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最新! 8つのエンジニア職種から採用動向がわかる!職種別 採用天気予報 [10年4〜6月期]
日本の景気が上向きつつあるという報道が散見されるようになってきたが、雇用状況は改善されつつあるのだろうか。エンジニア転職市場について、技術系職種を大きく8つに分け、3カ月間の短期予想を載せた。各分野のベテラン転職アドバイザーたちが求人動向を予報する。
(取材・文/広重隆樹 総研スタッフ/高橋マサシ)
景気は持ち直しつつあるものの、出遅れる2010年度の中途採用計画計画
 日本経済には改善の兆しが見られる。中国を中心としたアジア経済の回復で、日本製品の輸出も回りだし、低迷していた設備投資にも下げ止まり感が出てきた。二番底に陥るのではという懸念も薄れつつある。
 とはいえ、「デフレ」「政策」「円高」という3つのリスクは依然あり、日本経済がこのまま安定回復への軌道に乗るかどうかは予断を許さない。たとえ国内経済は持ち直したとしても、雇用や賃金が増え、景気回復感が強く感じられるのは、来年あるいは再来年という厳しい見方をするエコノミストもいる。

 エンジニア中途採用もこうした景況感を反映している。3月の年度末にはポツポツと出ていた"駆け込み"需要が、4月以降の需要の先食いにならないか心配だ。リクルートエージェントのキャリアアドバイザーがこぞって口にするのは、2010年度の企業の中途採用計画の出遅れ。例年なら3月上旬には多くの企業からその概要が示されるものが、景況判断に迷いがあるのか、4月以降、場合によっては6月あたりまで先延ばしされるのではないかという懸念がある。
 大方の予測は「求人数が昨年度よりも落ちることはない」というものだが、大幅な上昇は見込めないだろう。

 企業の動きが見えない中で、求職者に対応するキャリアアドバイザーの口調も曇りがちだ。「先が見えない時期だからこそ、情報収集は丹念に、いざというときに備えて俊敏な動きを」というのは鉄則ではあるが、果たしてそれが求職者の発奮を促すかどうかは、難しい面もある。
 とはいえ、この時期でもネットビジネス、医療機器、遊戯機器、自動車サプライヤーの大手の一部など、好調な業界はある。れらの企業は、異業種からの転職にも門戸を開くところも多い。業界を超えるだけでなく、住居の移転を伴う転職、場合によっては海外勤務ということもありうるが、転職活動で橋を渡る勇気は欠かせない。
 そうした一人ひとりのチャレンジが、結果的に不透明な景況を改善する、動因になることもあるのだから。
ページ内の各技術分野へリンクします。
業界別求人人数の推移と今後の予測
 ※2009年1月の「IT通信・インターネット業界」の求人人数を0値として、職種ごとの求人数の推移をグラフ化した。
 ※リクルートエージェントのデータ(2010年2月まで)を基にTech総研編集部が作成。。
制御系SE
曇りときどき雨
セットから部品」の流れが鮮明。大手自動車サプライヤーに注目
狙われるのはこんな人 画像制御、自動車電気制御、モーター制御、遊戯機器開発など
 1〜3月期は年度内計画達成のための“駆け込み求人”が殺到するものですが、今年はその需要は弱含み。一昨年、昨年よりもこの時期の求人は減っています。これが4月以降、上昇に転じるかどうかがポイントですが、私の判断は「ゆるやかながらも増大基調」です。
 自動車業界については、完成車からの求人は少ないのですが、サプライヤーから求人が続いています。特に求人意欲が強いのは、これまで部品供給で事業を形成してきたが、セットメーカーへの提案力を高める中で、事業の幅を広げることに成功した大手サプライヤーです。
 EV(電気自動車)、PHV(プラグインハイブリット車)、あるいはそれを要素とするスマートグリッド社会への対応などが、新たなビジネスチャンスとなっています。4月以降はこうしたサプライヤーの求人が、完成車メーカーにも波及することを期待したいです。

 家電業界は業績が回復しつつあり、省エネ家電が売れ、3Dテレビ元年などとも言われます。ただ、制御系エンジニアへの求人回復につながるまでには、まだ時間がかかるでしょう。4月以降も大量求人というわけにはいかず、ピンポイントの求人にとどまるのではないでしょうか。
 コンシューマ向けに製品を提供しているセットメーカーよりも、部品を納めているメーカーのほうに求人意欲が強いのが最近の傾向です。国内顧客のみならず、海外メーカーへの供給力も高い会社ほど有利です。「セットより部品」がひとつの狙い目になると思います。

