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興味のある時 興味のない時 戸惑う時 のスマート対応術 どうする?意外な企業からのプライベートオファー
リクナビNEXTスカウト」の中でも今、注目を集めているプライベートオファー。ではもし実際に受け取ったとき、どう対応すればよいのか?について、今回は深く探ってみた。
(文/嵯峨やよ 総研スタッフ/山田モーキン)作成日:05.12.14   
■リクナビNEXTスカウト「プライベートオファー」(以下PO)とは?
 POは、企業が一人ひとりのレジュメをじっくり見て、興味をもった登録者に送られる面接、もしくは面談の申し込み。POを受け取った当事者は、送られた企業の求める人物像に非常に近い。従ってPOによる転職活動は、企業側、登録者側双方にとって“ズレ”の少ない、非常にフィット感の高い効果を得られる。 ……詳しくはこちらを参照(Tech総研レポート:「エンジニアの新しい転職スタイル、スカウトの全貌」参照)

はじめに:一通のプライベートオファー(PO)に込められた、企業側の熱意
 冒頭でも触れたがPOはまず、あらかじめ登録したレジュメ(職務経歴・自己PR・キャリアプランなど)を企業側が「熟読」し、その中から「会って話がしたい」と思う登録者個人に対して直接メッセージを送る、いわば「ラブレター」のようなもの。

 熟読するスタイルとして、登録者が過去にどのような経緯でスキルアップやキャリアを積んできたのか? そして将来、どんなフィールド・ポジションで活躍していきたいのか?まで、企業側と登録者との「過去」と「未来」のベストマッチングを考え、「この方こそ!」という登録者にのみ厳選して送っている。
そうした経緯をたどって送られた一通のPOには、企業側の、登録者に対する「とにかく会って話がしたい!」という一途な思いが込められている。

 ではその熱い思いが込められたPOを受け取ったとき、どのように対応すればよいのか?
今回はPOを受け取った時点のエンジニア登録者の、PO送信先企業に対する関心度合いを、以下の4段階に分類。


1:プライベートオファー(PO)受け取り後のスマート対応術「興味関心が高い」編
のケースについては、真っ先に「すぐに会って具体的な話がしたい」という意思を伝えるべき。
 それは、企業側があなた一人だけに対してPOを送っているわけではないため。そのため早めに関心がある旨の意思表示をしないと、先を越されて他の候補者が内定してしまう、というような事態も十分に想定されるからだ。

 また、今回のような「ぜひ会いたい場合」の具体的なメール返信として、こちらを参考にしていただきたい。(リクナビNEXT:「リクナビNEXTスカウトについて」参照)

 ではそれ以外の2〜4のそれぞれのケースごとに、「POを受けてからの最初の返信メールで、こんな質問・主張をしてみては?」という具体例を紹介していきたい。
2:プライベートオファー(PO)受け取り後のスマート対応術「興味関心がある」編
 待ちに待ったPOが届いた興奮も冷めぬ中、さらにその送信元は前々から気になっていた意中の企業! という“相思相愛”なケースを想定。
 POの文面を見ても任される仕事やポジションなど、かなり自分の志向性にマッチした内容であれば、基本的には先述した、「1 興味関心が高い」と同じ理由で、すぐに会いたい旨の返信メールをするべき。またその時、受け取った時の気持ちを付け加えるとよりベター。
 ただし、以下の具体例のような点で引っかかるのであれば、会う前の返信メールで質問してみるのも、「スマート対応術」といえる。

ケース1:PO抜粋 「実力・成果次第で給与は大きく変動します」反応「年収の昇給率は?評価の基準は?」
 POの文面には、「実力・成果次第で給与は大きく変動します」とあったけど、実際にその成果・実績は「何をベースに?」「どんな人が評価するの?」「どれだけ頑張ったら、最高どれだけもらえるの?」といった、より具体的な評価基準をストレートに聞きたい。

スマートな対応のポイント!
基本的には最初のPOで、評価基準まで具体的に記載している企業は少ない。なぜなら限られた文字数の中では、まず、はじめに仕事の概要やポジション・募集の背景など、転職活動において最も重要な要素を伝えることが多いからである。その内容に共感したなら、本当に自分にとって望ましい環境になりそうか、気になる質問を遠慮せずに投げかけてみるのもひとつの方法。
ケース2:PO抜粋 「確約できませんが、現年収○○○万円以上を用意させていただくつもりです」反応「私はズバリ○○万円以上を要求したい」
 POの文面には、「確約できませんが、現年収○○○万円以上を用意させていただくつもりです」とあったけど、本音はズバリ「○○○万円」は譲れない。だから最初の返信でぜひ、伝えたい。

