|
|
||||||
設立後、まず初めに千葉社長が取り組んだのは、エンジニアの採用だ。 「私ひとりで会社を立ち上げましたが当然、私だけでは会社は成り立ちません。ですから設立1年目は、会社の運転資金の9割も、採用活動につぎ込みました。特に当社のような無名のベンチャー企業は、社員の質が重視されます。まずはひとり、優秀なエンジニアが社内に入ってこなければ、その次の優秀なエンジニアも入ってこない。だからこそ、多くの時間とコストをかけてエンジニア採用に力を入れてきました」 このような千葉社長の地道な取り組みもあり、設立から半年で10人、1年後に20人、そして現在は43人と着実に、エンジニアを採用してきた。 そんな千葉社長が、エンジニア採用において重要視するスキルやキャリアとは、どんなものだろうか? 「技術力も大事ですが、それ以上に重視するのはコミュニケーション力。コンサルティングにとって、必要不可欠な能力ですね。それに加え、5年後、10年後のキャリアパスがある程度、描けていること。例えば20代は基本設計を担当してきたが、30代では要件定義をしっかり書け、マネジメントできるようになりたい、といった明確な意思があれば、どうやってサポートできるかこちらも対応できますから」と語る。 そしてそのキャリアパスこそ、同社が力を入れている重要なキーワードになるのだ。 |
|
|
|||||||||
|
|||||||||
今後、300人体制で売上300億円を目標にしている千葉社長は、「これくらいの規模が、私を含めた現経営陣が直接、コントロールできる限界だと思っています。また今後はITコンサル・業務コンサルの2つを核に、金融系パッケージ販売などB to Cにもサービスを展開していきたいですね」と語る。 「金融系の業務は他分野に比べ賃金レベルが高い傾向があるため、業績を上げることでエンジニアの年収アップにつなげていくこと。そしてエンジニアとして生涯、胸を張って活躍できるよう、付加価値を高めていける企業にしていくつもりです」と、千葉社長自身も今、将来に向けて熱い意思をもって挑もうとしている。 エンジニアの今、そして将来のことを真剣に考える社長と一緒に仕事をすることで得られる価値は、キャリアアップに貪欲なエンジニアにとってきっと貴重なものになるはずだ。 |
|
|
このレポートの連載バックナンバー
実録 求人魂!エンジニア採用の舞台裏
転職する側も必死なら、採用する側も負けてません。優秀なエンジニアの採用に知恵を絞る採用企業のアツイ姿をリポート。採用活動の舞台裏を公開します!
このレポートを読んだあなたにオススメします
著作権保有、成果報酬型の独自ビジネスを展開するシンプレクス
ITと金融のプロを目指す若手コンサル成長の軌跡とは
金融フロンティア領域におけるソリューション提供で高い実績を誇るシンプレクス・コンサルティング。金融取引のトレンドを見据え、生み出…
ユーザーの隣で開発を行う金融ITコンサルティング集団
大手金融機関がシンプレクスのシステムを採用する理由
起業から約8年で東証一部上場。金融機関が収益を生み出すフロントと言われる領域でシステムシェアトップクラスを走るシンプレクス・コン…
最新金融工学・業務知識、最先端IT技術を誇るエキスパート集団
金融フロンティア領域TOPシェアのSimplexが採用強化
金融機関のフロンティア領域におけるITコンサルティングやシステム開発で大きなシェアを誇るシンプレクス・コンサルティング。即戦力の…
僕たち私たちの転職忍者の術★31
バレないようにコッソリ転職活動したいでござる の巻
在籍中に転職活動をする場合、今の会社にバレないようこっそり慎重に進めたいもの。ときには家族や友人にも内緒で活動したいケ…
あなたのメッセージがTech総研に載るかも