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実録 求人魂! 知られざるエンジニア採用の舞台裏 Vol.11 毎月昇給も!面白く仕事をして、ミッション成功へ 実録 求人魂!
“ミッションコンプリート”の名の下に集結した、少数精鋭のエンジニアたちが作り上げた職場。そこにはやりたいことを実現させるために面白、おかしく、楽しい仕事ができる数々の秘密が……。
(総研スタッフ/山田モーキン)作成日:09.07.10
今回の求人魂 株式会社ジーン アジャイルな経営で、価値あるサービスを生み出す
株式会社ジーン 2005年に設立された株式会社ジーンは、Javaアプリケーション開発やシステムの土台を構築するフレームワーク、共通コンポーネントの開発を事業の中核に位置付け、飛躍的な成長を遂げているベンチャー企業だ。
特に大規模基幹システムの標準化やカスタマイズ設計など本来、IBMなどのプライムと呼ばれる一流企業が担うべきシステム構築の最重要フェーズを一手に担いつつ、時にはプロジェクトのコンサルティングも手掛けている。そして高品質のシステムを短期間で次々と開発し、数々の成果を挙げてきた。その成功の要因として、高い技術力とリーダーシップをもった少数精鋭の優秀なエンジニアメンバーが、アジャイル=機敏な経営の下でスピーディかつ効率的に開発を進める独自のワークスタイルによるところが大きい。
その「独自のワークスタイル」こそ今回、注目すべき唯一無二の存在であるともいえる同社ならではの特徴、そして強みがあるのだ。
求人背景:プロフェッショナルになるキャリアパスを基に、積極採用中!
「当社ではプログラマからSE、プロジェクトリーダーやPMといったいわゆる「下流から上流」への展開だけではないキャリアパスを用意しています」と語るのは同社に3人いる代表取締役のうちの一人で、「総司令官」のポジションでもある嶋田氏。
例えばもっと自分が理想とするフレームワークを作りたいと思えば「スーパープログラマ」や「スペシャリスト」として技術スキルを磨き続けていくことも可能だ。
逆に会社の経営も含めたジェネラリストを目指したければ、「プロジェクトリーダー」や「企画・経営」にステップアップもできる。
こうしたキャリア制度をもちつつ、これまでの同社の採用展開に関して嶋田氏は「設立当初の2、3年は正直、なかなか思うような採用活動ができず苦労しました。ただ事業としての実績を着実に積み重ねながら、今まで伝わりにくかった弊社がもつ良さをアピールすることができたためか、入社希望のエンジニアが大きく増加。昨年秋は一気に8人もの優秀なエンジニアを採用できました。この流れで現在も引き続き、積極的に採用活動を展開しています」と語る。

では、現在も積極的な採用活動を展開している同社ならではの特徴や強みについて、探ってみたい。
嶋田 信一郎氏
株式会社ジーン
代表取締役 総司令官
嶋田 信一郎氏
ジーンの求人魂! その1 “ミッションコンプリート”の至上命題の元にある、アジャイルな環境
先ほども紹介したとおり同社では、主に大規模な基幹システムの開発を行っている。当然、大規模な開発ほど人数も期間、コストも負担が大きくなってしまう。そこでジーンが採用しているのがアジャイル開発だ。
「当社が重要視しているのは、開発フェーズにおける生産性を上げること。それによって高品質のシステムを短期間で開発し、プロジェクトの成功につながるわけです。そこで当社では、プロトタイピングを先に行うことでまず、必要とされるシステムや機能を先に作り、それらをアプリケーション基盤として用意することでより効率よく開発を進めていけるように工夫しています」
嶋田氏が語るとおり、開発スピードや率先してクライアントに提案していく行動力が強みとなっているジーン。そのアジャイルなスタイルは、普段の職場を見ても実践されている。
「当社では“ミッションコンプリート”、つまり決められた期日までに完成された品質で仕上げることが絶対条件であり、どんな理由であれそれを必ず実現させるという重い責任をメンバーそれぞれが背負っています。しかしそれさえ守れば、あとは基本的に自由。例えばブレーンストーミングもカフェやソファでやってもいいし、時には“開発合宿”と称して開発の佳境段階にもかかわらず軽井沢の高級旅館に泊まり込み、ネット環境下でプロジェクト業務をこなしつつ、研修を行うこともありますね(笑)。でもそれが結果的に、メンバー全員が楽しくかつ効率的にミッションを遂行できているのだと思います」
ジーンの職場環境もその開発スタイルと同じように“アジャイル”
ジーンの求人魂! その2 毎月昇給のチャンスに社内通貨の大量流通!
“ミッションコンプリート”という高いハードルを乗り越えたメンバーを評価する仕組みもまた、ジーン独自のシステムがある。その一つが毎月行われる人事面談による、評価制度。
「以前から当社では3カ月に一度の割合で実施していたのを、今年の4月から毎月に頻度を高めました。それは本来、リアルタイムで成果を評価し、それに見合う待遇を提供していくことが、エンジニアにとっての究極の評価スタイルだと思ったから。例えばあるメンバーから昨日頼まれた緊急の業務を、翌日までにきっちりこなしてくれた、なんていう日々の細かいケースも「デイリーボーナス」という形により、できるだけ早いタイミングで評価することでメンバーのモチベーションを高めることができるのです」と、嶋田氏はそのメリットを語る。

