退職後、健康保険や年金は、どんな手続きをすればいいですか?
退職した後の健康保険や年金の手続き方法について知りたいと思っています。すぐに転職先が決まった場合と、1カ月以上ブランクがあく場合のそれぞれの手続き方法について教えてください。
(I・Bさん、ほかからの質問)
1日も空かずに転職する場合は、再就職先で手続きするだけです。
退職後、1日も空かずに新しい会社に入って働く場合、前職とのブランクが生じませんので、労働者は雇用保険被保険者証と年金手帳(*)、マイナンバーなどその他必要な情報を転職先の該当部署に提出するだけです。
一方、再就職が先になり、ブランクが生じる場合には、退職前の会社で健康保険の任意継続の手続きを行うか、家族の健康保険の被扶養者になるか、国民健康保険に加入する必要があります。年金については、あなたが会社員の配偶者(夫または妻)の健康保険上の被扶養者(第3号被保険者)にあたる場合は、配偶者の勤務する会社で第3号被保険者の手続きを依頼してください。それ以外は、自分で市区町村役場に行って国民年金に加入する手続きをしてください。
*2022年4月からは、年金手帳は廃止され、「基礎年金番号通知書」に切り替えることになりました。現状お持ちの年金手帳は引き続き、基礎年金番号を明らかにすることができる書類として使用できます。
この内容は、2021/10/13時点での情報です。
(文責:編集部、アドバイザー:松尾友子、冨塚祥子)