 パチンコなど遊戯機器メーカーからの求人は依然継続しています。ただし、業界関係者を求める傾向は強いです。また、医療機器メーカーではCT(コンピュータ断層撮影)、MRI(核磁気共鳴画像法)の大型機器関連企業から求人が出ています。数は決して多くはないのですが、4月以降も続くと思います。
 全般的に4〜6月期の求人は、1〜3月期より減ることないものの、急激かつ大幅な増加は見込めない状況です。地域別では首都圏のメーカーよりは、京都や大阪など関西系企業の動きに注目したいところです。
制御系SEの求人情報 リクルートエージェント
EMCマーケット
キャリアアドバイザー
畠田 仁氏
畠田 仁氏
アプリ系SE
晴れときどき曇り
ネット系企業は好調だが、SI企業は停滞。全体的に微増程度か
狙われるのはこんな人 特にイフンラ系の知識・経験、Webアプリでアジャイル開発の経験
 1〜3月期の予測で「少し晴れ間が見えてきた」と話しましたが、その状態が長続きしなかったというのが、目下の状況です。1次、2次面接は通過しても、最終面接で落ちる人が増えています。感覚値では面接まで進む応募者のうち半数は、最後の壁を突破できないという状況です。
 理由はそもそも求人数が限られるうえ、経営サイドが採用を決定する条件が高くなっているためと思われます。「技術力は申し分ないが、リーダーシップにやや欠ける」とか、「経験は十分だが、意欲の面でどうだろう」といった懸念が少しでも残ると、なかなか採用に踏み切れないようです。

 こうした状況では、応募者のほうも、自己表現力をより高める工夫が必要になります。単に職歴を事実として書き連ねるだけでなく、その経験を通して自分はいかに成長し、企業に貢献したのか、自分の技術がビジネス全体の中でどういう役割を果たしてきたのか。こういった"ストーリー"を語る必要があります。
 4月以降の予測ですが、金融系システム開発以外は、SI企業からの求人は大きな動きが見えません。今はクラウドコンピューティングが話題ですが、インフラ系はともかく、アプリ系の求人にまで広がるのはもう少し先のことかもしれません。

 一方、ネットビジネスは好調で、インフラ系からオープンソースのエンジニアまで幅広い求人があり、それは今後も続くでしょう。ただ、求める技術力は高くなっています。
 SI企業で基幹系システムの構築に当たっていた人が、ネット系に移ることはもちろん可能です。ただ、これまでのようなウォーターフォール型の開発から、スピード感を重視したアジャイルな開発へと発想を変えなければならず、それがひとつのハードルになっています。つまり、アプリケーション開発手法への柔軟な適応能力が要求されるわけです。
 求人意欲が旺盛なネット系企業のプラスと、出てきたとしてもわずかな求人数しか期待できないSI企業を差し引きすると、4〜6月期は全体としては微増になるというのが景況判断となります。
アプリ系SEの求人情報 リクルートエージェント
ITカスタマーマーケット
グループマネジャー
江川理絵氏
江川理絵氏
コンサルタント
晴れときどき曇り
晴れ間の見えてきた各社求人。IFRS対応で大きな動きがあるか
狙われるのはこんな人 国際会計基準などへの関心、ICT関連の業務知識など
 航空や郵便など公共系の事業会社や、世界的にサプライチェーンを展開する大手メーカーをクライアントに持つ大手コンサルティングファームの求人が、昨年秋以降に目立つようになりました。そしてこの傾向は今も続いています。
 さらに4月以降のキーワードとして注目したいのは、IFRS(国際財務報告基準)です。グローバル連結会計が必要な企業では対応を迫られており、欧米系会計事務所をルーツに持つコンサルティングファームをはじめ、各社が新しいビジネスとして力を入れ始めています。IFRSへの動きは「第2のJSOXブーム」とも呼ばれ、コンサルティング業界だけでなく、IT業界でも活気づいています。

