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クリエイティブディレクター
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クリエイティブディレクターは『新しい』を生みだす発信者だ 九條 真 さん(仮名)
PROFILE 九條 真 さん(仮名)
年齢 40歳
学歴 政治経済学部卒業
住まい 分譲マンション(妻と同居)
趣味 テニス、ゴルフ、麻雀
職歴 広告代理店に18年
座右の銘 出会いに無駄の出会いなし
血液型 B型
星座 蟹座
職場の雰囲気は? 文化系 理科系 体育会系
あなたのタイプは? 文化系 理科系 体育会系 【年収】1200万円
どんな仕事?
広告制作に関して一から十まで責任を負う
職種名だけを見ればその内容におおよその見当がつく仕事もあれば、そうでない仕事もある。クリエイティブディレクターとはまさに後者ではないだろうか。では、実際の仕事内容はというと?大手広告代理店のクリエイティブディレクターとして数々の広告を作り上げてきた九條さんは、「広告表現をコントロールして、それに責任を持つ仕事」と言う。

「クライアントから『こんな広告をやりたい』という依頼があって仕事がスタートします。まずは何をしたがっているかを聞きに行って、何が求められているかを考えて、そのためには何をしてあげるべきなのか、テレビや雑誌、新聞、ウェブなどどんなメディアに打って出るのかを考えます。それから、コマーシャルの具体的な企画をプレゼンテーションして、それを実際に作って世の中に出すところまでを担当します」

実際の制作過程ではパートパートでさまざまな職種の人、例えばCMプランナーやコピーライター、デザイナーなどを統括し、チーム全体の方向性を決定するという責務を果たす。

「まずは社内のスタッフィングから始めます。『これはなんかちょっとバカバカしい感じの広告にしたいから、アイツが適任だな』という風にね。そこからはディスカッションの日々ですね。クライアントの意向と自分の意見を合わせて方向性を決めたら、2〜3日に1回ずつぐらいスタッフがアイディアを持ち寄るんです。『こんなの考えました』『これいいんじゃない?』『これ違うんじゃない?』って。これを積み重ねていって、最終的に僕がゴーサインを出す、と。企画が決まったら実際の製作に乗り出すわけで、現場での指揮は現場のディレクターに任せますが、当然、僕もそこに顔を出して、プロジェクト全体の責任者として負うべき責任を負う、と」
「職業病だなぁ」と思うとき
盗み聞きをしてしまう
盗み聞きをしてしまうイラスト
自分が触れるものすべてがネタである。そう思うと、電車の中や喫茶店など人が集まるところで、つい他人の会話を盗み聞きしちゃうんですよ。イケナイとはわかっていながら…
求められる能力は?
常に新しい表現をするために、
「面白いこと」の引き出しを増やしておく
広告表現に正解はない。ある人にとっては面白くても、違うある人にとっては面白くないかもしれないからだ。しかし、クリエイティブディレクターとしては否が応でも企画にゴーサインを出さなくてはならない。

「方向性を決定するときには、誰に向けてのメッセージなのかを考えることが大切。男の人なのか女の人なのか、若い層なのか大人なのか、といった感じですね。まぁ、もうちょっと曖昧に『お洒落な人』とか『とがった人』なんてのもあるから不明瞭な面があったりしますが(笑)。で、最終的な決断を迫られるんですが、その局面で良し悪しの明確な線引きなんて実はないんですよね。じゃあ、どうやって決断していくかというと、その判断基準は『メッセージが整理されているかどうか』ということ。何をやりたいのか、何が言いたいのかが伝わってこない広告って、見ててなんだかイライラするというか、モヤモヤした気分になりますよね。だから僕は、常に視聴者目線に立った広告作りを心掛けているんですよ」
そうした決断を下していくには、土台として引き出しの多さが大事だそう。