スマートな対応のポイント!
一般的な企業側の判断として、要求した金額が現年収よりも明らかに高すぎると判断した場合には、かえって悪影響。それに具体的な回答はやはり、実際の面談や面接での段階が圧倒的に多いのが事実。最初の返信メールで希望を伝える場合にも、せめて現年収+100万円以内を目安にとどめておきたいところ。
ケース3:PO抜粋 「あなたにとって最高の開発環境を提供します」反応「実際使用するマシンの機種は?性能は?」
 POの文面には、「あなたにとって最高の開発環境を提供します」とあったけど、もっと具体的なマシンのスペックを知りたい。スペックが高ければ生産性の向上や余計なストレスの回避にもつながり、日々の業務を効率よくこなすためには重要な要素。

スマートな対応のポイント!
こうした具体的な機種やスペックまで掲載されたPOは、少ない。それは「あなたに任せたいポジション・業務」などのより重要な項目について優先的に掲載するため。だからこのような細部に関する具体的な質問は、自分にとって理想的な環境となり得るか確認できるだけでなく、企業側に対する興味関心の高さや、仕事に対する意欲をアピールできる、効果的な質問といえる。
ケース4:PO抜粋 「あなたのご期待に沿えるトレーニング環境を用意しています」反応「私が希望するトレーニングは、○○○……」
 POの文面には、「あなたのご期待に沿えるトレーニング環境を用意しています」とあったけど、私が希望する分野は、かなり専門性が高くて正直、周りを見回してもトレーニングを受けられそうもない状況。だからこそ聞きたい!

スマートな対応のポイント!
ここでは単に「研修は自由に受けられるか?」と会社依存と思われる質問をするよりも、あなたが本当に必要としている専門分野における、具体的でハイスペックな内容を返信メールで記載したほうが、スキルアップ意欲の高さを企業側にアピールできる。

また、上記のケースのような「会いたい場合」「興味はあるが、まずは質問したい場合」の具体的なメール返信例として、こちらを参考にしていただきたい。(リクナビNEXT:「リクナビNEXTスカウトについて」参照)
3:プライベートオファー(PO)受け取り後のスマート対応術「戸惑った時」編
 待ちに待ったPOを受け取ったのはいいが、「POの送り元企業や文面内容にまだ理解しきれない点が……」「今多忙を極めていてタイミングが……」など、正直この後どう対応したらよいのか戸惑っているケースを想定。
 このケースも先述した1、2と同じく、できればまずは企業側と会って、不安や疑問点を直接ぶつけてみることをお勧めしたい。「face to face」で直接コミュニケーションを図ることは、最初に抱いた戸惑いを可及的速やかに解消できる、有効的な手段といえる。
 ただし、やはりいきなり会うのは尻込みしてしまう、という方に対しては、戸惑いの元になっている「気になっていること」を最初の返信メールで正直に企業に伝えることが、「スマート対応術」といえる。
 そこで具体例として、以下の5つをご紹介しよう。

ケース1:PO抜粋 「弊社では現在、ドラスティックな改革を積極的に取り組んでおり、ぜひあなたのお力をお借りしたい」反応「ドラスティックな改革にどう貢献すれば……」
 POの文面には、「弊社では現在、ドラスティックな改革を積極的に取り組んでおり、ぜひあなたのお力をお借りしたい」とあったが、スケールの大きさに戸惑っている。そこで、改革に連動した部分で自分に与えられる具体的な権限や責任・ミッションなどを教えてほしい。そして私に何を期待しているのかを、もっとかみ砕いて伝えてほしい。

スマートな対応のポイント!
POには当然、「あなたにお任せしたいこと」として、具体的な仕事内容やポジションについては記載されている。が、今回の場合には、より一歩踏み込んだ「働き方」に関して質問することで、実際の仕事のイメージがリアルに浮かび上がってくる。それによって最初に感じた「戸惑い」を和らげることにもつながる。
ケース2:PO抜粋 「弊社では、あなたにとって快適な環境をご用意しております」反応「タバコの煙が苦手で……」
 仕事とは直接関係ないのですが、私はタバコの煙が大の苦手。できれば分煙室か禁煙室のあるオフィスで働きたいと思っていますが、やはり正直言いにくい。返信メールで記述したところで、どこまで企業側が真剣に受け止めてくれるのかも不安。

スマートな対応のポイント!
もしオファーされた仕事やポジションに共感できているなら、今回のような趣味嗜好が仕事に影響を及ぼすケースを聞くのは○。また、レジュメに記載するなど事前に伝えるとより効果的。企業側もPOを送るときには、かなり細かいレベルまでマッチングしているかを念入りにチェックしているので、こうした“レア”な情報に関しても十分考慮してもらえる可能性は高い。
ケース3:PO抜粋 「業種は違いますが、あなたのスキルは必ず役立ちます」反応「異業種アプローチに……」
 私が長年活躍してきた業界とは全く異なる分野の企業からPOが届いた。文面を見ると私のスキル・キャリアを高く評価していただいていて、業界は違えど、必ず活躍できるとあるのだが……、正直まだ提示された内容にギャップを感じて不安が。そこで異業種の私が、今回提案いただいたポジションで活躍できる具体的なイメージをもっと、教えてほしい。