「社内通貨制度」も同社ならではのユニークな制度だ。
「これもリアルタイムにメンバーの評価を形にして還元したいという思いから作りました。例えば掃除をしたら○○ゼニー、月間MVPになったら1万ゼニーなど。逆に寝坊して遅刻したらマイナス○○ゼニー、といったこともあります」
このようにほかにも細かなケースごとに金額が設定されていて日々、社内でかなり活用されているようだ。そして毎月末、現金に換金することでその月の臨時ボーナスとしての役割を担っている。
社内通貨は毎月、現金に換算されることで「臨時ボーナス」的な役割を担っている
今後の展望:ライブハウスにラーメン店?異業種にも積極進出!
ジーンは今後、今回紹介したIT・システム開発事業だけでなく、幅広い分野で新規事業を積極展開していくそうだ。
「今後はライブハウスやラーメン店を展開していく予定です。今もラーメン店巡りをしながら着々と準備を進めています(笑)」
しかしなぜ、本業とは全く異なる業種にチャレンジしていくのか。
「基本的にうちのメンバーがやりたいことであれば、ITやシステム開発といった領域に縛られずに積極的にチャレンジしていくのが当社の事業スタンスであり、夢の実現に向かって楽しく仕事をしていく当社のポリシーであるからです。もちろん、これらも本業の“ミッションコンプリート”が大前提のうえで実現できることなのですが」

本業のほうでは引き続き、メンバーそれぞれがやりたい目標に向かって与えられたミッションを忠実にこなしつつ、現在30人規模の社員数を近いうちに50人規模にまで拡大していく予定だという。
最後に、嶋田氏をはじめジーンが求めるエンジニア像は、「ベースとなる基礎技術をもったうえで、さらにリーダーシップがあり、メンバーとともにやりたいことを実現させる意欲のある人」だそうだ。
嶋田 信一郎氏
「リーダーシップがあって、自分のやりたいことがはっきりしているエンジニアに来てほしい」と語る嶋田氏
今回の求人魂! 面白さと自由とやりたい夢をとことん追求したい、貪欲なエンジニアを受け入れる環境が現実にある
やりたいことを実現するために、面白く、楽しく仕事をする。
おそらく多くのエンジニアにとってこの言葉はまさに、究極の理想の職場であると言えるのではないだろうか。もちろん、嶋田氏の言葉にもあったとおり、あくまで“ミッションコンプリート”することが絶対条件ではあるが、裏を返せば、それだけで自由な環境と、夢を楽しく追い求める仕事、そして成果に対する最大限の評価を得られる権利を手にすることができるのだ。
日本にはまだこうした職場があり、そこでそれぞれの目標に向かって邁進するエンジニアたちが現実に存在している。
もし今回のレポート内容を疑うのであればぜひ、ご自身の目で確かめてほしい。
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