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広報は誰からも信頼される人付き合いの達人だ 柳沢 典子 さん(仮名)
PROFILE 柳沢 典子 さん(仮名)
年齢 27歳
学歴 家政学部被服学科
住まい 都内一戸建て(夫29歳)
趣味 茶道、美術鑑賞
職歴 アパレルメーカー4年
座右の銘 一期一会
血液型 A型
星座 双子座
職場の雰囲気は? 文化系 理科系 体育会系
あなたのタイプは? 文化系 理科系 体育会系 【年収】400万円
どんな仕事?
人脈を生かしてあらゆる情報をキャッチし、企業のイメージアップをはかる
アパレルメーカーの広報部で働く柳沢さんの仕事は、実に多岐に渡る。

「大きくわけて2種類の仕事がありまして、まずひとつは私が担当している社内への広報活動。社内報を発行したり、自社に関連するニュース記事を切り抜いて関連部署に配ったり、ホームページの情報管理をしたり。社外向けの広報活動としては、年に4回の展示会の案内をアパレル業界誌などの各方面に出したり、マスコミからの取材に対応したりする仕事があります」

また、業界誌の記者と飲みに行ったりして個人的な付き合いをすることも仕事のうち。

「宣伝部のように接待費がたくさんあるわけではありませんから、これを仕事と呼ぶのは難しいかもしれませんが、何かまずいことを書かれそうだというときに事前にそういう情報を教えてくれたり、場合によっては差し止めをお願いすることもあるのでこうした人脈は大事なんです。また、雑誌などで売り上げランキングが発表になるとき、弊社が上位に入っていたりすると『広告を出したほうがいいよ』と教えてくれることもあるんです」

さらに、多くの仕事は社長の決済が必要なものが多く、その意味では「社長にいちばん近い部署」ともいえそうだ。

「確かに社長と顔を合わせることは多いですね。最初のころはいちいち緊張していましたが、それでは仕事にならないことに気づき、緊張するのをやめました。たとえ社長が相手でも、広報としてキチンと意見を述べなくてはならないときもありますからね」
「職業病だなぁ」と思うとき
つねにメールをチェックする
つねにメールをチェックするイラスト
お付き合いしている広報の方で、優秀な方ほどメールのレスが早いんです。私もそれを心掛けています。
求められる能力は?
社長さえも手玉に取り、操る人心掌握力が必要
ちなみに柳沢さんの会社は1〜2年に1回は社長が交代になる。

「社長というのは、お客様に対してだけでなく、社内や株主様へも『いい顔』を見せなくてはいけません。私たち広報は、そのサポート役でもあります。実際のところ社長といえども完璧な人間ではないので、社内報や会社案内、ホームページになどでその言葉を伝えるとき、あらゆる方面の方に伝わっても弊害がないようにコメントをチェックする必要もあります」

例えば、企画出身の社長は言葉が足りなくて誤解されることが多いとか。一方、営業上がりの社長は急進的すぎて反感を買うことも。それぞれのキャラクターに合わせて、言葉に衣を着せたり、オブラートに包んだりして加減する。
「社長に対しては、芸能プロダクションのマネジャーのような仕事だなと思うこともありますね。また、人脈を利用してさまざまな情報をキャッチするという面では新聞記者のような能力が求められます。いずれにせよ、すべては人を相手にする仕事ですから、人間的な魅力がある人が多いですね。私の上司はその意味で人付き合いの達人で、記者さんと個人的に電話で話しているときは友達を相手にしているみたいな話し方なのに、正式な場では完璧な言葉遣いもできます。しかも八方美人ではなく、ひとりひとりに誠意をこめて付き合っているから誰からも好かれるんですね」
この仕事のやりがいは?
「儲かった」よりうれしいのは「いい会社」と言われたとき
近年、どの企業でも危機管理意識の重要性が注目されているが、広報はその舵取り役としての役割を果たしている。

「広報活動というのは、営業職とは違い、成果が見えにくい仕事ではありますね。例えば、全社的な規模でお客様などにお詫びをしなければいけないような商品トラブルが年に数回あるんです。そういうときに、それに迅速に対処して、丸く収められたときなどは大いに評価されます。もちろん、トラブルを未然に防ぐために、日ごろから社内に向けて啓蒙活動を行うことも大切です」

こうした地道な努力が、企業のイメージをアップさせることにつながる。
この仕事を 漢字一文字で表現すると…
顔
企業の「顔」を作る仕事。社内にも社外に対しても、つねに「いい顔」をしているよう気を配ります。
「会社に対して常に愛情を持って仕事をしているので、社外から『あなたの会社はいい会社だね』という評判を伝え聞いたときはうれしいし、とてもやりがいを感じますね。社長をはじめとする経営陣だけでなく、営業や人事、宣伝、企画などあらゆる部署と通じる仕事なので、いろいろな刺激があって楽しいですよ」
FAQ 柳沢 典子 さんへの一問一答
Q1.この仕事に就いた(転職した)動機は?
A お洋服が好きでアパレルに勤めたので、最初はプレスの仕事をしたかったんです。ところが、部署の再編で宣伝機能がはなれ、広報のみの担当になりました。広報に憧れる人も多いけど、意外に地味な仕事も多いんです。
Q2.この仕事に就いて(転職して)よかった?
A ただ、5年も広報の仕事をしていると、やはり自分にはこの仕事がいちばん向いていたのかなとも思います。いや、能力が高いというのではなくて、楽しんで仕事ができるという意味でね。
Q3.この仕事、どんな人に向いている?
A 情報を扱う仕事なので几帳面さ、正確さは大切です。小さなミスが大きなトラブルになることもありますからね。人とのやりとりがあるので、礼儀作法がキチンとしている人は向いていると思います。
Q4.これからこの仕事を目指す人へアドバイス
A とにかく、いろいろな人と接する仕事。就業後も社外の方とお付き合いすることもありますので、仕事とプライベートの境があいまいになることもしばしば。仕事をトコトンまで好きになる覚悟が必要だと思います。
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