 もちろん国内に経験者は少ないので、監査法人の公認会計士や米国公認会計士などの資格を持つ人、あるいは、連結対象を持つ企業で会計・経理の実務を担ってきた人を採用し、対応力を高めようという動きです。
 一方、JSOX対応も決算2期目を迎え、その後の対応が求められるようになってきました。JSOX法への対応は、企業にとって業務の見直しや効率化を進めるチャンスでもあります。業界・業種を問わず、また会計系だけでなくIT系コンサルタントも含む求人の、背景のひとつになっています。

 ITコンサルタントの話をすると、やはり重要なのは単なるITだけではない、ICT(情報通信技術)の知識、経験、視点です。業務の効率化は、今やネットワークやクラウドの活用、モバイル環境での業務改善を抜きにして語れなくなっているからです。こうしたインフラ領域についても知見を持つ、ITコンサルタントが求められています。
 その意味で、エンジニアからITコンサルタントへの転職の道は大きく開かれているのですが、転身に当たっての必須条件があります。それはサービス業への意識転換ということ。エンジニアは高品質のシステムを作り上げる「モノづくり」が仕事ですが、コンサルタントは「顧客の課題を解決する」ことが仕事。「よいものをつくれば、それでいい」というひとりよがりの意識のままでは、コンサルタントとしては不十分です。そのあたりを意識しながら、転職活動に励んでいただきたいと思います。
コンサルタントの求人情報 リクルートエージェント
総合企画部1グループ
リクルーティングアドバイザー
垣見大介氏
垣見大介氏
ネットワーク
曇りときどき雨
ネット系企業の求人は堅調。クラウド・ビジネスの成長に期待
狙われるのはこんな人 インフラからアプリまでの職種、幅広い知識を持つ提案型の人材
 年度が新しくなっても、ネットワーク系エンジニアへの求人に大きな変化はないと予測しています。前の期に比べると、横ばいから微減という感じでしょう。
 ただ、オークション、通販、広告などインターネット上でビジネスを行う大手ネット系企業では、採用が引き続き堅調です。キャリア採用のための転職セミナーを行うところも増えてきます。ここでは、特に職種を限るというよりも、インフラからアプリケーションまでの全職種的に人を求める意向が強いです。
 ただ、技術・経験ともに求める基準は高く、自社が抱える課題──例えば、新しいサービスを打ち出したい──を、集中的に解決してくれる人を求めています。そのため、ネット系企業での経験は優先されるものの、SI企業などで法人向けのネットワーク構築にかかわってきた人も、十分採用の可能性があります。

 今のIT業界では「クラウドコンピューティング」という言葉が全盛で、求人の背景説明でもよく聞くようになりました。募集側の中心は、クラウド・ビジネスを今後強めたいデータセンターやホスティングサービスの企業。ここでは特定製品のスペシャリストというよりは、広い製品知識を持ち、どれを組み合わせれば新しいサービスを提案できるかといった視点を持つ人が求められます。
 従来のデータセンター専業企業だけでなく、ユーザー系SI企業やネットワーク商社が、新たにデータセンター業務に乗り出すケースが増えており、それに関する求人も期待できます。そこでまず求められるのは、LinuxやWindowsなど、ライトなサーバーOSの技術です。

 通信関連では、大手キャリアからの求人は依然停滞しています。しかし、そこから移動体通信、法人向けネットワーク構築などの仕事を請け負う中堅インテグレーターからの求人が、2桁単位で出てくるなどの例はあります。
 また、アジアの通信キャリアが日本法人の強化などを理由に、少数ながら人材を求めています。ただ、通信機器ベンダーからの求人はまだ復活の兆しはありません。このような全体的な傾向は今後も続くと思います。
ネットワークの求人情報 リクルートエージェント
ITマーケット
キャリアアドバイザー
森 琢郎氏
森 琢郎氏
電気・電子系
曇りときどき雨
相次ぐシーケンサー、PLC技術者への求人。異業種転職も可能性大
狙われるのはこんな人 シーケンサー、PLC、医療機器でのサービスエンジニアなど
 結論から言いますと、エレクトロニクス系求人はいまだ「曇りときどき雨」の状況から脱していません。1〜3月期は、年度内予算消化という理由と企業の生産がやや回復してきていることから、求人がポツポツと戻ってきました。ただ、制御ソフトに比べると、よりハードに近いエレクトロニクス関連職種の動きは鈍い印象があります。
 その中でも、プラントや一般製造業の生産設備内での配電盤制御に従事する、電気設備エンジニアへの需要は今後も続くと思います。シーケンサー、PLC(プログラマブルロジックコントローラ)の経験や電験資格を持つ人への注目は、高止まりを続けています。生産ラインの一層の効率化と高品質化へのニーズが背景にあります。

