新入社員の飲み会のマナーで上司が見ているのはこれだった!

 新入社員のうちは、飲み会での立ち振舞いも仕事のうちです。先輩や上司に名前を覚えてもらい、PRするためにもマナーを心得た行動が必要とされます。そして上司もまた、あなたをきびしい目で判断しています。楽しい飲み会は一方で、評価の場です。そんな飲み会で失敗しないための注意点を紹介します。f:id:r_kihara:20160801135543j:plain

■当日よりも翌日の御礼をしよう

 社会人として以前に、人間として、御礼をきちんとするのは最低限のマナーです。新入社員のうちは、飲み会で奢ってもらえたり、幹事をするときも周りが助けてくれたりしてもらえます。そんなとき、上司や先輩に御礼を言うのは当然のことです。ところが、御礼をきちんとしていても悪い評判が立ってしまった、なんて経験がありませんか?「あいつは新人なのに礼も言えないのか」と噂が流れている、でも、自分自身には心当たりがない…。そんな事態の原因は、あなたが御礼をするタイミングのまずさにありそうです。飲み会の当日、帰り際などに御礼を言うだけでは、上司も先輩も酔っていて聞き流している可能性があります。新人の立場からすれば、気を張っていて意識は保っていても、目上の人たちはリラックスしていて思う存分酔っ払っていることもしばしばです。そんな状態で御礼を聞いていても、翌日になると忘れている、あるいは、きちんと理解していないものです。また、丁寧に感謝を伝える意味でも、次に出社したとき、直接御礼を伝えるようにしましょう。

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■お金を出す姿勢を出そう  

 新入社員のうちは、多くの飲み会でお金を出してもらえることが一般的です。最初のうちは感謝していても、回数を重ねることに慣れてきてしまい、思わず御礼を言うのを忘れてしまった、なんてことはないでしょうか。実は、上司からするとそんなときのあなたの態度は試すつもりでよく観察しているものです。一度忘れただけでも、上司から悪い評価をつけられている可能性はあります。奢ってもらっていたり、多くお金を出してもらっていたりしているうちは、絶対に御礼を忘れないようにしてください。そして、ここでいう「慣れ」について、もう一点気をつけてほしいことがあります。それは、お金を出してもらえることを当たり前だと思わないことです。例え十中八九、お金を出してもらえると分かっていても、お会計のときにはお財布を取り出しましょう。自分が割り勘を計算するときでも、自分も含めた勘定を計算しましょう。ここで、「お前はいいよ」と言われても「いえ、今日は出します」と最低一回は断ってください。いわば、これは様式美のようなもの。最後には出してもらえるのだとしても、特別感を出すことで上司は気持ちよくお金を払えます。

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■お酒の注ぐタイミングにも気を配って

 飲み会の際、新人のうちは見逃しがちなのが、周囲のグラスの具合です。グラスが減っていたら、こまめにビールを注ぐようにしましょう。そこで、「いや、今はいい」と断られるかもしれませんが、何もしないよりはずっと印象は良くなるはずです。グラスでビールを飲んでいる人で気をつけたいのは、空になるのを待たないことです。半分以上、グラスが空いていたら、注ぎにいってもいいでしょう。ずっと放置されていると、ビールがぬるくなってしまうので、頻繁に注ぐのがいいとされています。また、ビール以外の飲み物にも気を配ってください。とりあえず、ビールから始めた人が多い場合は、最初に頼んでおいたジョッキや瓶が減ってきたタイミングで「次はどうしますか?」と飲み物を聞きなおしましょう。ボトルを入れているお店なら、何も言われなくても持ってきてもらうのがスムーズでしょう。焼酎や日本酒を頼まれた場合は、ビールと同じくこまめに注ぎにいく必要が出てきます。また、お酒が飲めない人ならソフトドリンクのメニューを確認するなどの配慮が求められます。大人数の飲み物に注意するのはたいへんですが、回数をこなすと個人の特徴がつかめてきます。

■お酒の注ぎ方だけでなく、注いでもらうときも!

 瓶でお酒を注ぐときの基本的な方法は、ラベルを上にして両手で持つことが正しいとされています。また、ビールならば泡が立たないように、ゆっくりと少しずつ注ぐのがいいでしょう。このように、ビールを注ぐときの意識は向くのですが、うっかりしがちなのがビールを注いでもらうときのマナーです。ビールを注いであげると多くの場合、ビールを注ぎ返されます。断らずに受けるのが礼儀ですが、このとき、思わずグラスを片手で持っていませんか?必ず、瓶を持つときと同様両手で持ちましょう。また、グラスがビールでいっぱいの場合は、一口でいいので飲んでからグラスを差し出すようにしましょう。すでに、ビールから別の飲み物に切り替えているときも、注ぎ返されたら受けるのが礼儀です。飲む必要はないので、「もうビールは飲んでいないので」とは言わず、注いでもらうだけのためにグラスを差し出しましょう。

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