的な話で難しいですね。自分は典型的なエンジニアタイプで、「いかにソフトウェアとしてよくつくるか」という点を重視しているような気がしますが、その「よく」で重視する点がデザインかアートかで異なるのかなと。どう情報を提示して、どうユーザーにメリットをもたらすか、といういわゆる「情報設計」の部分がデザイン的な活動になる気がします。

 Webデザインが、いわゆる「デザイン」なのか「アート」なのか、というのは、面白い視点ですね。細羽さんがおっしゃるように、「情報設計」という意味では、「デザイン」に近そうですが、発想や企画は「アート」の力が発揮される部分なのかもしれません。

Q4:Webクリエイティブスキルのニーズと、今後の可能性は?

田中

いままでどんなキャリアを歩まれてきたのかということと、Webクリエイティブのスキルがあると、これから先どんな仕事ができるようになるのか、という部分についての考えを聞かせて下さい。

大沢

私は厳密にはWebデザイナーではありませんが、個人で受けた初めての仕事は、小さなパン屋さんのホームページをつくることでした。Web制作のスキルがあれば、最小単位で仕事が受けられるようになると思います。例えば女性は妊娠中でも自宅で仕事ができたり、最小単位で仕事を引き受けられるという点では、メリットが大きいと思います。

ただ一方で、Webクリエイター人口も増えてきているので、ライバルは多いと思います。そこは、自分の独自性を磨いていくことが大事。単にWebデザインだけでなく、そこからプラスオンで何ができるかということを考える必要があります。例えば、弊社のデザイナーは、スマートフォンアプリのデザインスキルがアピールポイントですが、少し前は、Flashが組めてActionScriptが書けることがトレンドでした。そういったプラスオンのトレンドをうまく読んで、自分のスキルとして身に付けていくことが重要だと思います。

増田

私が小学生の頃はディスプレイなどもなくて、基盤の状態のものにプログラミングを施していました。学生時代の夢は、「テレビCMにURLが出るような世の中にすること」。そのための啓蒙活動をするために、「つくる」から「伝える」立場に移りました。ただ、この業界は現場にいないとわからないことも多い。だから、スタートアップ企業の立ち上げに参加して、企画もコーディングもやって、ローンチしたら抜けるというようなことを何度も経験してきました。いまは、やりたいことがやれる段階に来ていると思います。自分の考えてることや経験したことを総動員して、面白いものをつくることが、自分のアイデンティティにもなるし、キャリアにもつながっていくと思っています。

私は栃木県に住んでいますが、栃木にいながらロシアの仕事をしたり、アメリカの仕事をしたりなど、時間や場所にしばられない仕事ができる時代になっています。それは、大変な面もあるけど、自由です。どんなスタイルでもとれるという状況。最近はデザインとシステムの境界線があまりなくなってきて、自分のつくりたいものを全部自分で実現できるという、参入障壁がとても低い状態にあります。だから、自分のプログラミングやマーケティング、デザインなどの知識を駆使して、自分のセンスで、自分のつくりたいものをつくることができる。それが少しでもいい方向に向かっていくという経験が積めれば、いくらでもチャンスがある時代になっていると思います。

細羽

自分が初めてWeb制作に関わったのは、大学生の頃。当時mixiがサービスを開始したばかりの頃で、私は別の会社でSNSのシステムをつくっていました。その後、SI系のエンジニアの経験を積んで、最近Web業界に戻ってきました。学生の頃といまを比較して、圧倒的に変わったと感じるのは、チームでなくとも自分一人でつくりたいサービスをある程度までつくれる環境が整ってきたこと。当時は、自前でサーバーを持つことや、つくったものを一人でマーケットに出すことは難しかったのですが、いまはパソコン一台あれば、自分でつくったアプリをマーケットに出せますし、サーバーやクラウドを活用して低コストで始められます。

その中でどんなスキルが求められていくのかを考えると、ある程度自分一人でサクッとプロトタイプをつくれるようなスキルセットが重要だと思います。以前のように、デザイナー、プログラマーと明確に役割分担して、自分の領域以外はやらない、というのではダメ。幅広く知識やスキルを身に付け、一人である程度全部できるようにならないと、スピードで生き残れなくなるでしょう。幅広くいろいろできて、さらにコアになるスキルが一つある、というようなスキルセットが今後は重要になると思います。単なるスペシャリストでは、厳しいと感じています。ユーザーインターフェイスについても、多少なりとも興味をもって実装することが大切です。

 確かに最近は、開発環境も初心者にとっつきやすいような環境が整ってきています。「自分のやりたいことを自分で実現する」。Webクリエイティブのスキルを身に付けることで、そんな素敵なことができるようになるかも!

