代理店・工務店向け企画営業（電設資材）

パナソニック株式会社 エレクトリックワークス社
マーケティング本部
首都圏電材営業部
東京広域電材営業所
電材営業（主務）／前島 幸樹（37歳）
2016年10月キャリア入社

前職は家電メーカーの法人営業として大手のスーパーや量販店にLED照明導入をご提案していました。競合企業としてパナソニックとの接点が度々ありましたが、正直に言うと当時からパナソニックに憧れを抱いていました。照明器具領域においてそのクオリティの高さは圧倒的でしたし、営業として一度は取り扱ってみたいと思う魅力がありました。その思いが徐々に強くなり、さらには照明器具だけでなく、空調機器や配線器具、太陽光発電システムといった多様な電設資材にも関われる環境で営業としてステップアップできる確信を持てたこともあって転職を決意。給与面や福利厚生などの待遇面も申し分なく「ここしかない！」と。

面接等を通して接したパナソニックの印象は「とても真面目な人が多い」ということでした。ずっと東京で働いてきた私に対して「もし勤務地が東京以外になっても大丈夫ですか？」など可能性も含めて正直に聞いてくださったり、調子のいいことは全く言わなかったり（笑）。そうした姿からも絶対に浮ついた仕事はしない実直な人たちが活躍していることが想像できて、ますますこの会社で働きたいという思いが強くなったことを覚えています。

入社後から現在に至るまで電材営業ひと筋。パナソニックの電設資材を取り扱っていただいている代理店を中心に、販売店や工務店、管理会社、ファシリティマネジメント会社など幅広いお客様に対して、それぞれのニーズに応じたご提案を日々行っています。「市販」と呼ばれるそれらの業務の一方で、昨年からはエンドユーザーに直接赴いてお困りごとの解消やニーズの把握からご提案に繋げていく「開発」業務も兼務し、忙しくも充実した毎日を送っています。

自らの手で0から1を生み出す「開発」業務にも大きなやりがいを感じているのですが、エンドユーザーに関する詳細な情報をお持ちなのは代理店や販売店なので、彼らと揺るぎない信頼関係を築くことは不可欠です。この業界は私よりも年長の40〜50代の方が中心。あらゆる商材に関して豊富な知識をお持ちの方が数多くいらっしゃるので、分からないことは素直に「教えてください！」というスタンスで接することを心がけてきました。また、いただいたお問い合わせに対して分からないことは会社に持ち帰り、ご要望に対してレスポンスをスピード感を持って行うといった愚直なアクションを通じて、多くのご相談をはじめ、エンドユーザーの情報をご提供いただけるような関係性を構築することができました。

入社当初は約100社のお客様を担当していましたが、現在は約10社のお客様を中心に様々なソリューション提案を行っています。商材はひとつ10数円から何百万円まで価格も種類も非常に幅広いのですが、近年は「ただモノを売るだけではない」役割を担うことが増えている実感がありますね。例えば、電気料金に直結するデマンド値を抑えるための設備投資、国の補助金を活用した太陽光発電システムや蓄電池、空調機器、照明器具等の導入によるZEB（ネット・ゼロ・エネルギー・ビル）化、マンション駐車場へのEV充電器導入といった多様なご提案を通じて、より幅広い形でお客様に貢献できる場が確実に増加しています。見積り金額が億を超える案件もあり、接する人の数も非常に多いので営業としての視野が広がり、着実にアカウントを獲得できるスキルを身につけることができたと思います。

そうした営業活動を可能にしているのは、各セクションに居並ぶプロフェッショナルの力が大きいです。パナソニックには現場を調査する部隊、調査結果をフォローする部隊、プランを考える設計部隊、見積りを積算する部隊など、高い専門性を持った部署がひとつの案件に対して協働する体制が整っています。だからこそ我々は営業活動に集中できますし、様々な英知が結集することでお客様の期待以上のご提案を実現できるというサイクルが機能しているわけです。それはパナソニック固有の強みだと実感していますし、SDGsへの積極的な取り組みやフォロー体制など、価格以外でも選んでいただける理由がしっかりと存在しているのは営業として心強いですね。

営業としての理想は「三方良し」。代理店をはじめとしたお客様がしっかりと利益を確保し、エンドユーザーである施主様が安全や快適を手にし、我々は感謝の言葉をモチベーションにより次なるご提案に邁進していく。ステークホルダー各々がメリットを感じられるそういった案件をひとつでも多く形にしていきたいと思っていますし、私たちにはそれが可能だと確信しています。

入社して6年が過ぎ、今改めて強く感じるのはこの職場の「心理的安全性の高さ」です。一人で悩んだり、抱え込んだりすることはなく、たとえ何か失敗したとしても常に上司や同僚、会社がフォローしてくれるんです。「一人でなく、部署全体で営業している」。そんな表現がしっくりくる感じです。業界未経験の方も数多く活躍していますし、何ら心配することなく前向きな気持ちを携えてぜひチャレンジしていただきたいですね。