 このジャンルでは、基盤となる技術があれば業界を超えての転職が可能。食品メーカーで菓子製造ラインを担当していたPLCのエンジニアが、電気機器メーカーに転職した事例もあります。PLC経験が1〜2年あれば、たとえ業界が異なっても面接に進む可能性は高いです。派遣社員だった人がPLC経験を高く評価されて、メーカーの正社員として採用された例もあります。
 シーケンス制御技術では、どこのメーカーのシーケンス装置を使ってきたとしても、装置の差異はそこまで大きくないので、採用企業はどこの装置かは気にしません。求人票に使っている別の種類のシーケンス装置名が書かれていたとしても、積極的にチャレンジいただければと思います。

 それ以外では、東海地区の大手自動車サプライヤーからの求人が目を引きます。ただ、ここでネックになるのは関東圏に住んでいるエンジニア。とりわけご家庭をお持ちの場合は、転居を伴う転職に二の足を踏む人が少なくありません。もちろん、ご家族のご事情があるとは思いますが、もし家族のご理解をいただければ、新しい世界が広がると思うのですが。
 医療機器での電気・電子系の求人も引き続きあります。PET(ポジトロン断層法)やMRIなどの機器がよく売れており、設計・開発系よりはサービスエンジニアのが求人が多いです。異業界でも大型機器を扱ってきた人なら大丈夫でしょう。半導体製造装置関連からの転職も可能なので、ぜひチャレンジしてほしいと思います。
電気・電子系の求人情報 リクルートエージェント
EMCマーケット
キャリアアドバイザー
関野光剛氏
関野光剛氏
機械・メカトロ系
曇りときどき雨
求人数は微増傾向にあるが、面接でのアピール力は必須
狙われるのはこんな人 FAEやサービスエンジニアの経験、英語力、リーダーシップ
 例年3月上旬(取材時点)ともなれば、来年度の中途採用計画が企業から出始める時期ですが、景気の先行きが読めないこともあってか今年はそれが少し遅れています。従って4月以降の状況を細かくは予想できないのですが、それでも1〜3月期の状況から先行きをうかがうことはできます。
 1〜3月期の求人総数は、前の期(09年10〜12月期)に比べて微増傾向でした。09年度の採用予定数を、年度内に採り切ろうという"駆け込み需要"もあります。最終面接をクリアして内定にいたる決定者数も増えています。この傾向を考えると、4〜6月期でも求人の微増は期待できると思います。
 増えてきたのは、外資系自動車サプライヤーや外資系半導体製造装置メーカーなどを中心とした求人です。職種はFAE(フィールド・アプリケーション・エンジニア)やサービスエンジニアなどで、日本のマーケットを深耕したいという狙いがあるようです。

 大都市圏に比べて、地方のメーカーのほうに採用意欲が強いのも最近の特徴です。設計職などで転職先の選択肢が広がらない求職者は、大都市にこだわらず、範囲を全国的に広げることが必要になるでしょう。
 また、内定者数は増えつつあるとはいえ、最終面接段階で不採用になる人ももちろんいます。その理由を考えると次のようなことが言えます。企業が今求めているのは、在籍する社員と同じようなレベルではなく、より秀でた特殊な技術力やリーダーシップ。そこがアピールできないと、「こういう方はうちにもたくさんいるからなあ」と、最終段階の可否判断が難しくなります。
 英語力も採否の判断材料になります。また、離職したまま転職活動を続ける人については、その期間が長いと不利になる傾向があります。

 転職で気になることに収入面がありますが、好況期とは違って、今は転職で年収が確実にアップするとは言えません。ただ、現在中途採用を行っている企業は、来期、再来期にはある程度黒字化のめどが立っているはずです。転職決定時の給与はたとえ低くても、これからの上昇が期待できます。生涯年収ベースで、今の会社がいいのか、転職したほうがいいのかを判断してほしいと思います。
機械・メカトロ系の求人情報 リクルートエージェント
EMC・メディカルカスタマーマーケット
キャリアアドバイザー
桃井直子氏
桃井直子氏
半導体系
雨
市況回復の動きは求人に反映されず。韓国企業の動きを見逃すな
狙われるのはこんな人

