きゃ: |
営業からエンジニアに転身するときの会社の反応はいかがでしたか?
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大塚: |
「ビジネス側もエンジニア側も、両方の視点を持った人間になって、近い将来、DeNAに新しい事業やサービスを立ち上げられるビジネスパーソンになります!」とプレゼンしたら、最終的には了解してくれました。
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きゃ: |
懐が深いですね〜! そもそもエンジニア志向ではなかった大塚さんが、なぜDeNAに入社しようと思われたんですか?
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大塚: |
学生時代は事業家を目指していて、メディアを通じて知っていた南場社長の話が聞けるチャンスだったので、DeNAの会社説明会に行ったんですよ。そこで出会った社員の人たちに強い印象を受けました。当時のDeNAは上場もしていなかったし、今ほど業績もよくなかったのですが、非常に優秀な人たちが、苦しい状況を一所懸命に楽しんでいる。「この人たちと働きたい」とビビっとくるモノがありました。実際に入ってみて、想像通りだったと実感しています。
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きゃ: |
エンジニアに転身されたあと、すぐにモバゲータウンの開発を担当されたんですか?
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大塚: |
いえ、最初は師匠となる先輩についてプログラミングを基礎から勉強し、少しずつ業務に携わっていきまして。ようやく一人前になった1年後には「モバコレ」というオンラインファッション通販サイトのシステム責任者を任されていました。
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きゃ: |
プログラマ1年生で、サイトのシステム責任者ですか!
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大塚: |
当社ではよくあることなんです。今もっている力の120%や150%を出しきらないと乗り越えられない環境を与えられ、強制的に成長させられます。基本的に「出る杭はさらに引っ張り上げる」社風だと思います。
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きゃ: |
すばらしい社風ですね☆ とんとん拍子ですが、失敗なさったことはありますか?
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大塚: |
実は「モバコレ」の後、新規事業の立ち上げに企画からチャレンジさせてもらったことがあるのですが、このサイトがリリースしても全く反応がなくて……。根本から見直して戦略を立て直したり、サイトを改修したり、イベントで盛り上げようともしたけれど、全くユーザーの勢いがつかず、2カ月でクローズすることになりました。本当にショックで、鮮明に覚えています。
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きゃ: |
まわりのみなさんの反応は?
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大塚: |
いろいろな人から「なぜ失敗したんだ?」と根掘り葉掘り聞かれたり、アドバイスを受けたりしました。失敗しても放置はされませんね。最初は聞かれるたびに傷口に塩を塗り込むようにつらかったのですが(笑)、説明することで、失敗から大事なエッセンスを発見することができました。あの悪夢は二度とみるまいというエネルギーをバネに、次に任された『怪盗ロワイヤル』を頑張ることができたのだと思います。
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きゃ: |
みなさんお忙しいでしょうに、先輩方がアドバイスしたり、面倒をみたり、すごくコミュニケーションが密ですよね。
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大塚: |
一所懸命やっている人間のことはバックアップしてくれますね。『怪盗ロワイヤル』を作ってるときも、全然違うサービスに関わっている人から「ここはもっとこうしたほうがいいよ、大塚くん!」などと、よく声をかけられました。モノづくりをする人間同士、言うべきことは言おうという空気があります。
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きゃ: |
みなさんが高いプロ意識を持っているんですね。
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大塚: |
そうですね。みんな、会社から与えられるミッションを完璧にこなすことなんかに目標を置いていないんです。自分の手がけるサービスが日本一はもちろん、世界一であることを、本気で目指して頑張っています。社員全員が、自分のサービスを、事業を、会社全体を、本気で世界一にしようと思って、真剣にアクションを起こしている、その瞬間に自分も関わっていること自体が、最高の「やり甲斐」なんですよ。
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きゃ: |
すごく刺激的な環境なんですね☆ ところで、DeNAさんの求人概要を見ると、給与のところに「年俸制 400万円〜3500万円」という、こちらも刺激的な数字が書いてあるのですが……。
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大塚: |
めちゃくちゃ優秀な人が入ってくるのなら、それくらいのオファーもあり得るということですね。職種によって給与に上限を設定してもいません。生涯プログラマでも、他人の100倍の生産性でコードが書けるなら100倍の給料をもらってもいいんじゃないかということですね。
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きゃ: |
う〜ん、成長できる環境はあるし、待遇にも夢が見られるし。野望のあるエンジニアさんにとっては素晴らしい環境ですね。大塚さんは、どんな方に入社してきてほしいですか?
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大塚: |
本気で世界一になろうと思っている集団なので、本気で「やろう!」と腹をくくれる人に入ってきてほしいですね。そんな人たちと真剣勝負がしたいです!
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きゃ: |
最後までアツいお言葉をありがとうございました! これ、ハニー"きゃん"ディーです。お仕事の合間にどうぞ☆
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大塚: |
あっ、ありがとうございます。みんなでいただきます!
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