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ライター
インタビュー くわしく見る
ライターは人当たりのいい職人だ 三宅 典子 さん(仮名)
PROFILE 三宅 典子 さん(仮名)
年齢 26歳
学歴 経済学部経済学科
住まい 賃貸マンション(独身ひとり暮らし)
趣味 フィギュアコレクション
職歴 短大卒業→広告代理店2年→編集プロダクション2年
座右の銘 寝てない自慢は見苦しい
血液型 A型
星座 天秤座
職場の雰囲気は? 文化系 理科系 体育会系
あなたのタイプは? 文化系 理科系 体育会系 【年収】350万円
どんな仕事?
口八丁手八丁で渡り歩く文章の職人
三宅さんは、編集プロダクションに勤務して男性誌や旅行誌、ムック本や書籍に文章を寄稿しているライターだ。

「3〜4人の編集プロが多い中、8人もスタッフがいるウチの会社は規模が大きいと言えるかもしれません。そのため、文章の執筆だけでなく企画立案などの編集業務も行う先輩がいて、私はその下でライターとして働いています」

主な仕事は、取材先に出向いて対象者にインタビューし、それを記事にまとめること。記事の企画案を編集者に提案したり、取材先に電話をして交渉するといった編集業務に携わることもよくある。

「あとは、営業活動ですかね。手がけてみたい雑誌があれば、自分が文章を書いた誌面をブックにまとめて『仕事ください』と頼みに行くわけです。もっとも、そうやって仕事を得た経験は、この2年間で数えるほどしかありません。最も大事な営業活動は、一度いただいた仕事に全力でぶつかり、いい記事を作って編集者に認められることですね。そうすると、次の企画にも必ずお呼びがかかります」

こうした努力をして仕事の幅を広げれば、より多くの仕事を手がけられるようになる。

「いつまでも上から仕事をもらえるのを待ってるんじゃないって、いつも先輩からうるさく指導されてます。『経験を積むことで能力を高めろ』ということなんですが、手がけた記事の量に応じて能力給がつくので、『たくさん稼いで、一人前のライターになりなさい』という教えでもあるんです」
「職業病だなぁ」と思うとき
合コンで仕切り役に
合コンで仕切り役にイラスト
いつも人と会って話を聞く仕事をしているので、合コンでつい仕切り屋になってしまうこと。反省しなきゃ!
求められる能力は?
誰にもわかりやすい文章を書く能力は経験から培われる
ライターとしての三宅さんは、「どれだけいい記事を書いたか」ということはもちろん、「いくら儲けたか」をつねに問われている。

「仕事は、量をこなせば質が落ちるのが普通かもしれませんが、こなせばこなすほど質が高くなるような働き方をしなければダメだと思うんです。ノリは大事ですよ。ただ、たまに仕事を受けすぎてパンクしそうになることもあって、先輩たちの助けを借りることもありますけどね」

現在、三宅さんが担当する記事は、連載記事や特集記事を含めて月に15〜20ページ。昼は編集者から電話がかかってきたり、取材に出向いたりし外出しているため、原稿を執筆するのは19時以降になってしまう。
「徹夜することもたまにありますが、世間で言われているほどしてないと思います。寝ていないといい文章なんて書けないし、取材対象者にインタビューするときもいい質問が浮かびませんからね」

ちなみに、三宅さんが定義する「いい文章」は、「誰にもわかりやすく物事を伝えられる文章」だという。

「『いい質問』は、そのための情報を集めるための大事な手段。小説や詩と違って、雑誌の文章はひとりよがりな発想では書けません。その意味でも、いろんな人の話を聞き、たくさんの文章を書いて経験を積むことが大事なんです。『才能より、コツ』とか『見て盗め』とか、先輩の教えはまるで伝統工芸の職人みたいな言葉が多いですね」
この仕事のやりがいは?
優秀なライターは、どんな仕事も楽しめるライター
ライターになるためには特別な資格は必要ない。出版社や編集プロダクションに勤務せずとも、名刺に「ライター」と刷れば誰でもフリーランスのライターになれる。

「ただ、編集者との信頼関係がなければ仕事は発生しません。その意味では、すべての仕事が真剣勝負ですね。締め切りを大幅に破ったり、力不足でいい文章が書けなかったりすると次からは仕事が来ないぞと自分に言い聞かせています。その一方、いつも仕事を楽しもうとする気持ちも大事だと思います。編集者と飲みに行ったりして、『あのときの取材は楽しかったですね』なんて笑って思い出話ができる記事は、決まっていい記事になっているような気がするんですよ」
この仕事を 漢字一文字で表現すると…
笑
この字をたくさん書くことが多いかも(笑)。インタビュー中はいつも笑顔なので、頬の筋肉が痛くなることもあります。
最後に三宅さんに、ライターとして印象に残る思い出を聞いてみた。

「辛い思い出としては、大阪に出張して1日に5軒も食べ物屋さんを取材しなければならなかったとき。準備も大変だったけど、3軒目でお腹が痛くなりました。いい思い出は、大好きな芸能人の●●●さんに会えたとき。そのときもらったサインは宝物です」
FAQ 三宅 典子 さんへの一問一答
Q1.この仕事に就いた(転職した)動機は?
A 恥ずかしながら、幼少から小説や詩を書くのが好きでして。ただ、出版社への就職活動は全滅でした。一旦、広告代理店に就職したものの、文章を書く仕事があきらめられずに転職しました。
Q2.この仕事に就いて(転職して)よかった?
A 学生時代は、編集プロダクションという形態の会社があるということも知らなかったですが、「文章を書く仕事」という点では正しい選択でした。収入は低いけど、実践的な経験が積めますからね。
Q3.この仕事、どんな人に向いている?
A 失敗しても、いちいち落ち込まずに次の一歩を踏み出せる人。反省することは大事だけど、つねに新しいことに挑戦し続けることも大事。基本的には真面目だけど、全体的にはいい加減くらいがちょうどいい?
Q4.これからこの仕事を目指す人へアドバイス
A 文章力を鍛えたい人は、好きな雑誌の文章を原稿用紙に書き写してみるといいですよ。「書く」ことと「読む」ことは同じことなので、書いた文章を客観的に読む訓練になります。この方法は、先輩に教わりました。
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