「何事にも面白がれる能力というか、面白いことを見つけられる能力が大切なんですよね。雑誌やテレビを見て『あれ面白かったな』っていう、ネタをキャッチするアンテナを張る力っていうのもそうだし、普段の生活の中で『なんか変な人いるなー』みたいなことでもいい。そういったものをインプットして引き出しに貯めておくと、その数が表現の幅になっていくものなんです。広告って、過去の二番煎じをやってもダメな世界なので、常に新しいものを発見する能力が一番大切なんですよね」
この仕事のやりがいは?
手掛けた広告の良し悪しの、その理由までわかってスッキリする
クリエイティブディレクターの中には、制作過程をスタッフに一任してコントロールに徹する人もいるようだが、九條さんは「僕は現場派」と言い切る。

「面白いこと思いついて、それを形作っていくのが面白くて始めた仕事なので、そこは手放したくないっていうか、『まだまだ若いもんには渡さねぇぞ』っていう感じでやってます(笑)。建築物なんかと違って残っていくものではないからはかなさはあるけれど、広告が完成して日の目を見る瞬間はやっぱり嬉しいですよね」
この仕事を 漢字一文字で表現すると…
!
漢字じゃなくてスミマセン(笑)。ビックリさせてナンボの仕事なので、その感じを世の中にどれだけ伝えられるかが勝負です
ここまでは、CMプランナーとしての仕事に対してのやりがいを語ってくれた九條さん。では、クリエイティブディレクターとしてやりがいはどこに感じているのか?

「クリエイティブディレクターになってからのやりがいは、責任を負う立場になったことによって、クライアントも責任を負う立場の人と話ができるようになったという点ですね。直接伝えられて、直接聞ける。まだ若くてそういった場面に遭遇しない時って、うまくいったときもそうでないときも、なんでそうなったのかが結果でしかわからないので、ちょっとモヤッとしていたんです。そこがなくなって、いい時は『すごくいい』って言ってもらえて嬉しいし、ダメな時は『ここがこういうふうにダメだったんだな』とか『この人が思ってたことと、ここが違ったんだ』みたいなことがわかるから、すごくスッキリする。そうして仕事の良し悪しがわかってくると、次へのモチベーションにつながっていくんですよね」
FAQ 九條 真 さんへの一問一答
Q1.この仕事に就いた(転職した)動機は?
A 昔から、ヘンなことを考えて人を笑わせるのが好きだったんですね。で、そんな自分の頭の中にあることを世の中に出して、それを多くの人に笑ってもらったり面白がってもらったりということをしたかった。新卒で広告代理店に入社したんですけど、営業に配属される可能性もあったわけで、ある意味、賭けでしたけど(笑)。
Q2.この仕事に就いて(転職して)よかった?
A 責任のある立場なので、スタッフは僕の言うことを信じて動いてくれる。当然、彼らが「違う!」と思ったことは僕に言ってくるし、すごく本音のやり取りができるんです。そうすると、新しく出会った人とも仲良くなれるスピードが速かったり、深さが深くなる。責任のヒリヒリと引き換えに深い人間関係を築けるのは嬉しいですね。
Q3.この仕事、どんな人に向いている?
A 集中力のある人。優秀な人でも、人として全然ダメな人も多くて(苦笑)、朝起きられないとか、会議に遅刻するとか…。極端な話、仕事をしないときは本当にやらなくて、でも、最後には「キターッ!」って感じでやり遂げちゃう。時間が不規則で寝られない日が続いたりもしますが、そんなときでも集中して仕事に臨める気持ちが大切なんですよね。
Q4.これからこの仕事を目指す人へアドバイス
A いきなりクリエイティブディレクターとしての採用がある会社はほとんどなく、概ね、CMプランナーやコピーライターといった仕事からステップアップした職種と考えてください。ですから、クリエイティブディレクターになりたいのであれば、現場でのプランニングやコピーライティングの仕事に注力してください。そこから道は拓けてくるはずです。
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