 みなさん、「Webデザイン」や「コーディング」というスキルをもちながら、それぞれ、ライティングであったり、企画であったり、自分のやりたいさまざまなことを仕事にしてきていらっしゃるのですね。逆に言うと、そういったスキルがあるからこそ、現状にしばられず、いろんなキャリアを歩むことができるのかもしれません。

いよいよペアプログラミング、各チームの課題作品コンセプトは?

 今回のペアは、増田さん×私、田中里実、大沢さん×澤田さん、細羽さん×松元さん。それぞれのチームに分かれてプログラミングに入る前に、講師のみなさんに今回の課題作品のコンセプトについて伺いました。

増田

HTML5やCSS3が進化しているので、JavaScriptでハイエンドなデザインというテッキーなことをやりがちなんですが、CSS3でまだあまり使われていないような技術を使ってやってみようと思っています。

大沢

かわいさ重視で、レトロな演出。澤田さんが生まれてないころのデザインでつくってみようと思っています。

細羽

CSS3対応のモダンブラウザを使います。それをベースに遊べるようなものになる予定です。

 ここから、ペアに分かれてプログラミングが始まりました。講師から生徒への簡単なレクチャーから、実際のペアプログラミングの作業まで、約一時間のタイトなスケジュールです。果たして、どんな素敵な作品が生まれるのでしょうか!

 今回、プログラミングを行うにあたって利用したのが、「jsdo.it」というブラウザ上で開発可能なシステム。JavaScriptとHTML、CSSをブラウザ上で切り替えられる画面でコーディングしていきます。コーディングタブの横には、「Play」ボタンがあり、自分の書いたコードが実際どのように動いているかを確認しながらコーディングを進めていくことができます。

 今回使用する言語なら、そこまで特別な開発環境は必要としないのですが、意外とひと苦労するのが、開発環境を整えること。「jsdo.it」のようなシステムを使うことで、コード以外の知識が全くなくても、プログラミングを行うことができます。Webデザイン初心者の方にもやさしい環境なので、気軽に使用することができます。

増田×田中チーム
CSS3のrotateを使って動きを指定
CSS3のrotateを使って動きを指定
アゲハ蝶が飛び回るCSSをレクチャー
アゲハ蝶が飛び回るCSSをレクチャー
大沢×澤田チーム
CSSでゲームのようにキャラクター操作
CSSでゲームのようにキャラクター操作
画像9枚を使ってアニメーションを作成
画像9枚を使ってアニメーションを作成
細羽×松元チーム
サイコロが回るような動きをCSSで実現
サイコロが回るような動きをCSSで実現
回転する動きはrotateを使って表現
回転する動きはrotateを使って表現
約一時間の作業を経て──ついに作品発表!

 私たちTech女子もレクチャーを受けながら、プログラミングを行ったのですが、あっという間に時間が経ってしまいました。いよいよ各チームの発表です。

 まずは、増田さんと私のペアから。基本方針は、CSSを使ってアニメーションをつくるということ。構文のレクチャーを受けながら、CSSを触ってみました。今回、実は私からお伝えしていたデザインイメージのリクエストは、「アゲハ蝶がにぎやかに飛んでいるかんじ」。それをなんと、画像などを一切使わず、文字通りHTMLとCSSだけで実現することができました。タブを切り替えると、アゲハ蝶をイメージした「▶|◀」のカラフルな文字が、ページ上を飛び回ります。

 これは、CSS3のrotateというコマンドを使った動き。CSSでは、HTMLの色や配置などを指定する事ができますが、CSS3のrotateコマンドでは、この文字を「動かす」という指定もできるのです。CSSで、文字を動かすことができることも初めて知りましたが、しかも、「蝶が飛び回る」ような自由な動きが可能だということにも驚きです!

 コーディングのスタイルは、元のコードを活かしつつ、CSS3で実現できる「動き」の中で、イメージに近いものを選んで、コピーペーストして、カスタマイズするというもの。インターネット上にいろいろな人がUPしているデモを見ているだけでも面白かったですが、コードが公開されていて、それをみんながカスタマイズしながら使うことができることに感動! 初心者でも「自分のつくりたいものを自分でつくる」ための学習になるし、とても素晴らしい環境だなと改めて感じました。

