マンガ『ドラゴン桜』に学ぶ、新たな挑戦に足踏みしてしまいそうなときに思い出したい言葉――大事なことは全部マンガが教えてくれた

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©三田紀房 / コルク

突然ですが、「マンガ」のあるシーン・ある言葉に、ハッと気づきを与えられたこと、勇気づけられたこと、ありますか?

普通に仕事をしているだけではなかなか気づくことのできなかった考え方など、「マンガから学べた!」ってこと、あると思います。そんな仕事に人生にジンジン効いてくるマンガの1フレーズを、筆者の独断と偏見で選定、解説までしてしまうこのコーナー

今回は、東大合格に向けた斬新かつ本誌的な教育論を展開するマンガ『ドラゴン桜』(©三田紀房 / コルク)より、新たな挑戦に足踏みしてしまいそうなときに思い出したい言葉をご紹介します。

諦めないことは大切。でも諦めも肝心。

何かに取り組んでいる最中は、どんなに苦しい状況に陥ったとしても諦めずに努力することが大切です。ただ一方で、「諦めが肝心」と言われることもあります。

どうしても達成したかった目標を達成できず、その結果をいつまでも引きずってしまったり、人事異動のような環境の変化でその努力を継続できなくなっても切り替えがうまくでいなかったりしていては、次の挑戦へとなかなか足を進めることができません。

そんな、新たな挑戦に足踏みしてしまいそうなときに思い出したい1フレーズがこちら!

“仮にそこでうまくいかなくてもそこで終わりじゃない。
 やり直す機会はいくらでもあるんだ。
(中略)
ダメなら新しいものに挑戦すればいい。さっさと次に乗り換えりゃいいんだ。”

©三田紀房 / コルク

東大合格を目指す生徒の一人、矢島は、過去に中学受験で失敗した経験がトラウマとなり、公立中学に進んでからは勉強を避けるようになってしまいます。自分の殻に閉じこもり、勉強に対するやる気を失ってしまった矢島は、あっという間に授業についていけなくなり成績を大きく落とす。そんな経緯もあり、特に中学校から始まった英語については、強い苦手意識をもつようになってしまったのです。

「中学からいきなりってどうかと思うよ、小学校でもある程度教えてくれていれば」

同じく東大を目指す水野も矢島に同調します。

しかしそんな二人の意見を主人公である桜木は「英語は中学から始めるからいいんだ」と否定します。算数や国語、社会も理科も小学校から継続するため、小学校での成績がそのまま引き継がれてしまい、中学に入った時点で既に差がついてしまっていますが、英語だけは全員横一線のスタート。つまり、英語だけでも「できる子」になれる可能性がある、中学から再スタートできるということなのだと。

さらに高校に進めば教科はもっと細分化されるため、再スタートの機会はまた訪れます。

だからこそ、たとえうまくいかなかったとしてもそれに捉われ過ぎず、新しいものに挑戦すればいいんだと説くのです。

8,568通り、あなたはどのタイプ?

知らないことに挑戦し、克服することが大事

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桜木の言葉は続きます。

これは受験の世界だけじゃない。世の中に出ればいくらでも出くわす。

いきなり新しい世界に飛び込んだり、あるいは放り込まれたり。

みんなその都度対応して、なんとかその環境に順応し、成長しようとする。

知ってることしかできない、じゃなく、

知らないことに挑戦し、克服することが大事なんだ。

英語を勉強することは、新しいことに挑戦する精神を養うのと同じだ。

ヘコんで閉じこもるか、前向いて次の道を探すか、要は自分の気の持ちよう。

まずは中学の時に挑戦もしなかった英語に挑戦してみたらどうだ

©三田紀房 / コルク

そんな桜木の言葉に背中を押され、矢島は気持ちを切り替え、英語の勉強に取り組むようになるのでした。

8,568通り、あなたはどのタイプ?

「諦める」ことは「切り替えて次に進む」こと

チャンスというのはいつでも訪れてくれるわけではありません。だからこそ、そのチャンスを掴めなかった、失敗してしまったときは、引きずってしまうのも無理はないでしょう。しかし、引きずる時間というのは足踏みをしている状態。もしかすると、その間に本当は訪れていた再チャレンジのチャンスも逃してしまっているかもしれません。

「諦める」というのはネガティブに聞こえるかもしれませんが、そこで立ち止まるのではなく「切り替えて次に進む」と考えれば、また違った風に捉えられませんか?

もはや取り返しようのないことに捉われて足踏みをするくらいなら、いい意味でスパッと諦めて、次のチャレンジへと進んでいく。世の中すべてがうまくいくことはなかなかないという中では、そういった考え方も重要なのかもしれません。

>>『大事なことは全部マンガが教えてくれた』シリーズ 大事なことは全部マンガが教えてくれた

監修:リクナビネクストジャーナル

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