自信とは「自分を信じること」
本当にやりたいことがあるなんて、スゴいことですね。ほとんどの人はそれが見つからないんですよ。あなたは幸せ。本気で夢に向かって行きさえすれば、必ず応援してくれる人が現れるはずです。
海外を含めて、今でこそ僕はおもちゃの博物館を7つ持っていて、その結果だけを見た人には「いいですね」って言われる。だけど、20代で働きながらコレクションをしていた頃は、100人に相談したら99人に「古いおもちゃの博物館なんて、何馬鹿なこと言ってるんだ」って、さんざん言われてたんです。でも、こんなにワクワクときめく物なんだから間違いないって、自分の目だけを信じて続けていたら、そのうち「これいいよ、おもしろいね」って言ってくれる人に出会えるようになったんです。わかってもらえるようになるまで10年かかった。
だから、あなたも自信を持ちましょう。自信は「自分を信じる」と書きますよね。自分で自分を信じてあげなくちゃ。最初からうまくいく人なんていないんですよ。どんな人でも「うまくいった」という結果だけ見てうらやましく思うから、「あの人は運がいいな」と言うけど、それまでのプロセスや苦労を知らないからなんです。
楽しそうに、情熱をもって話し続けよう
だけど、ひとつ気をつけなきゃいけないことがある。あなたが苦しそうにやってたらうまくいかないんです。楽しそうに情熱を持ってやらないとね。僕は理解してくれる人がいなかった間、苦しかったけど表には出しませんでしたよ。それは、誰でも100の苦しみがあれば、101の喜びがあると思ってるから。苦しみと喜びは紙一重なんです。
つまり、僕のコレクションのことを「くだらない」って言われ続けるのはつらかったけど、その半面、誰も価値を感じずに捨てていた物だったからこそ、僕の元にこれだけたくさんのアンティークおもちゃが集まったってことなんです。それはラッキーでもあった。
そして、会う人ごとに、とにかく楽しそうにおもちゃのことを話し続けました。100人に話して1人わかってくれる人が見つかると、次は1000人話せば 10人仲間ができるってことだものね。僕は1万人くらいに夢を語りまくったと思いますよ。僕の家内は「奥さんかわいそうに」って言われたけど、理解してくれてた。それは僕があんまり楽しそうに話していたから。だからあなたも、まずは身近な人に楽しそうに熱く語ってみましょうよ。冷めてちゃ伝わらないよ。熱く話さないと、人の心って動かせないものなんです。