旦那を分析して、上手にコントロールすればいい
本当に好きな仕事なら、誰でも夢中になれるものなんだよね。あなたの旦那は、そういう仕事が見つからないだけなのか、怠け者の性分なのか、どちらかによって対処の仕方は違ってくる。旦那を分析して、見極めることをまず最初にしたほうがいいね。
好きな仕事が見つからない旦那だったら、ハローワークのような所に一緒に行ってあげるなりして、仕事探しを手伝ってあげたらどうかな。一人で探していても惨めな気持ちになっちゃうしね。女房なら、旦那に向いてそうな仕事もわかるから、アドバイスができるでしょう。
そして、次の仕事が決まったら、本人が期待しすぎないよう「どんな仕事もいいことばかりじゃないよね」と、いったん落としておいて、働きに行き始めてから、今度はうんと褒めて持ち上げるの。「よかったね、あなたに向いてるもんね」なんて言って。そして、「初めは大変だよね」「気の合う人できた?」なんて言いながら、初めて子どもを小学校に行かせる気持ちで、シミュレーションしながら接する。ただし「頑張って」って言葉は言っちゃダメよ。頑張らなきゃって一番思ってるのは、旦那本人なんだから。
だけど、仕事も家のこともあなたが全部やってくれると思って甘えてる怠け者だったら、追い込んだ方がいいよね。「あなたは家事をやってよ」って、細かく指示する。そうしたら、働いてた方がいいって旦那も思うはずだから。あとは、「もう疲れちゃったから、もし長続きできる仕事が見つかったら迎えに来てください」って手紙でも書いて、実家に帰っちゃう。そうやって、手を替え品を替え、旦那を持ち上げたり落としたりしてみることね。
落ち込んだ後に家族の絆が深まることもある
うちの場合、旦那が退職して、その後リストラにあって怪我もしちゃうし、1円も収入がない時期があったんだよね。それでも、旦那には本当に好きで続けられる仕事をやってほしかったから、よく話し合って、もう一度プロレスの道に進んでもらうことにしたのね。だって、やりたくない仕事で養ってもらって、疲れた顔を見てるより、笑って「ただいま!」って帰ってきてもらえる仕事で生活できた方が、家族は幸せじゃない。
私が旦那を支えようと思ったのは、10年間の結婚生活の積み重ねがあったから。それまで本当に私のことを大切にしてかわいがってくれたし、人並み以上の生活もさせてくれた。だからお金がなくなったときも、「今度は私が頑張ろう」っていう気持ちになったの。一時は奈落の底を味わったけど、その分、よりいっそう家族の絆が深まったんだよね。あなたもこれを機に、旦那と絆が強まることを祈ってるよ!