40歳の平均年収はいくら?!40歳の平均年収を詳しく解説

40歳といえば、ビジネスパーソンとしては管理職に就く人も増え、より大きなプロジェクトを任されたり、高い目標を任される年齢です。責任ある立場として働く40歳のビジネスパーソンの年収はどのくらいなのでしょうか。2015年11月にリクナビNEXTに登録した人のうち、40歳の人の平均年収を業種別や雇用条件別などに分けて解説します。

40歳の平均年収は471.6万円

今回の調査では、40歳のビジネスパーソンの平均年収は471.6万円で、35歳の平均年収より40万円ほどの上昇という結果となりました。正規雇用・非正規雇用といった雇用条件別に分けてみると、正規雇用:535.2万円、非正規雇用:246.7万円と、正社員に比べて約半分という結果に。非正規雇用には契約社員や派遣社員、また、業務委託やアルバイトで働いている人などが含まれています。割合としては、正規雇用者:78.0%、非正規:22.0%でした。

雇用条件による年収差は、40歳という年齢上、正社員の場合は管理職に就いている人も多く、手当てによる違いがひとつの要因と考えられます。また、ボーナスなども賃金の差に関わってきます。なお、非正規雇用の中にも年収500万円以上の人が1割弱を占め、逆に、正社員の人でも200万円未満と答えた人もいます。

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【平均年収TOP3】1位:専門コンサル系、2位:メーカー系、3位:IT・通信系

それでは、業種による違いを見てみましょう。業種別に平均年収を集計してみると、TOPとなったのは専門コンサルタント系。非正規を含めた平均年収は738.9万円で、2位のメーカー系:592.2万円に140万円以上の大差をつけての1位です。

また、メーカー系には大きく二つの分野がありますが、素材・医薬品他:598.4万と電気・電子・機械系:588.4万円の差は10万円程度に留まっています。3位にはIT・通信系:584.1万円が入り、4位は商社系:554.5万円、5位は金融・保険系:541.0万円で、6位の不動産・建設系:501.6万円までが500万円超の平均年収でした。

7位以降もみてみましょう。7位のマスコミ系:490.3万円、8位の流通・小売系:394.7万円、9位のサービス系:376.3万円と続きます。サービス系の雇用形態をみると、非正規雇用者が約3割。サービス系は他の業種に比べて非正規雇用者の割合が多いという特徴が見られました。

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35歳に続き、40歳でも専門コンサルの年収は安定

平均年収の上位3つの業種のうち、専門コンサルタント系とメーカー系は35歳での平均年収も上位を占めている業種です。特に、1位の専門コンサルタント系は20代の時点ですでに上位となり、20代後半から30代を経て40歳においても引き続き上位を占めるといった安定感となっています。

また、正規雇用者の年収に限定すると、専門コンサルタント系は1,000万円を越える高い平均年収でした。他の業種についても正規雇用の平均年収を調べたところ、TOP3入りしたメーカー系とIT・通信系はいずれも620万円台になりました。さらに、非正規を含めた平均年収で5位だった金融・保険系は正規に限定すると670万円超となり、メーカー系やIT・通信系を上回る結果でした。

約4割の人が年収500万円越え

40歳のうち、年収が500万円以上の人は全体のおよそ4割800万円以上の人は約1割でした。800万円以上の人の職種をみると営業・企画系の管理職、または、企画営業やMR(医薬情報担当者)などの営業職が目立ちます。さらに、800万円以上の人の4分の1以上が大学院の修士課程を修了し、約半数が日常会話レベルもしくはビジネス英語レベルの語学力を有していました。

一方、年収が300万円未満の人は全体の2割強で、そのうち200万円台の人は1割強、200万円未満の人は約1割です。

年収1,000万円の人の7割は大手企業勤務

40歳を対象とした今回の調査では、年収1,000万円以上の人は全体の3%弱となっています。年収が1,000万円以上の人はどのような仕事をしているのでしょうか? 業種では平均年収TOP3の専門コンサルタント系やメーカー系、IT・通信系のほか、不動産・建設系などの仕事に就いている人もいました。具体的な職種としては企画営業などの営業・企画系が多く、ほかには不動産や金融関連の専門職などでした。

1,000万円以上の年収を得ている人を企業規模で分けると、従業員数が1,000人以上の大企業に勤めている人が7割以上。しかも、その半数以上が従業員数5,000人以上の企業に勤務している人でした。参考データとして、国税庁の「民間給与実態統計調査(2014年分)」を見ても、事業所の規模が大きくなると平均年収が高くなっています。今回の調査でも従業員1,000人以上:574.3万円、100人以上300人未満:432.2万円、100人未満:383.5万円で国税庁の調査と同じような傾向がみられています。

今回は、40歳の平均年収について雇用形態や業種による違いを見てきました。業種だけでなく、雇用条件や、企業規模によって大きな差が出た40歳の年収事情。今後のキャリアの方向性を考えるための参考データにしてみては。

監修:リクナビNEXTジャーナル編集部
画像:photoAC
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