スマートな対応のポイント!
確かに同業種の企業のアプローチに比べ、異業種の企業のオファーでは実際に活躍できるイメージを伝えるのは難しい面があるのは事実。そこで「異業種」の違いの部分をクローズアップして、気になる点をピンポイントで質問するのは、ひとつの有効的な手段といえる。例えば、「この技術はどう転用できるのか?」「この知識はないが問題ないのか?」など。
ケース4:PO抜粋「□□様には、ぜひ○○の業務をお任せしたい」 反応「将来、こんなこともやりたいが……」
 POの文面では、確かに私がやりたい業務を任せてもらえるとあり、特に不満はない。でも将来的には、今回任される業務以外の分野にもチャレンジしていきたいと思っているが、果たして企業側にどれだけ理解してもらえるのだろうか?

スマートな対応のポイント!
だれしもやりたい仕事はひとつとは限らない。それに企業側も、登録者のレジュメをチェックする段階で、現時点でのニーズにうまくマッチした部分に関する仕事をピックアップしてオファーを出しているが、それだけをずっと任せるとは限らない。だからこそ、活躍できる仕事の領域を事前に確認することは、双方にとってとても大切なこと。
自分のレジュメに書ききれていない[志向]は、思い切って伝えたいところ。
ケース5:PO抜粋 「ぜひ一度、お会いしませんか」反応「現在プロジェクト業務の真っただ中……」
 POをいただいたのは率直にうれしい。ただ現在、担当しているプロジェクト業務が佳境に入り、余裕がない状態。できればプロジェクトが終了する半年後まで待ってから対応させていただきたいと考えているが、そこまで待ってもらえるだろうか?

スマートな対応のポイント!
POは、何の前触れもなく突然送られてくるもの。当然そのタイミングによっては、今回のようなケースも十分ありうるが、それは企業側も重々承知している。だからそこは正直に伝えれば、十分現状を考慮したうえでの回答や提案が示されるケースも多い。

また、上記のケースのような「興味はあるが不安な場合」「興味はあるが、疑問もある場合」「興味はあるが、今はタイミングが合わない場合」の具体的なメール返信例として、こちらを参考にしていただきたい。(リクナビNEXT:「リクナビNEXTスカウトについて」参照)
4:プライベートオファー(PO)受け取り後のスマート対応術「興味がない」編
待ちに待ったPOを受け取ったけれど、文面を読む限り、どうも自分の志向にマッチしていないような気がして正直あまり乗り気になれない、といったPO送信企業に対する興味が低いケースを想定。
ここでは、「興味がないから返信しない」という行動は絶対に避けたい。
具体的には……。

ケース:PO抜粋 「あなた様にはぜひ○○の業務をお任せしたい……」反応「スキルが活かしにくいので……」
 POの文面から、私に期待しているスキルや任せたいポジションが、ぴんとこないので断りたいと思うが……。ただやはりせっかく送っていただいたPOに対する、最初の返事が断りの文面だと正直、気が引ける。このまま返事は出さずにおこうか。

スマートな対応のポイント!
冒頭でも先述したが、POにおける最低限のマナーとして、POが送られてきたらできるだけ早く、必ず返信したい。企業側の熱意のこもったPOに誠意をもってこたえることこそが、大人のスマート対応といえる。また、自分の「志向」や「環境」も、いつどのように変化するかわからないので、良好な関係性を築いておくことは万一の備えにもなる。

また、断る際の返信例として、こちらを参考にしていただきたい。(リクナビNEXT:「リクナビNEXTスカウトについて」参照)
■まとめ
 何度も繰り返しになるが、POは、企業側が「針の穴が開くほど」じっくり登録者のレジュメを何度も熟読して、「この人にぜひ会いたい!」という熱い思いをのせたラブレター。
だからたとえどんな企業から送られてきたとしても、そしてその企業やオファーに対してどんな思いを抱いていたとしても、まずは正直な自分の思いを書きつづった「誠意ある」メールを返信したい。

 その一通の返信メールからまた新たな展開が始まり、その結果として、“思わぬチャンス”に巡り合う可能性を広げてくれるのだから。
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[] 山田モーキン(総研スタッフ)からのメッセージ []
山田モーキン(総研スタッフ)からのメッセージ
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正直な話、私自身は残念ながらまだPOを受け取った経験がありません。でも今回の企画を通して、POに込められた企業側の思いは事のほか強く、かなり“ホット”であることを再認識しました。今後はもっとレジュメ内容をブラッシュアップして、今年中にはぜひ、と思ってます。
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