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CGデザイナー
インタビュー くわしく見る
CGデザイナーは画面上の絵に命を授ける創生者だ 橋本 ゆかり さん(仮名)
PROFILE 橋本 ゆかり さん(仮名)
年齢 25歳
学歴 デザイン系専門学校卒業
住まい 賃貸マンション(一人暮らし)
趣味 犬とたわむれる
職歴 映像制作会社に1年
座右の銘 全力疾走
血液型 A型
星座 さそり座
職場の雰囲気は? 文化系 理科系 体育会系
あなたのタイプは? 文化系 理科系 体育会系 【年収】300万円
どんな仕事?
CGソフトを駆使して映像を作り上げる
映画やテレビ、ゲーム、Webサイトといったエンターテインメントの分野だけでなく、デザインや設計、シミュレーションなどのビジネスの現場でも幅広く使われているコンピュータグラフィックス(CG)。デザイン会社に勤務する橋本さんは現在、主にテレビ番組に使われるCGの制作に携わっている。

「CGといっても、私が扱うのは2DCGではなく3DCG、つまり立体的な映像を作っているんです。日々、ルーティンに関わっているのは情報バラエティ番組に使われるCG。オープニング画面などはあらかじめ作られたものがあるので、それとは別に、番組中に使われる映像を内容に沿って作っていくんです。テロップを流すための吹き出しを作るという簡単なものから、画面の中でキャラクターを動かすといった複雑なものまでとその内容はさまざまですが、基本的には3DCGのソフトを使って作り上げるということに変わりはありません」

簡単なものであれば2〜3日で完了するが、キャラクターを動かすといった複雑なものでは数週間かかることもザラだとか。

「ソフトを使って一から作るということで物理的に時間がかかるというのと、あとは、そこに辿り着くまでに試行錯誤している時間も長いんですよね。一番に考えるべきなのはクライアントが望むものを作るということで、そこに自分の芸術的センス…といったおこがましいですけど(笑)、それを付け加えて『作品』を作り上げたいですから。納期が近づいてくると徹夜作業もザラで、体力的にはかなりしんどいですね。みんながそんな状態なので、チームでミーティングをしているときとか、『あーでもない、こーでもない』と話していると、険悪な雰囲気になっちゃうこともしばしばあります(苦笑)」
「職業病だなぁ」と思うとき
ゲームを楽しめなくなる
ゲームを楽しめなくなるイラスト
会社に最新のゲーム機が導入されたんですが、遊んでる最中も「彩度がどうだ」とか「コントラスト比がどうだ」なんて議論が白熱。結局、純粋にゲームを楽しめませんでした…
求められる能力は?
時代に敏感になれる高いアンテナを張っておかなければならない
「クライアントが私たちに求めているのは、どれだけ確実にテーマやコンセプトに忠実な作品を作るか、ということ」

と言う橋本さん。そのために必要なのは、クライアントの要望を正しく理解することと、その上で作品を作り上げるためのソフトの知識だ。

「クライアントとの打ち合わせでは『こんなイメージで』とか『雰囲気的にはアッパーな感じで』とか、アバウトな要求をされることもあるんですね、困ったことに(笑)。ただ、その言葉の中にも彼らの思いは詰まっているわけで、それを汲み取ってあげられる理解力が必要です。で、それを社に持ち帰って制作に取りかかるんですが、そこからはパソコンと格闘の時間。今、私はMAYAやMotion Builderといったソフトを使っていますが、ときとしてPhotoshopやIllustrator、Shadeなどなど、さまざまなソフトを使います。それぞれに特徴があるので、ケースバイケースで使いこなせるようにいろんなソフトの知識を持っておくことは大事ですね」
さらに、である。自らの芸術的センスを付加して「作品」として世に送り出すのが、デザイナーがデザイナーである所以だ。

「クライアントの要望をカタチにするのが仕事ですが、私はいつも、表現者であり創造者であるという意識を持って仕事に臨んでいます。そのためのセンスはどうしたら身につくかといったら、それは生まれ持ったものではなく、日々の生活の中で育てていくもの。何気ない日常生活の中でも常にアンテナを張っておいて、何かしら感銘を受けたものは心の引き出しにしまっておく。そうして豊かな感受性を身につけていくと、仕事にも必ず活きてくるんです」
この仕事のやりがいは?
自分が描いたものが動き出すことに、今でも感動を覚える
小さなころから絵を描くことが好きだったという橋本さん。そしてパソコン好き。CGデザイナーには「なるべくしてなった」という表現がぴったりだ。

「パソコンの画面上で絵を描き始めたのは2DCGが最初。でも、それだけじゃ飽き足りなくなって3DCGにも手を染めたんですが、あのときの感動は今でも鮮明に覚えていますね。『私が描いたものが動いてる!すっげーリアル!』って。それはCGを仕事にした今でも色褪せずに感じていることで、どんなに簡単な仕事でも、完成すれば感動する。そしてさらに、それがメディアに乗っかって多くの人に見てもらえる。想像するだけでドキドキしちゃいますよね」
この仕事を 漢字一文字で表現すると…
感
時代を敏感に捉えること。そして豊かな感性を持って作品に反映させていくこと。とにかく「感」が大切な仕事ですね
CGが巷にあふれている昨今、それは時代を反映する鏡といっても過言ではないだろう。そこにこそ、橋本さんも魅力を感じているそう。

「時代に消耗されないような作品を作ろうって必死に頑張っているデザイナーもたくさんいると思います。『流行』って言葉が嫌いな人がたくさんいるように、ね。だけど私は、たとえ消耗されても時代性を感じられる作品を作り続けることに面白味を感じるんです。そのときにしか出来ないことを、瞬間瞬間で感じ、作品にしていきたい。だからこそ、常に高いアンテナを張って、時代性を感じさせる作品を作り続けていきたいですね」
FAQ 橋本 ゆかり さんへの一問一答
Q1.この仕事に就いた(転職した)動機は?
A 絵を描くこと、パソコンを使うことは好きのままでいいかな?と思った時期もあったんですが、自己満足で終われない、終わりたくないという思いが強くなったんです。大学を卒業して専門学校で学んでいたとき、とあるコンテストに自分の作品が入賞したことで決心が固まりました。「私はやれる!…ハズ!!」って(笑)。
Q2.この仕事に就いて(転職して)よかった?
A 純粋に、好きだと思っていることを仕事にできている。それだけで私は十分に幸せです!まぁ、徹夜続きで限界が近いときなんかは本当にしんどいですけど、そのしんどさに耐えられるのも、好きだから。ただそれだけなんですよね。
Q3.この仕事、どんな人に向いている?
A 作業はパソコンとマンツーマンで行うんですけど、その前後ではクライアントと打ち合わせをしたり、社内でチームミーティングをしたりといったことに長い時間を費やします。だから、人付き合いを苦手とせず、いろんな人と上手にコミュニケーションを取っていける人に向いているでしょうね。
Q4.これからこの仕事を目指す人へアドバイス
A 業界的には華やかなイメージを持たれがちですが、私たちの仕事はその裏方を支える非常に地味なものです。そのギャップに、そして体力的なしんどさに戸惑って早々とリタイアしてしまう人も多いので、まずは勘違いな先入観を捨ててください。もちろん、CGが好きという気持ちは捨てないで、ね。
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