エンジニアの恋愛実態はどうなっているのか!?　これまでの読者アンケートやインタビューでも、「女性が職場にいないし、忙しくて出会う機会がないんですよ」という声を多く聞く。そこで編集部では、エンジニアの恋愛実態を探るべく、20代〜30代の女性1047人を対象に、エンジニアとの恋愛経験について事前にアンケートを実施した。その結果なんと……！4割の女性が、「エンジニアと恋愛経験がある」と回答。それだけ、エンジニアは女性から恋愛対象になりやすいようだ。

　そして1047人の回答者のうち｢エンジニアと恋愛経験がある｣と答えた女性200人をピックアップし、出会いからラブラブ期のエピソードまで、かなり突っ込んだ質問を投げかけてみた。女性から見たエンジニアの恋愛実態とは果たしてどんなものだろうか。

　エンジニアと女性が出会うきっかけは、｢職場」もしくは「友人の紹介｣という王道パターンがダントツであった。職場でのきっかけは、『顔を合わせる機会が多くなり、自然と付き合った』という定番のケースから、『いろいろ技術的な質問をしているうちに、仲良くなった』というエンジニア特有のケースまでさまざま。中には、『遅番で一緒になり、いい雰囲気になって……』というケースもあるから、残業が多いエンジニアは見逃せない。
　 また、「友人からの紹介」は、『仲良くなって遊びに行くようになり、自然と付き合うようになった』という定番のケースが大半を占めていた。やはり両者のことをよく知っている友人を介して出会うケースは、お互いの安心感もあり、成功につながることが多いようだ。
　 そのほかの「合コン」「ネットコミュニティ」という、なかなか付き合うには至らないと思われがちなケースも侮れない。

　 いずれのパターンであっても、人と人とのつながりがいちばん大切のようだ。『同僚との会話を楽しむ』『友人との連絡はこまめに取る』『積極的に人と出会う』、一見当たり前のことであっても、日々仕事に追われているエンジニアは、ついつい怠ってしまいがちだ。その点を改めて意識することが、恋人との楽しいサマーバケーションへの第一歩と言っても過言ではない。

出会いのきっかけは多種多様。意外なきっかけで恋愛に発展するケースもあるようだ。回答者から寄せられたコメントを参考に、普段の生活の中にチャンスを見いだそう。

また、女性にとって知識の豊富な男性は魅力的に見えるもの。専門性の高い知識を持つエンジニアならではの恋愛発展ケースも見逃せない。

　エンジニアの好きなところ、堂々の第一位は「優しさ」。どんな女性であっても、男性から優しくされたら、キュンとなってしまうもの。おそらく、まじめで誠実なタイプが多く、大げさに女性にアピールすることを得意としないエンジニアだからこそ、さりげない優しさが、より一層女性のハートを釘付けにするものと思われる。やはり恋人として一緒に過ごしていくためには、「優しさ」が必要不可欠。特に重点的に、女性にアピールしていきたい。
　 3番目に挙げられたのは、「マメさ」。優しさにピンとこなかった人も、マメさに関しては自信がある人が多いのではないだろうか。エンジニアにとって、マメさと正確さはイコールであり、仕事の上で絶対的なもの。その長所を、生かさない手はないだろう。マメに連絡を取ってくれたり、計画を立てたりしてくれる人を嫌いな女性はいない。それゆえ「マメに動くことを苦と思わない」エンジニアは、それだけで世の一般男性よりも優位だといえよう。
　「マメさ」とほぼ同率の「まじめさ」というのも、大事なポイント。結婚につながる可能性のある結婚適齢期の女性にとっては、真面目か否かは死活問題。その点をクリアしているということは大きなプラスである。

ついつい日常生活でも表れてしまうエンジニア的行動。だがその行動も真摯であるならば、女性からは好印象のようだ。自信をもって、得意分野で女性にアピールしてみよう。

　別れの理由のトップは、「転勤・転職による遠距離」というもの。仕事の関係で仕方がないとはいえ、『遠くの恋人より近くの他人』という心理が働くのか、恋愛において遠距離はどうしてもネックになってしまうようだ。もしかすると女性のほうが現実的で、『会えないなら別れても一緒』という考えに結びついてしまうのかもしれない。
　 そして別れの理由第2位は、「多忙で会う時間が少ない」という点。これはエンジニアにとって、かなり大きな問題だ。仕事と恋人とのジレンマに苦しめられた経験は、一度や二度ではないだろう。しかし遠距離と同様、恋人と会えないということは女性にとってマイナスポイント。いつでも好きなときに恋人と会いたいという女性よりも、男性の仕事を理解している女性のほうが多いとはいえ、限界点を超えてしまえば同じ。知らないうちに、別れる決心をされていることは、Ｔｅｃｈ総研のレポートでも以前に紹介した。

　ここには掲載されていないが、「別れる原因はどちらにあると思いますか？」という質問に対し、約7割の女性が「自分」と回答している。『会えないのを我慢できなかったのは自分』と思い悩み、別れを切り出したのであれば、なんともいじらしい。エンジニアとしては早急に手を打ち、何とか恋人との時間を作ることに尽力してもらいたい。

　できれば、いつまでも仲良く、恋人と過ごしていきたいと思うのが人の常。どんなにケンカが続いても、どんなに相手を嫌いになっても、物悲しいのが別れの時である。でも残念なことに、別れを切り出すのは「女性から」が多い様子。
　また、約4分の1を占めるのが「どちらでもない（自然消滅など）」というケース。「遠距離恋愛」や「会う時間が少ない」が別れた理由の上位であることから、『会えないままいつの間に……』という結果になってしまったのかもしれない。
　どうやら男性から別れ話をすることは、あまりないようだ。仕事的に受け身が多い職業だからか、それとも女性に強く言えない性格なのか……いずれにせよ、振られてしまったエンジニアの悲しみは深い。

女性の気持ちは移ろいやすく、初めのころは魅力的に見えたことも、時間とともに変わってくることも。女性が自分をどう思っているのか、定期的なメンテナンスが重要だ。

　そして最後に、男性が一番気になっているであろう「今、彼氏がいますか？」という質問を女性に投げかけてみた。その結果、彼氏がいない女性はなんと6割！想像以上の多さであった。日本の全人口は1億2000万人で、そのうち女性は半数で……などと計算していたらきりがないが、恋人を求めている女性は、想像以上に多いということは間違いない。男性も出会いを求めているかも知れないが、それは女性も同じ。花火大会や海水浴など、イベントが盛りだくさんの夏に向け、焦っているのはお互い様なのだ。それがわかれば、あとは行動あるのみ。夏までに、恋人を射止めるのも射止めないのもエンジニア次第である。あと数ヵ月、このアンケート結果と次回のテクニック編を踏まえ、ぜひ積極的に動いてみてほしい。きっと、明るい未来が開けるはずだ。2006年の夏は、アツい恋を目指そう！