パワー半導体の経験者、外資系企業や海外に志向のあるエンジニア

 半導体市況の回復がニュースで伝えられていますが、残念ながら求人には反映されていないのが現状です。
ただ、大手製造装置メーカーからの求人がこの春から始まっているので、それがデバイスメーカーに波及することを期待しています。
 実際、この数年の淘汰を経て生き残ったデバイスメーカーの現場は、繁忙状態が続いているようで、内側からの採用圧力は高まっていると聞いています。しかし、引き締めモードの経営陣の判断が、それを止めているのではないかと思われます。

 モーター駆動、バッテリー充電、マイコンやLSI制御などに使われるパワー半導体。これは省エネという観点からも、重電、自動車、家電業界などで改めて注目されている技術です。半導体開発において、唯一求人の動きがある領域と言えます。ただ、いずれの企業も経験者に限ることが多く、それ以外からの異業種転職は難しいのが現状です。
 数少ない事例で、アナログICの開発経験を持つエンジニアが、パワエレ系の仕事へ転職されましたが、これはその人のポテンシャルを重視したうえでの採用でした。企業の中には半導体の種類を超えてでも採用できるかどうかを判断するために、入社前にインターンを実施するところもあります。

 ひとつ注目すべきは、韓国系半導体メーカーの動き。半導体業界にいる人ならご存知ですが、DRAMやNAND型フラッシュメモリでは、韓国企業が世界を席巻しています。求職者は快進撃を続ける韓国企業の求人の動きに、アンテナを張ることが重要になってきました。日本企業からの求人が減っている状況では、思い切って韓国など力をつけてきた外資系企業へというのも選択肢のひとつ。日本企業での経験とはまた違う刺激を得られるはずです。
 こうした海外企業や、日系企業の海外法人や関連会社での勤務を想定したグローバルな転職プランが、現在では求められています。いずれにしても英語は必須ですので、勉強は欠かさないようにしてください。
半導体系の求人情報 リクルートエージェント
EMCマーケット
キャリアアドバイザー
関野光剛氏
関野光剛氏
化学・材料系
技術営業やマーケティングなど、川下重視の求人傾向が続く
狙われるのはこんな人 リチウムイオン電池、FPD関連、接着剤、技術営業などの経験
 化学・材料系では、年が明けてからの全体傾向として求人数が微増しています。ただ、大手化学・材料メーカーの開発や基礎研究の求人は依然として途絶えています。それをカバーするのが、技術営業やテクニカル・マーケティングなど営業系に近い求人。求められる職種が川上から川下へとシフトしていく傾向は、ますます強まっています。また、大手より中小企業、首都圏より地方の企業に求人意欲が旺盛というのは、機械・メカトロ系エンジニアと似ています。
 こうした流れは当分続くでしょう。今後景気が回復したとしても、研究開発系の求人が倍増するなどはまずあり得ません。転職を考えるのであれば、そのことを前提にする必要があります。

 技術別では、リチウムイオンなど二次電池の求人は相変わらずありますが、経験者を求める傾向がより強くなってきました。「学生時代に電池の勉強をしていた」というだけでは弱く、ある程度の実務経験が求められています。これは、次世代電池が研究開発の段階から、実用化・量産化のフェーズに移行しつつあることを物語っているのかもしれません。
 FPD関連や液晶テレビ関連の部材、材料メーカーでは、昨年秋にいったんは止まっていた、大手企業の新型液晶工場関連の求人が再開する気配に伴い、求人を再開する動きがあります。採用の中心となるのはプロセスエンジニアですが、必ずしも大量採用とはなるとは限りません。また、接着剤、塗料などの求人も、数は少ないながらも引き続きあります。

 上記のような業界や職種以外で、あまりよい材料がないというのが正直なところです。こうした停滞期に転職を成功させるためには、前回も申し上げたように発想の転換が欠かせません。
 研究職、開発畑という枠にこだわらずに、マーケットを幅広く見る、自分の可能性を広げる、志向を変えるといった、自分なりのチャレンジが必要です。英語力を生かして外資系企業や海外勤務を狙うというのもひとつの選択肢でしょう。
化学・材料系の求人情報 リクルートエージェント
EMCマーケット
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桃井直子氏
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