急な用事でもまだ間に合う!? 郵便局の振り込み時間って何時まで?

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郵便局は身近な存在ではありますが、最近はクレジットカードやコンビニで用が足りるため、足を運ぶ機会がすっかり減ったという人もいるのでは。ポストがあるコンビニもありますし、そこでは切手やはがきも販売していて、レターパックやゆうパックを出すこともできます。

その一方で、郵便局でしか利用できない便利なサービスもあります。何より、郵便局はコンビニがない過疎地にも存在し、地元で暮らす人たちの大切な生活の拠点としてユニバーサルサービスを提供し続けています。

今回は、意外に知らない!? 郵便局の便利な利用法を紹介します。

郵便局って何時まで?

夕方、急ぎの手紙を出したいときに、郵便局が何時まで開いているか気になった人もいると思います。郵便局のサービス別利用時間は以下のようになっています。

郵便局の営業時間

郵便局によって違いますが、営業時間は一般的(※)に郵便が平日9時~17時。貯金や保険の窓口が平日9時~16時です。銀行窓口の多くは平日9時~15時の営業ですから、利用時間が1時間長いのは便利です。
※郵便局によっては土日・深夜営業を実施しているところや1時間営業時間を後ろ倒しているところもあります。

また、郵便物に関しては、「ゆうゆう窓口」が各都道府県で設けられています。以前は「時間外窓口」という名称でした。土日祝日、夜間も利用可能で、都市部では24時間開いているところもあります。郵便に関しては、通常郵便物や速達郵便物・書留郵便物の差し出し、切手の購入、不在留置郵便物の受け取りなどが通常窓口と同様に利用できます。「当日消印有効」など期日の決まった郵便物を時間外で出すときに利用する人もいるようです。ただし、ゆうちょ銀行や保険業務の取り扱いはありません。

ATMの営業時間

ATMの営業時間はゆうちょ銀行、郵便局、コンビニや駅の出張所など場所によってやや異なります。コンビニに設置されたゆうちょ銀行のATMは、平日だけでなく土日休日も含めて0時5分から23時55分までのほぼ24時間利用可能なところが一般的です。ほかは基本的に以下のとおりです。

・ゆうちょ銀行

平日:8時~21時
土曜:9時~19時
日曜・休日:9時~19時

・郵便局

平日:9時~17時30分
土曜:9時~12時30分
日曜・休日:9時~17時

・出張所

平日:9時~21時
土曜:9時~21時
日曜・休日:9時~21時

※ただし、利用できる時間帯は店舗やサービスによって異なります。詳しくはゆうちょ銀行のサイトにてご確認ください。

日本全国には約2万7200台のATMがあり(2016年1月現在)、ゆうちょカードや通帳で利用する場合、365日いつでも入出金の手数料が無料です。さらに、ゆうちょ口座同士であれば、ATM送金(電信振替)の手数料がかからず、即時入金が可能です。全国で利用でき、口座間の振替手数料が0円とあって、仕送りなどで利用する人も多いようです。

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それって本当に郵便局でしかできないの?

郵便局でしかできないこともあれば、郵便局へ行かなくてもできることがあります。あらためて整理してみました。

ゆうちょ銀行と全国の金融機関の振り込み

・ゆうちょ銀行から他の金融機関に振り込む場合

ゆうちょ銀行の口座からATM(およびゆうちょダイレクト)で他の金融機関の口座に振り込む場合は、

・5万円未満:216円
・5万円以上:432円

手数料がかかります。

窓口で振り込んだ場合の手数料は、

・5万円未満:648円
・5万円以上:864円

です。平日15時以降と土日休日に手続きをした場合は、翌営業日の取り扱いとなります。

提携金融機関やコンビニATMでもゆうちょカードの利用は可能です。この場合、ゆうちょATMが設置されたコンビニでは手数料が無料ですが、それ以外のコンビニでは時間帯によって手数料が108円から216円かかります。

※詳しくはゆうちょ銀行のサイトをご確認ください。

・他の金融機関からゆうちょ銀行に振り込む場合

手数料は各金融機関によって異なります。ゆうちょ銀行の口座は記号と番号で管理されていますので、振り込み時にはこの記号と番号を振り込み用の店名、預金種目、口座番号に変換する必要があります。

※変換方法は分かりづらいので、詳しくはゆうちょ銀行のサイトをご覧ください。

郵便局以外でも利用できるサービスは?

昔は郵便局か銀行でしか行えなかった公共料金などの支払いも、今では多くのコンビニでできるようになりました。公共料金のほかには国民年金などの保険料の支払い、さらに一部コンビニでは電信振替、国際送金、郵便物の受け取りサービスも始まっています。

郵便局でしか利用できない便利なサービスとは?

郵便振替は今も多くの通信販売やカタログ販売会社で利用されています。支払い方法は、商品と一緒に送られてきた後払い用の郵便振替用紙を持って郵便窓口やATMに行き、支払うというものです。クレジットカードを持たず、ネットも使わない高齢者には安心、簡単な決済方法として親しまれています。

また、郵便局独自の金融サービスに「電信現金払」があります。これは、送金人の口座から送金人が指定したゆうちょ銀行、または郵便局の窓口で受取人がお金を受け取る方法です。オンラインで即時処理される上、受取人がゆうちょ銀行の口座を持っていなくても窓口でお金を受け取れるという便利なサービスです。

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振り込み以外で便利な郵便局のサービスは?

ゆうパックのオプションサービスは多岐にわたっています。例えば、空港ゆうパックなら、旅行かばんやゴルフ用具、スキー用具を出発の前日までに空港に届け、搭乗日に空港内の指定カウンターで受け取ることができます。また、ゆうパックを使って消火器の回収やパソコンのリサイクルも行っています。

ほかにも便利なサービスがあります。「みまもりサービス」は、離れて暮らす高齢者のために郵便局員が自宅を訪問し、会話を通じて生活の様子を確認、その模様を家族に報告するというものです。ユニバーサルサービスの郵便局ならではと言えるでしょう。

また、「みまもりでんわ」は、高齢者の自宅に毎日同じ時間帯に電話がかかり、体調を確認する録音メッセージが流れるというものです。いずれも超高齢化社会でこれからニーズが高まりそうなサービスです。

さまざまなWebサービス

お気に入りの写真を持ち込んでオリジナル切手シートを作成するサービスも人気です。82円切手10枚1シートの製作で1230円と値段も手ごろです。

また、郵便局のネットショップでは、肉や魚、野菜、果物、穀物、菓子類などが注文できますし、ランドセルも販売しています。さらに、ドラッグストアとの連携で医薬品の通販を行ったり、清掃用品のレンタル会社と連携してハウスクリーニングサービスも手掛けています。

今後はさらなるサービス拡大も

全国津々浦々にまで拠点を持つ巨大組織だけあって、郵便局の潜在能力の高さは他企業と比べてもズバ抜けています。2015年11月には、日本郵政、ゆうちょ銀行、かんぽ生命保険の3社が上場しました。これまでは「民業圧迫」批判もありましたが、今後は3社の強みを融合させつつ、質量ともにさらにサービスが拡大していくでしょう。郵便物を送るくらいしか郵便局を利用していなかった人は、郵便局のWebサイトを一度のぞいてみると、意外なサービスの充実ぶりに驚くかもしれません。

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監修:リクナビNEXTジャーナル編集部
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