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日本全国津々浦々☆地方エンジニア300人がこっそり教える 沖縄時間に雪国手当、長良川で…エンジニアご当地自慢
昨今の「ご当地ブーム」が世間を席巻している中、Tech総研でも今回、地方在住エンジニアに緊急調査を実施。「ここでしかできない&経験できない」エンジニアならではのご当地自慢の数々を一気に紹介しよう!
(総研スタッフ/山田モーキン イラスト/駒見龍也)作成日:08.12.24
その1 北海道から沖縄まで全国各地の「エンジニア的ご当地自慢」を徹底紹介
Tech総研は全国のエンジニアに向けて情報を発信しているが実際のところ、さまざまな制約から実際の記事で紹介されるエンジニアの多くは、東京など大都市に勤務している方々が多い。しかしその一方で大都市にはない、地方だからこそ貴重な体験ができることも多いはず。
そこで今回、地方在住のエンジニア300人(IT・ソフト系150人&モノづくり系150人)に緊急アンケートを実施。北は北海道の豪雪地帯にある村から、南は南国ムードあふれる沖縄の島まで、その場所でエンジニアとして働き、生活するうえでのメリットを自慢してもらった。
それでは早速、5つのケースに分類しつつ、そのご当地自慢の数々を紹介しよう。
ケース1 世界でこの仕事に携われるのは、この街だけ!エンジニア冥利に尽きるご当地自慢
チェック!
「周りにはなんにもない、でもここにしかない最先端の工場・設備・技術がある」そんな環境と仕事のギャップが、もしかしたらエンジニアにとって技術に夢中に取り組める最高の環境なのかもしれない。
ケース2 抜群のロケーション!だからこの街が好き
チェック!
南国の海に、新緑豊かな山々、そして情緒豊かな城下町etc.。日本にはさまざまな自然環境があることを、こうした声から改めて認識することができる。読むだけで思わず、その地に足を運んでみたくなるのは、私だけではないはず!?
ケース3 ご当地ならではの“のんびりムード”で、身も心も癒やされる
チェック!
都会で働くエンジニアからは、どれも「ありえない!」という悲痛の叫び!?が聞こえてきそうなのんびりムード漂うものばかり。一つひとつは小さなことかもしれないけれど、こんな雰囲気の中で仕事をしたらどうなるのか?いろいろ想像してしまいそうだ。
ケース4 地元密着!お客さんや地域の人との距離が近いことがベスト
チェック!
いつも身近に、そして目の届く場所にお客様や協力会社のメンバーがいること。そして単に仕事だけでない、その地域の住人としてさまざまな交流ができる環境があることに、エンジニアとして充実したライフスタイルを送れる要素がぎっしり詰まっているのかもしれない。
ケース5 通勤地獄って何?会社に行くのが楽しくなる通勤スタイル
チェック!
毎日の満員電車、長時間通勤に苦しめられている都会のエンジニアにとって、ここで挙げられた通勤スタイルは、まさに別世界。いつの日か、都会でもこんなスタイルで通勤できる日が来るのか?
その2 地方にもさまざまなデメリットが……それでも地方で働きたい!
今まで紹介してきたように、エンジニアとして地方で働き生活するメリットは数多く挙げられた。そこでさらに地方ならではの特徴を探るため、東京や大阪などの大都市と今回、取り上げた地方都市や町村の両方で勤務経験のあるエンジニア120人に質問してみたところ、およそ8割近いエンジニアが「地方と都市で、仕事上の違いはある」と回答している。
その違いについて分析してみると、
メリット
地方のほうがのんびりしているので、緊急性が少ない(40歳・サービスエンジニア)
大都市圏の仕事は規模が大きく、客先の顔が見えず、やりがいを見いだせなかった。地方なら1対1で会話しながら開発できる(41歳・システム開発汎用機系)
都会と地方では苦情の内容が全然違う(都会は細かいことでも怒ってくる)(39歳・システム開発Webオープン系)
デメリット
地方は仕事の情報量が少ない(会って話さないと教えてもらえないことが多い)(30歳・機械設計)
(東京で開催される)メーカーの発表会や講習会には日帰りできないので、参加が難しい(29歳・回路設計)
地方ではスキルレベルの差が大きい(34歳・社内情報システム)
作業単価が違う。大都市並みの単価では請け負えない(44歳・コンサルタント)
東京の場合、仕事の規模が大きい関係で専業(ネットワーク・データベース専門など)として問題ないが、地方はなんでもやる必要がある(40歳・ネットワーク設計)
など、地方・都会それぞれにメリット・デメリットはある。
もちろん例外もあると思うが基本的に今回の調査からは、都会と比べ
地方=のんびり コスト安 情報スピード遅&収集難 一人当たりの業務領域が広めといったように、どちらかというと地方で働くデメリットが目立つ回答が多く寄せられた。
グラフ 地方と都市、仕事上の違いはある?
グラフ 今後、地方で働きたい?
しかしその一方、「あなたは今後、エンジニアとして地方で働きたいか?」という質問を投げかけてみたところ、およそ7割のエンジニアが「働きたい」と回答した。

地方こそIT化を進める余地があり、そのことで地方発展につなげたい(40歳・コンサルタント)
主婦で子供もいるので、最先端技術を常に取得する時間が取れないが、ほどほどの技術でも十分にやっていける(39歳・システム開発Webオープン系)
ファームウェア開発において作業場所が都市部である必要性は感じない。テレビ会議といったインフラも低価格で整備でき、顧客との意思疎通も十分にやっていけると思うから(36歳・ファームウェア開発)
機構設計をしているがCADがあれば地方でも設計・構想が可能であり、仕様打ち合わせのときだけ出張で都市に行けばいい(34歳・機械設計)
お客様とのつながりが深い地域で仕事をしてしまうと、都市のドライな関係がつらく感じてしまう(31歳・サービスエンジニア)

地方だからこそ得られる貴重な価値がもし、地方で働く数々のデメリットを上回ることができたとき、地方エンジニアは今後、ますます増えていくのかもしれない。
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山田モーキン(総研スタッフ)からのメッセージ 山田モーキン(総研スタッフ)からのメッセージ
私も一昔前まで、地元(静岡県の某町)に勤務していたときは海や山がすぐ近く、富士山も間近にみえる絶好のロケーション。社員もお客さんものんびり穏やかな人ばかりで、記事にあるとおり地元で採れた野菜や魚を差し入れしてもらい、居心地がよかったのを覚えています。まさか今、東京・丸の内の高層ビルにいるなんてそのときは想像もしていませんでしたが……。

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