理論を目の当たりにするとちょっと感動！／理系の人々

理論を目の当たりにすると
ちょっと感動！／理系の人々

法則とか理論とか、机上で知っていたことが現実に起こると、頭でわかってはいても心が動く時があります。――毎度おなじみ「理系の人々」第60回目は、割れ窓理論と、ただいま話題沸騰中？のステルスマーケティングについてご紹介します。

（総研スタッフ／タニー只野　イラスト／よしたに）作成日：12.03.27

理系の人々(287)　理系と割れ窓理論

　よしたにです。

　割れ窓理論をご存知ですか？
　割れた窓が1個あるだけで、他の窓が割れても「まあいいか」と思っちゃう、それが続いていくことでそのうち街全体が破壊されていき、誰も関心を持っていない街が出来上がり、最後には犯罪が起こりやすい街になってしまう・・・・！という理論です。

　環境犯罪学の理論ですが、意外と身近なところで発見できて「おお……！」と思いました。
　僕が部屋を片付ける気が起きないのも、きっと割れ窓理論です。

理系の人々(288)　理系とステルスマーケティング

　ステルスマーケティング。
　いろいろと話題になってますが、わかりにくい広告なんて世の中にいっくらでも溢れてるんです。
　そう例えば、昔のパソコン雑誌！厚さが1センチを超えるのに、体感で半分くらい広告でした。しかも普通の記事が白黒ページが多め、広告はカラーばっかり！しかもよくよく読まないと記事じゃないとわからない広告も！

　……なつかしいなぁ……パソコン雑誌がいっぱいあって、いい時代だったなぁ……。
　そこ！ただのおっさんの昔話とか言わない！

　ではまた次回！

2001年、理工学部情報科学科を卒業。IT企業に入社しシステムエンジニアとして勤務する傍ら、漫画で綴った自身の生活を個人サイトで公開。2007年3月には、過去の作品をまとめたコミックエッセイ『ぼく、オタリーマン。』を出版し、シリーズの売上げは140万部を超える。また、Ｔｅｃｈ総研が運営するYahoo!オフィシャルブログ「エンジニア★流星群」で連載していた『理系の人々』は、2008年10月に書籍化。第二弾も発売中！