増田さん×田中さんの作品
増田×田中チームの作品はこちら↓
http://jsdo.it/maskin./l5n7

大沢さん×澤田さんの作品
大沢×澤田チームの作品はこちら↓
http://jsdo.it/oosawatechnica/1YDs/

 次に、大沢さんと澤田さんのペア。大沢さんいわく、澤田さんはHTMLも初心者だったので、「CSSはこういうものだと教え込む」ために、CSSを写経するようなスタイルでレクチャーされたそう。でき上がった画面遷移は、「おれのそうび」の世界観さながらに、ゲームの中から飛び出してきたようなキャラクターがナビゲートしてくれるようなデザイン。画面の切り替えは昔のゲームのようで、画面を切り替えるたびに、すべて英語とひらがなの文字が一文字ずつ浮き出ます。

 上下左右のカーソルキーでキャラクターを動かすことができ、ゲームのインタラクティブな要素も取り込まれています。世界観を一つひとつのディテールに落とし込んでいるこだわりが、全体のワクワク感や美しさにつながっていくということを改めて感じました。澤田さんは、画面上でキャラクターの動きを出す裏側の仕組みに、「画像9枚を、一つのキャラクターとして動かすのを知ってびっくりした」と、新鮮な反応を見せていました。

 澤田さんに感想を聞いてみたところ、「HTMLやCSSなど、授業では少ししか触れてないことを一つひとつ丁寧に教えていただけて、大変勉強になりました。最初にソースを見たときは、暗号かと思うくらい、ズラリと文字が続いていて、絶対にわからないと思いました。1個づつコードの意味を教えてもらったら、意味のわかる暗号に見えてきてうれしかったです。一回では覚えられませんでしたが、構造がわかっただけでも進歩したと思います! 貴重な機会をありがとうございました」と、とても楽しそうに答えてました。

 最後は、細羽さんと松元さんのペアです。細羽さんチームも、「CSS3の機能を使って画面遷移にデザインを入れていく」という基本方針。全体的にサイコロのようなキューブ型のデザインで、ページを切り替えるとページが回転して次のページのコンテンツが面として出るような仕組みを実現していました。

 サイコロが回るようなデザインで、一見とても難しそう。ところが、実は面ごとにCSSでデザインを変えて表示しているだけのシンプルなコードなのだそう。こちらも、回転する動きのrotateを使い、回転角度を指定しているそうです。松元さんは、もともと3つのコンテンツしかなかったところに、4〜6ページ目のコンテンツを入れる部分のところで、作業をされたそうです。

「難しそうに見えるけど、要素を組み合わせれば簡単につくれるということを体験して欲しかった。キューブなので、本当は、横を押したら横に回転して、上を押したら上に回転するような、直感的なクリックで回転させられるようなデザインにまで落とし込みたかった」と、細羽さん。そんなことまで、CSSでできるようになるなんて驚きです!

 松元さんは、「あっというまに時間が過ぎたが、印象に残ったのはCSSが、『昔はできなかったことがいまはできるようになった』という細羽さんの言葉を何度も聞いたこと。Webデザインは進化しているんだなと思いました」と、デザインそのものだけでなく、Webデザイン業界のスピードの速さを実感したようでした。

細羽さん×松元さんの作品
細羽×松元チームの作品はこちら↓
http://jsdo.it/hosopy/lhoA

「新しいCSSの機能でどんなことができるのかということや、今後の可能性について、少しでも知ることができてよかったです。コードを思い出しながら書いている姿を横で見ていて、自分も自動変換に頼らず書いて覚えようと思いました。小さいことだけど、たくさんの発見がありました」と、松元さん。「つくりたいものを実現する」ために、Webデザインスキルを身に付けることができたら、鬼に金棒です!

最後に「本日の感想」を

 時代の先端で活躍されている講師お三方のコーディングを間近で拝見し、また、プログラミングに対する考え方を聞くことができ、私にとってもとても刺激的な体験でした。最近、新しい言語を学べていませんでしたが、インターネットで検索したり、自分で勉強していけば、「つくりたいものをつくる」ことができるかも。今回のイベントに参加した経験を、ぜひ次に活かしたいなと思いました。みなさん、ありがとうございました!

「Web Creator's Contest “Q the 2nd”」は、皆さんの挑戦もお待ちしています!

画面が切り替わる際の演出を魅力的につくってください。画面遷移であればスライドを切り替えるような演出であったり、スマートフォンのトランジションでもよいので、あなたの得意分野でチャレンジしてください。
詳細はこちら → http://jsdo.it/event/q/2nd/vol2

スケジュール
作品投稿期間 審査期間 結果発表
8/23(木)〜9/19(水) 9/20(木)〜9/28(金) 10/2(火)
賞品
GOLD SILVER BRONZE
プレイステーション3 + torne + nasne Wii + 『ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン』 WebMoney 5,000円分
プレイステーション3 +
torne + nasne
Wii +
『ドラゴンクエストX 目覚めし
五つの種族 オンライン』
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