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ゲームプログラマー
インタビュー くわしく見る
ゲームプログラマーはバグと戦う格闘家だ 松山 和久 さん(仮名)
PROFILE 松山 和久 さん(仮名)
年齢 32歳
学歴 社会学系大学院卒業
住まい マンション(妻と同居)
趣味 プログラミング
職歴 オンラインネットワーク会社に5年
座右の銘 持つべきものは友
血液型 AB型
星座 蟹座
職場の雰囲気は? 文化系 理科系 体育会系
あなたのタイプは? 文化系 理科系 体育会系 【年収】550万円
どんな仕事?
プログラミング担当としてゲームの開発プロジェクトに参画する
携帯電話やインターネットなど、オンライン上で楽しむゲームの開発、運営会社で働く松山さん。プログラマーというと、パソコンの前でひたすらプログラミングに精を出しているというイメージがあるが、その実態は、非常にほかの職種と密接につながっている仕事だ。

「ゲームを作る際にはまず、企画者、デザイナー、プログラマーというチームが組まれるんです。企画担当者が『こんなゲームを作りたい』というのが決まっていて、そのゲームを作るにあたって、自社のシステムでできるのか?費用はどのくらいかかるのか?期間はどのくらいかかるのか?といったことを、企画、デザイナーとともに判断していきます。あと、そのゲーム自体が面白いのか?といったことも考えますね。企画の人間からしたら、プログラマーにそんなことを言われるのは、うっとうしいのかもしれませんけど(笑)」

プログラミングをしていく上では、障壁はつきもの。何度も何度もデバッグ(検証・評価)を繰り返し、完成に近づけていくのだ。

「だいたいの場合、ゲームを作るためのプラットフォームやライブラリというのができていることが多く、その土台となるものに企画者が持ってきた企画やデザイナーが作った画像を乗せてみて、『ここでこのボタンをクリックしたら、こんな映像が流れるようにする』といったシステムを作り上げていくんです。一通り、でき上がった段階でゲームクオリティアシュアランスという部署があって、そこでデバッグしてもらいます。1日に1回、レポートが上がってきて、『こういう操作をすると、こんなバグが出てきます』といった報告を受け、それを見ながら『うわ〜』ってうなだれながら(笑)、またプログラムをし直す、と。リリースの時期が近づいてくると、そのバグを直す作業との闘いですね」
「職業病だなぁ」と思うとき
ゲームを素直に楽しめない
ゲームを素直に楽しめないイラスト
プライベートで楽しむためにゲームをするのに、つい「ココの動きはどうなっているんだろう?」なんて考えてしまい、純粋に楽しめないですね(苦笑)
求められる能力は?
プログラミングの知識を「使いこなす」応用力が必要
プログラマー畑に5年。すでに何本ものゲームを作り上げてきた松山さんに、有能なプログラマーであることの条件を聞いてみた。

「企画者が上げてきた企画に対して、現実的な時間内で、要求通りに作ることができる人が有能なプログラマーと言えます。そのためには、プログラミングのさまざまな知識を持っていることはもちろん、その知識を活かしてどうやって作るのかを応用できる力。私は今、開発言語としてC++言語を使っていますが、当然、C言語の知識もありますし、JAVAやD言語、パールやパイソン、ルビーなんていう言語も学びました。それらが直接、ゲームのプログラミングに活かされるかというとそうではないんですが(苦笑)、『何を、どう応用すれば、どうなる』といったプログラミングの流れを体に染み込ませることは大事なことだと思うんですよね」
ゲームに関して深い造詣がなければ務まらないかというと、そうではないらしい。松山さん自身も「確かにゲームは好きですが、自宅ではあまりやりませんね」と言う。

「ほとんどのプログラマーが『ゲーム大好き!』とか『自宅には100本以上のソフトがあります』といった人なんですけど(笑)、ゲームに関する感性や知識というのは実は、それほど重視されないんですよ。いかに面白いゲームを作るかといった中身を考えるのは企画担当者の仕事であって、プログラマーとしての仕事の本質は、『プログラミングをすること』ですから。ゲームの面白さへのこだわりや変な固定観念が、ときに邪魔になることもあるんです。そう考えると、必要なのは企画者からのどんな要求に対してもすぐに対応できる、柔軟な思考回路と言えるでしょうね」
この仕事のやりがいは?
何人のユーザーが楽しんでいるのか、リアルタイムに知ることができる
「数カ月、または1年近くもかけて作り上げていく作業なので、やはりでき上がったときには感慨深いものがありますね。納期直前のバタバタした状況を考えると、苦労が報われた感もあるし(笑)。ただし、私たちの仕事は作り上げることが目的ではなく、作ったもので楽しんでもらうことが目的です。そう考えると、そこで安堵してしまってはいけないんですよ」

松山さんが開発しているのはオンラインゲームのため、いわゆる「発売本数」といった結果は出ない。その代わりに、リアルタイムで結果を知ることができる。
この仕事を 漢字一文字で表現すると…
技
漢字で書いても良いし、カタカナで「ワザ」と書いても雰囲気が伝わると思います。とにかく職人としての知識と技術が必要な仕事なんですよ
「オンラインゲームの場合『今、この瞬間に遊んでいる人が何人いる』といったデータを見ることができるので、リアルタイムに実感できるんですよ。また、売り上げという面で言うと、遊ぶのは無料なんですけど、例えばRPGの場合、『もっと早く経験値を稼ぎたい』というユーザーのために、オンラインショップでアイテムを販売しているんですよ。ゴルフのゲームだと、ボールやクラブを売っていたり。当然、それは会社の売り上げの一部になるので、開発者としてはその売り上げが伸びていくのも楽しみのひとつ。ゲームを作り上げた後、ユーザーが楽しんでいる姿を想像するのがとても嬉しい瞬間なんですよね」
FAQ 松山 和久 さんへの一問一答
Q1.この仕事に就いた(転職した)動機は?
A 大学1年の夏休み、バイトもせずにお金もなく…といった状況のときに、ひたすらパソコンをいじって遊んでいたんです。で、それが高じてプログラミングにハマりました。実を言うと、ゲームに興味があったというよりは、プログラミング自体に興味があったので、ネットゲームの開発会社に就職したんです。
Q2.この仕事に就いて(転職して)よかった?
A 仕事中にゲームができる(笑)。いや、何時間も何時間もやるわけではないですけど、同業他社のゲームをしてみたり、またオフラインゲームをやって、良いところを取り入れてみたり。これはもう、役得という以外に言葉はないですね(笑)。
Q3.この仕事、どんな人に向いている?
A コミュニケーション能力に長けた人ですね。ゲームは決して一人で作っていくものではないので、いろんな人の意見を聞き、良い点は聞き入れ、またプログラマーとしての主張もきちんとしていかないといけませんから。
Q4.これからこの仕事を目指す人へアドバイス
A オンラインゲームのプログラマーに限って言えば、ゲームの知識だけでなく、ネットワークの知識もある程度は必要。ですから、まずはプログラムを書くという仕事を経験してからチャレンジしても遅くないと思います。今、自分に何が足りないのかを考え、それを補っていく努力をしてください。
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