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アクセサリーデザイナー
インタビュー くわしく見る
アクセサリーデザイナーはソロバン勘定もできるアーティストだ 坂本 美樹 さん(仮名)
PROFILE 坂本 美樹 さん(仮名)
年齢 26歳
学歴 デザイン系専門学校
住まい 都内賃貸マンション(独身ひとり暮らし)
趣味 お酒
職歴 デザイン制作会社5年
座右の銘 見切り千両
血液型 AB型
星座 魚座
職場の雰囲気は? 文化系 理科系 体育会系
あなたのタイプは? 文化系 理科系 体育会系 【年収】360万円
どんな仕事?
ただ美しいものを作るのではなく、予算や工程への配慮も大切
ジュエリー専門のデザイン会社に勤める坂本さんは、「私は企業デザイナーなので、『作家』と呼ばれるような手アーティスト系のデザイナーの仕事とはちょっと違うと思いますが」と断った上で説明してくれた。

「ジュエリーは宝石、地金とも材料が高価なものですから、好きなようにデザインを考えられるわけではないんです。ジュエリーメーカーや百貨店といったクライアントが決めた価格に収まる範囲で材料を特定しなくてはいけませんし、熟練の職人さんしか作れないような複雑なデザインも好まれません。人件費がかかるので、予算を上回ってしまうんです」

優秀な企業デザイナーは、より美しいデザインを考えるだけでなく、予算の計算もできなければいけないわけだ。

「最初は紙にラフを書いてアイディアを形にしていくわけですが、最終的には実寸と同じ大きさのデザイン画にして納品します。なぜ実寸なのかというと、実際に作ってみたら石と石の間の間隔が狭すぎて加工できなかった、なんてことがあったら困るから。だからデザイナーは、0.1ミリの違いもしっかり描き込めないと、キチンとした仕事はできません。あと、紙の上のデザイン画は平面ですが、指輪やネックレス、ブレスレットなどはすべて立体ですから、出来上がりのイメージが頭の中でしっかりできていないと、平面ではきれいだけど、立体になったら大してきれいじゃなかった、なんてことにもなってしまうわけですね」
「職業病だなぁ」と思うとき
人の指先に目が行くとき
人の指先に目が行くときイラスト
つい気になっちゃいます。目が悪いとこの仕事はできないので、自然に目に入ってきちゃうのかもしれません
求められる能力は?
しなやかに、そして大胆に発想する創造力
職業としてデザイナーをしているとはいえ、評価されるのは、「どれだけいいものをデザインしたか」ということだ。

「何が『いいデザイン』なのかは人によってとらえ方が違うと思いますが、やはり、どれだけ売れたかを問われるのは企業デザイナーである以上、しょうがないと思いますね。ブランドによって、ターゲットにしている客層も違えば、値段も変わります。ただ、そのカラーに合わせたデザインを考えるのは、個々のデザイナーの感性が問われるところ。『今回は冒険して、少し思いきった提案をしてみよう』なんて発想することも大切で、そうしてデザインした商品が売れたりすると嬉しいですね」
確かに、変化に乏しく、保守的なデザインしかしないブランドは飽きられてしまう。ときには「お客さんを育てる」くらいの大胆な発想も必要なのだ。

「だから、自分がデザインしたものには愛着がありますね。どれだけ売れたかという数字もすぐに返ってくるので、ときには売場に出かけて、どんな風に自分でデザインした商品が陳列されているのか、見に行くこともよくあります、売場の方に『これって、かわいいですね』なんてお客さんのフリをして売り込んだりすることもあったりして(笑)」
この仕事のやりがいは?
人々の一生の思い出を作ること。それが醍醐味
そもそも坂本さんがこの仕事を志したのは、一生の思い出に残るエンゲージリングやマリッジリングをデザインしたいという気持ちからだった。

「ファッションリングを手がけることがほとんどですが、そういう商品のデザインをやらせてもらったときは燃えましたよ。それを贈り、贈られた人のことを考えると、愛のキューピッドになったような気分になって、私自身がとても幸せな気分になりました」

また、電車に乗ったり、街を歩いていて、自分がデザインしたアクセサリーを身につけている人と出会ったときも、とても嬉しい気分に浸れるそうだ。
この仕事を 漢字一文字で表現すると…
輪
指輪もネックレスも、アクセサリーは輪が基本。人と人との輪を作る仕事という意味でもこの字が浮かびます
「職業柄か、遠目に見てもその人がどんなデザインの指輪をしているのかは一目でわかるんです。以前、電車で偶然、学生時代の同級生にバッタリ会ったんです。偶然は重なるもので、その同級生がはめていた指輪が、私がそのブランドに依頼されてデザインした指輪だったんです。そのときは、『本当にいい仕事をしているな』って、心から思うことができましたね」
FAQ 坂本 美樹 さんへの一問一答
Q1.この仕事に就いた(転職した)動機は?
A やはり、ジュエリーが好きだったから。でも、この世界は狭き門なので、どれだけ頑張ってもデザイナーになれない人はたくさんいます。学校で3年間学んだ後、制作会社に就職することができたのは、運がよかったから。
Q2.この仕事に就いて(転職して)よかった?
A それは日々、感じています。ジュエリー業界は、お給料はそんなによくないので、お金儲けはあきらめていますが、女性が一生続けていく仕事としては、これほど夢のある仕事はないと思っています。
Q3.この仕事、どんな人に向いている?
A まわりのデザイナーを見ても、けっこう変わった人が多いですね。個性が求められる仕事だからでしょうか、でも、仕事としてちゃんと割り切らなければならないときもありますので、バランス感覚は重要です。
Q4.これからこの仕事を目指す人へアドバイス
A この世界は狭き門ですけど、一度、デザイナーとして経験を積めば、人脈も養うことができますし、その後も仕事を続けていくことは容易です、あきらめずにチャンスを待つことも才能のうち。頑張ってください。
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