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社内SE
インタビュー くわしく見る
社内SEは社員全員から頼られる縁の下の力持ちだ 大塚 聡美 さん(仮名)
PROFILE 大塚 聡美 さん(仮名)
年齢 28歳
学歴 理学部化学科専攻
住まい 賃貸マンション(既婚ふたり暮らし)
趣味 ヨガ、エアロビクス
職歴 銀行6年
座右の銘 なせば成る
血液型 A型
星座 しし座
職場の雰囲気は? 文化系 理科系 体育会系
あなたのタイプは? 文化系 理科系 体育会系 【年収】500万円
どんな仕事?
社員のニーズを聞き、それに見合った最適なシステム環境を考え出す
新卒で銀行に入行して6年。大塚さんは、行内のあらゆるシステムに関して企画立案から実行、管理を担当してきた。

「勤務管理や給与・経費の計算システム、顧客の管理システムから、行内のメールシステムやイントラのシステムなど、ありとあらゆるシステム作りに携わる仕事です。行内の各部署からあがってくる要望をヒアリングし、設計から開発、テスト、リリースという流れで進めていくのですが、比較的、簡単なものは行内で完結させ、専門的な知識や大がかりなプロジェクトになると、外部のシステム開発会社SEに発注して、協同で作業に当たります」

すべてを外注すればコスト削減にもつながるのでは?とも思われるが、さにあらず。社内SEだからこそできる仕事が、求められる知識と経験があるのだ。

「たとえば、『新しい金融商品を売り出す為にシステム対応する』とか『業界の流れに沿って社内組織を変更する』となったときに、それに合わせて行内のシステムも変えなければならないのですが、それには金融の専門的な知識が求められます。そこで我々の出番。法律に合ったシステムの企画立案をし、その要望をシステム開発会社に伝えます。そうすると、システム開発会社のSEが最適なシステムのプログラミングをしてくれる、と。ですから私たちには、システムの専門的な知識ではなく、金融業界の幅広い知識が求められているんですよ」
「職業病だなぁ」と思うとき
ニュースに過敏になる
ニュースに過敏になるイラスト
銀行関連のニュースが始まると、「○○銀行の…」という冒頭の言葉だけでビクッとしてしまいます(笑)
求められる能力は?
プログラミングの知識は基礎だけでよし。
大事なのは発想力とコミュニケーションスキル
「大学では化学を専攻していたので、システムプログラミングの知識はゼロの状態で就職しました」

と、大学卒業当時を振り返る大塚さん。入行後に、自社の研修やシステム開発会社が主催する講習を受けて知識を身に付けたそう。

「私たちは自らプログラミングをするわけではないので、専門的な技術は必要ないんですよね。そもそも、入社の動機は『働く人の役に立ちたい』であって、『SEとしての技術を研鑽したい』ではありませんから。
では、必要な能力は何かというと、ひとつは、多角的に物事を見られる視野の広さ。行内のいろんな部署からの要望を受けて、それに最適なシステムを考える仕事なので、それぞれに適したものの考えた方をしなければならないんです」

いくつものシステムを提案、実行させていくためには、広い視野を持って柔軟に対応していかなければならないというわけだ。さらに大塚さんは、「ふたつめ。これがもっと重要」という。

「最初に言ったように、私は、行内のニーズを聞き、それをよく咀嚼して最適なシステムを考え、プログラミングするシステム開発会社のSEと協同して構築する、いわば橋渡し的な役割を果たしています。そこで絶対に必要なのがコミュニケーションの能力。ひとつの聞き落とし、ひとつの伝え忘れがシステムの欠陥にもつながりかねないので、責任は重大なんですよね」
この仕事のやりがいは?
システムが止まると社会問題につながることも。
そのため、 職場は緊張感にあふれている
システムインテグレータやIT系コンサルティングファームなどで働くSEは、顧客企業の要望を受け、決められた予算の中でシステムのプログラミングを行う。そのため、ある種の制約がある中での仕事となるのだが、社内SEには、そういった制約がないことが多いと大塚さんは言う。

「社内SEの基本的な考え方は、自分が使いやすいシステムを作ること。行内にいるからこそ分かること、できる提案があり、それらを踏まえたうえでいろんなことが試せるんです。未知のことにチャレンジできるのは、本当に楽しいです。逆に言えば、『私の仕事はここまで』といった割り切りをせず、積極的な姿勢で仕事に臨まなければならないんです」
この仕事を 漢字一文字で表現すると…
礎
私の仕事は、行員が効率よく働くための基盤を作ること。礎として、銀行を支えていると自負しています。
もちろん、仕事を進めるうえでは楽しいことばかりではなく、扱う商品の性格上、職場は緊張感にもあふれている。

「1分、いや1秒でもシステムが止まってしまうと、それだけで行内的にも社会的にも大問題に発展してしまうため、365日、24時間の管理体制が敷かれています。帰社後に電話がかかってきて、システムの不具合を復旧させるための教えを請われたことは多々ありますし、夜中に呼び出されたこともあります。それくらい、重大な責任を負った仕事であることを自覚しているので、日々、緊張感を感じて仕事に臨んでいるんですよ」
FAQ 大塚 聡美さんへの一問一答
Q1.この仕事に就いた(転職した)動機は?
A システムプログラミングの技術を追求したかったわけではなく、今まで学んだことを生かして、世の中の働く人の役に立ちたかったんです。
Q2.この仕事に就いて(転職して)よかった?
A たとえば一般の企業でも、社員が働くうえで効率的に仕事を進められるようになるためのシステム作りは不可欠ですよね。それだけ重要な仕事に就いているという、やりがいと幸せを存分に感じています。
Q3.この仕事、どんな人に向いている?
A ミスがあれば即、社会問題に発展してしまう仕事なので、いかにミスなく仕事をコンプリートできるかが問われます。コツコツと地道に、そして正確に物事に臨む姿勢を持った人に向いているでしょうね。
Q4.これからこの仕事を目指す人へアドバイス
A まずは、外部からクライアントに出向するSEになりたいのか、社内SEになりたいのかをはっきりさせることが第一歩。プログラミングの技術を追求したいのであれば前者でしょうし、ひとつの業界や企業で知識を深めていきたいのであれば後者。SEとしてのキャリアアップの道は、その見極めから始まるんだと思います。
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