うまくいかない時ほど動かなくてはダメ
「叱ってください」と自分に責任を感じているだけ、あなたはまだ見込みがありますね(笑)。私が『だめんず・うぉ〜か〜』で取材しているダメ男たちは、「こんなに能力があるオレを使えないなんて」と、うまくいかないことをすべて他人や社会のせいにする人ばかり。そうなってしまうと、責任がすべて他者にあるので、自分は前に進まず、人間としての成長もストップしてしまいます。
20社近くも登録したというあなたの根性は買いますが、「案件がない」と言われたのなら、ある程度のところで見切りを付けて、他の会社の門を叩くとか、前に進みましょうよ。仕事はじっと待っていても来てはくれません。特にうまくいかないときは、人の何倍も動かなくてはダメです。
私も7〜8年前は、仕事がなくて「使ってください」といくら頭を下げても仕事がもらえない時代がありました。でも、仕事というのは、一度回り始めてくれれば、次第にくるようになるものです。それまでは、とにかく10社回って1社でもいい感触のところがあればよしと思って動いてみることです。
他人のつけた道筋では解決しない
ただし、3回も人間関係が問題で転職しているのなら、明らかにあなた自身にも問題があるということを認識したほうがいいですね。この次も同じことを繰り返さないためには、まずはあなたが自分を客観視すること。人間関係が苦手だと、しんどい思いもするでしょうが、はっきり言って、それは自分で解消するしかないこと。他人から道筋をつけて解決してもらえるものではありません。たとえば、すぐ上司にキレてしまったのだったら、あそこでぐっとこらえるべきだったとか、社会人としての常識を、今一度考えてみてほしいと思います。