キャリア入社者に聞く「デンソーの働きごこち」

システム全体を設計できる魅力

上野(うえの) IC技術3部/2008年入社 前職:家電メーカーのグループ会社で半導体設計を担当。 渡邊(わたなべ) IC技術3部/2008年入社 前職:半導体メーカーにて携帯ICの開発を担当。

上野:
現在は、半導体の事業部でパワーエレクトロニクス製品の開発・設計に携わっています。基板、パワーMOS、チップ部品、ICチップをまとめた小型樹脂モールド集積回路の開発など、電子化のメリットを活かした小型・高放熱・高機能化を目指して仕事に取り組んでいます。半導体を含めシステム全体を俯瞰しながら開発・製品化を主導できるので、エンジニアとしてのスキルUPにつながりますね。

案件で多いのは、新規開発。それらを入社年に関係なく任せてくれます。知識が足りない部分は、上司や仲間、他部署の人や部長・役員まで聞けば教えてくれます。中途入社者の比率も高く、各々がどのように会社に馴染んだか、その過程・経験談を聞ける嬉しさもあります。そういう意味でも、とてもフラットな組織だと感じています。また、勤怠システムがしっかりしているのが嬉しいですね。メリハリのある充実した生活が送れています。

渡邊:
「顧客から提示された仕様の製品を作るのではなく、自ら提案して設計した製品を作りたい」。そんな思いを胸に、デンソーに転職を決意しました。入社後、通信機能付レギュレータの開発などを経験。現在はパワーエレクトロニクス製品の開発・設計の中でも、主に制御ロジックを担当しています。私のミッションは、急速に進む自動車の電動化の先を読み、リードすること。難しいですが、やりがいは大きいですね。

前職の携帯ICの開発に比べ、自動車は制御する電流の桁が違います。また気象変化や耐久性など、想定していない課題も多く、専門外の知識が多数必要。まったく新しい協調制御設計です。今は半導体の設計がメインですが、将来はシステム全体を動かす仕事をやってみたいですね。社内制度としてそういったキャリアパスやローテーションもあるので、チャンスがあれば手を挙げてみたいですね。