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グラフィックデザイナー
インタビュー くわしく見る
グラフィックデザイナーは見る人を喜ばせるアイデアマンだ 奥寺 瞳 さん(仮名)
PROFILE 奥寺 瞳 さん(仮名)
年齢 25歳
学歴 美術大学卒業
住まい 賃貸アパート(ひとり暮らし)
趣味 美術館めぐり、映画鑑賞
職歴 デザイン会社に3年
座右の銘 急がば回れ
血液型 O型
星座 牡羊座
職場の雰囲気は? 文化系 理科系 体育会系
あなたのタイプは? 文化系 理科系 体育会系 【年収】270万円
どんな仕事?
制作過程の1から10まで、すべてを担う
グラフィックデザインとは、主として紙の上で制作されたデザインのこと。デザイン事務所に勤める奥寺さんも、企業広告やポスター、店舗に置かれるPOPの製作、会社のロゴやマークといった平面のデザインに携わっている。

「企業から直接、もしくは広告代理店を介して発注があって初めて、仕事がスタートします。その時点で先方のイメージが漠然としている場合もあれば、イメージがきっちりと固まっていたり雛型に手直しするだけの場合もありとさまざまですが、打ち合わせ時に先方の意向を聞き出し、それに私たちからのアイディアを重ねていくんです。それはもう、何パターンもアイディアを出しますよ。社内で何十個ものアイディアを出して、その中からクライアントに10〜15ほど提出して…。さらにその中から3つか4つほどOKをもらって初めて、手書きのものからちゃんとパソコンの画面上でカンプデータ(見本となる紙面)を作っていくんです」

具体的なイメージが決まると、そこから実際の制作作業に入る。

「デザインに沿って、まずは写真やイラストなどの絵素材や文章を手配します。それぞれカメラマンやイラストレーター、コピーライターなどに連絡を取り、詳細な打ち合わせを経て納品してもらうんです。そうそう、撮影する際のスタジオを手配するのも私たちの仕事なんですよ。実作業に関してはすべてを任されることが多く、細々とした業務もあって大変ですが、それだけ信頼されていると思うと気合いが入りますね」
「職業病だなぁ」と思うとき
街中でキョロキョロする
街中でキョロキョロする
ポスターやPOPなど、街中にあふれている広告物に目を奪われてます。で、「この文字、もっと小さくしたら?」って、心の中でダメ出ししたり(笑)
求められる能力は?
常にアンテナを張り、感性を磨かなければならない
「『Photoshop』などの画像処理ソフトや『Quark EXpress』『In Design』などの編集ソフトを使いこなせる知識と技術は必要ですね」

パソコンが普及する前からグラフィックデザインに携わっている人の中には、今も紙の上に手書きで行っている人も多いが、今は違う。クライアントからも当然、パソコンを使った仕事を要望される。その能力を持った上でさらに必要なことがある。

「とても基本的なことですが、スケジュールを守るのが大事。クライアントも、私たちを信頼してすべてを任せてくれているのでそれに応えなければなりませんし、商品のポスターなどでは『発売日が過ぎているのに宣伝が上手くいきませんでした』では話になりませんからね。仕事が重なってくると時間配分をするのが難しくなってくるんですけど、そこでいかにスケジューリングをするかが個人に問われる能力です」
また、デザインをする上でも大切な能力も当然、ある。

「私が今まで一番感動したのが、すでに亡くなられた田中一光さんというデザイナーさんの作品。構図がすごく大胆で、『なんでココにこの写真を置いて、こんな絶妙なバランスが取れるの?』って。自分にはない感性だと思いましたね。そういった感動って、実は世の中にはたくさんあるんですよ。街中のポスターしかり、お店のPOPしかり。常に至るところに目を光らせて、そういった感動を自分の引き出しにしまっておくんです。いつか世に出すその日のために…って、今のところ、しまいっぱなしなのが悔しいんですけど(苦笑)」
この仕事のやりがいは?
頭の中のイメージを形にし、多くの人に喜んでもらう
クライアントありきの仕事であるため、まずはクライアントを納得させることが第一。しかし、一筋縄ではいかないのがこの世界の常だ。

「入稿直前になって、先方から『やっぱり変える』と言って、いきなりダメ出しを食らうこともあるんです。営業担当者はOKをくれたのに、その上司が納得しない、とか。やっぱり腹が立ちますけど(苦笑)、そこはプロの意地として、何がなんでもやり遂げますよ。そのために徹夜が続いても、それは仕方のないことと割り切ってます。そうした工程を経たうえで、『思っていたよりいいモノができたよ』と感謝されたときは本当に嬉しい。辛かった日々が走馬灯のように頭を巡ります(笑)」
この仕事を 漢字一文字で表現すると…
喜
クライアントが喜び、見る人が喜び、それが私の喜びにつながる。とにかく喜びがあふれている仕事ですね
クライアントを納得させた後は、いよいよ自分が制作したモノが日の目を見る番だ。

「仕事に臨む際にいつも心がけているのが、自己満足の世界に陥らないこと。ここに写真を置いて、ここに文字を載せればこういった視覚効果がある、といった出来上がりを“客観的に”イメージするんです。そうして作り上げたモノでクライアントに満足してもらい、その先に、街中や店頭で見かけたりしたときには達成感がありますよね。さらに、それを見入っている人を見たら…、『私が満足しただけじゃない。多くの人が認めてくれたんだ』と、感動を得られるんです」
FAQ 奥寺 瞳 さんへの一問一答
Q1.この仕事に就いた(転職した)動機は?
A 昔、ある遊園地のポスターに「史上最低の遊園地」っていうキャッチコピーが載っていたんです。それを見て素直に「面白い!」って思ったのがきっかけで、美大への進学を決めました。
Q2.この仕事に就いて(転職して)よかった?
A もともと絵を描いたりモノを作ったりするのが好きだったので、それを仕事にできているというだけで嬉しいです。作品に関して人とディスカッションをしている時間は、仕事そっちのけで楽しんでたりします(笑)
Q3.この仕事、どんな人に向いている?
A 好奇心旺盛な人ですね。そして、単に「カッコいい」とか「面白い」とかって思うだけでなく、なぜそう思えるのかを論理的に考えられる人。何事にも探究心を持つことが大切な仕事なんですよ。
Q4.これからこの仕事を目指す人へアドバイス
A 一般の人がイメージされているよりずっと地味な作業が多く、忍耐力が必要なんです。仕事に就いてからギャップに苦しむことがないよう、あまりイメージを固めずに柔軟な姿勢で臨んでほしいですね。
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