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PS2の独壇場だった日本の据え置き型ゲーム市場は、ちょうど一年前に発売されたリモコン型コントローラが特徴の次世代機、任天堂「Wii」が圧倒的な人気を集めている。しかし年末商戦に向けて巻き返しを図るため、やはり昨年11月に発売されたソニー・コンピュータエンタテインメントの「PS3」と2005年に発売されたマイクロソフト「Xbox360」が、今年の11月に相次いで廉価版の発売を行い、まさに今が新タイトルのリリースラッシュとなっている。 そこで今回は、普段仕事が忙しくて据え置き型ゲームから遠ざかっているエンジニアに向けて、次世代据え置き型ゲーム機別に、エンジニア862人のアンケートで得られたオススメのゲームソフトをご紹介する。自分へのクリスマスプレゼントに、年末年始のお楽しみに、エンジニアの声を参考にしてみてはいかがだろう。 |
たいていの人が操作したことがあるであろうTVなどのリモコンの形状を、そのままゲームのコントローラにしてしまった任天堂「Wii」。振ったりひねったりすることで、そのまま直感的にプレイすることができるため、ゲームにおける遊び方そのものも、対象ユーザも幅が広がった。また、ハードに対しては「持っているWiiのソフトは少ないが、コントローラーの使い方が面白く、ユーザーインターフェースを考えるうえで、いろいろと参考になる(36歳 男性 システム開発(Web・オープン系)」といったエンジニアならではの視点で評価する声も見られた。 |
まさにスポーツをプレイするのと同じように、Wiiリモコンを振ってゲームを行う「Wii Sports」がダントツの一位に。種目はテニス、野球、ボウリング、ゴルフ、ボクシングがそろっており、ゲームをしながら運動ができるところや、家族や友人と複数で楽しむことができるところが人気の要因。勢いあまってテレビが悲惨なことにならないように、遊ぶときは必ずリモコンジャケットを装着し、ストッパーを締めておこう。 | |||
Wii Sports |
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任天堂の人気シリーズ「ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス」が第二位にランクイン。なぞ解きをしながらゲームを進めていくアクションアドベンチャーで、もともとニンテンドーゲームキューブでの発売予定だったが、Wiiでも発売されることになった。Wii版ではハードの特徴を生かし、リモコンやヌンチャクを使って感覚的に攻撃ができるようになっている。 | |||
ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス |
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第三位は、人が集まったときに大活躍の「マリオパーティ8」。すごろくのように、サイコロブロックを使ってマップを進んで行き、メンバー全員の移動が終わったところでミニゲームがスタート。ミニゲームに勝ってスターを集めていき、一番多くスターを集められたプレイヤーが優勝となる。ミニゲームは70種類以上にもおよび、1〜4人で遊ぶことができるので、年末年始など、みんなで遊びたいときに便利なゲームだ。 | |||
マリオパーティ8 |
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第四位は「はじめてのWii」。こちらは単独での発売ではなく、Wiiリモコンとの同梱製品となっている。内容はシンプルで、Wiiリモコンの操作に慣れるために、さまざまな操作方法をミニゲームを通して覚えられるようになっている。難しいことを考えずにゲームを楽しむことができるので、操作入門ソフトであるにもかかわらず、「単純だけど意外とハマる」というエンジニアの声が集まった。 | |||
はじめてのWii |
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第五位タイに挙げられたのは「エキサイトトラック」。Wiiリモコンを両手で持ち、傾けることでハンドル操作となるという、これまでにない斬新な操作手法を採用している。この操作方法が、従来のボタン操作よりも、より“ハンドルさばきをしている”という感覚に陥らせ、また、オフロードをジャンプしたり森をくぐり抜けたりと豪快なスタント演出も備わり、プレイヤーをドライビングにアツく、のめり込ませる要素満載となっている。 | |||
エキサイト トラック |
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ジョッキーとして競走馬に騎乗し、勝ち星を増やして一流ジョッキーとして成長させるコーエーの人気シリーズのWii版。Wiiならではの特徴を生かし、Wiiリモコンをムチ、ヌンチャクを手綱とした操作方法で馬を追っていくため、今までのシリーズとは違った感覚で、ジョッキーとしてレースを進めることができる。 | |||
ジーワン ジョッキー Wii |
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前世代では圧倒的なシェアを誇り、数々の名タイトルをもつPS2が、先月22日にスタイリッシュな新デザインとACアダプタ内蔵でお目見えした。PS3が登場しても、PS2のタイトルはそのシェアゆえまだまだリリースが続いており、アンケート結果でもオススメソフトはPS2が多かった。また、PS3も60GBと20GBモデルに関しては(100%ではないが)PS2と互換性を保っている。ということで、まずはPS2のソフトからご紹介していこう。 |
