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化学系のエンジニアは、ほかの技術領域に比べて大学における専攻が重要視される傾向にある。大手メーカーでは、大学院修了の採用を重要視していることも多い。それゆえ、いまだに学校推薦や教授推薦の新卒入社が多いと聞く。必然的に学閥ができやすく、安定した研究・開発環境が築ける半面、人材流動の活性化による新しい技術の導入や実力を発揮しやすい環境づくりという面ではデメリットも少なくない。 H.Aさんも学校推薦で、中堅合成樹脂メーカーに新卒入社した。彼の出身大学は社内の本流で、学閥に組み込まれたそうだ。それなのにH.Aさんは4年目に転職という選択を選んだ。理由は本編を見ていただきたいが、化学エンジニアのキャリアアップの例として、同分野のエンジニアが参考にできる場面は多いだろう。 |
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このレポートの連載バックナンバー
エンジニア☆マル秘転職活動記season.2
転職を果たしたエンジニアに密着し、転職前と転職後でどう変わったのかを項目ごとに徹底比較。転職してよかった・悪かった点を通じて使える転職ノウハウを探ります。
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