2001年にFFシリーズでは初のPS2のソフトとして発売された「FFX」が、堂々の第一位にランクイン。FFの世界観を重視した前作IXから、よりドラマティックなストーリー性を重視、さらにキャラクターボイスも搭載することで、演出効果を引き立たせた。そのほかの特徴として、FFシリーズではおなじみである、戦闘中も時間が流れる“アクティブタイムバトル(ATB)”を廃止、これまでのFFシリーズにないアジア系の世界観も特徴だ。 | |||
ファイナルファンタジーX |
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2004年に発売されたドラゴンクエストのヒットタイトルが第二位に。これまでは広大な世界を俯瞰で見て、従来の2等身に近いキャラクターを操作していたが、キャラクターはアニメ風でフィールドは総て3Dになったため、美しいグラフィックとともにより豊かでリアリティのある世界が広がるようになった。スキルシステムやテンションなどの新しい要素が盛り込まれても、複雑にならない遊びやすさはまさにドラクエワールドの真骨頂だろう。 | |||
ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君 |
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PS2のみならず、PS3・Xbox360・ニンテンドーDSなど、数々のハードに合わせて発売されている大人気サッカーゲーム「ウイニングイレブン」が、第三位にランクイン。自分で最強のクラブチームを作る「マスターリーグ」は、サッカー好きにはたまらない“やり込み要素”満点のシステムだ。先月には最新作「ワールドサッカーウイニングイレブン2008」が発売されたので、選手やクラブチームも旬の状態でプレイできる。 | |||
ワールドサッカーウイニングイレブン10 |
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個性あふれる中国の武将を操り、襲いかかる数々の敵を一掃する痛快3Dアクションゲームの「真・三國無双4」が第四位。無双モードでは登場する各武将にさまざまなストーリーが演出されるため、プレイヤーが登場人物に感情移入しやすく、また自分のお気に入りのキャラで敵を蹴散らしていく爽快感を得ることができる。とにかく操作自体がそれほど難しくなく、アクションゲームが苦手な人でもストレスなく進めるうえに、ストーリー性や武器・アイテムの充実もあり、誰もが楽しめる「気持ちいい」ゲームである。 | |||
真・三國無双4 |
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第五位は、リアルなグラフィックと80メーカー700台を超えるマシンでクルマ好きの心をとらえて離さない、「グランツーリスモ4」。テクニックを要してレースを勝ち進み、愛車をチューニングしていくという、難易度はけしてやさしくない“職人系”のゲームだが、そのリアリティがファンにはたまらないつくりとなっている。また、ドリフトなどのテクニカルな部分を追求するユーザだけでなく、「難しい操作は苦手だが、自分の好きな車を走らせたい」というライトユーザにも楽しめる“フォトモード”も搭載。行ったことのない場所で走る愛車の姿を写真に収めることができる。 | |||
グランツーリスモ4 |
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高性能プロセッサ「Cell」を搭載し、世間の注目とともに2006年11月に発売された「PS3」。従来の60GBと20GBのモデルに加え、2007年11月には40GBの廉価版が登場した。今回登場した40GBモデルは、これまで有していたPS・PS2との互換性を削ぎ落とした点に大きな違いがある。PS・PS2のソフトを持っておらず、新たにPS3ワールドを楽しみたい人には、スペックと値段のバランスが取れたモデルではないだろうか。PS3は注目ソフトという形式でオススメコメントをご紹介する。 |
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「Xbox360」は、問題視されていた不具合を無償修理すると発表し、秋には廉価版を発売するとともに、坂口博信氏が手掛けた大作RPG「ブルードラゴン」ほか「DEAD OR ALIVE」「Gears of War」など、人気9タイトルを低価格の“プラチナコレクション”にて再リリース。年末商戦に向けてさらにタイトルをそろえ、巻き返しを図っている。最近では「アイドルマスター」でも話題を集め、これからも目が離せないハードであることは間違いない。ここでも注目ソフトという形式でオススメコメントをご紹介する。 |
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デッドライジング |
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ロスト プラネット エクストリーム コンディション |
美麗なグラフィックと豪華なサウンドを楽しみながら、オンラインまで広がるゲームの世界を満喫できる「PS3」や「Xbox」。家族や友達などみんなで感覚的に遊べるソフトが多い「Wii」。その世界観はまったく違うものであり、今後もその個性を生かして、ゲームソフトは多方面へ変化を遂げていくに違いない。「ゲームなんてもう飽きたよ」と思っていても、実は出合っていないだけで、触れたらまた新たな発見や感動があるかもしれない。ゲームの中に広がる別世界、せっかくだから体験してみよう。 |
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