パナソニック インダストリー株式会社 企業ページ
パナソニック インダストリー株式会社
デバイスソリューション事業部
営業統括部 オペレーションセンター
営業企画部 営業企画課
北本 瑞希(写真右)
パナソニック インダストリー株式会社
人事戦略統括部
採用部 採用・オンボーディング課
障がい者採用担当
青木 望(写真左)
北本:私は生まれつき心臓に持病があり、月1回の定期的な通院、数年に1度の1週間程度の検査を欠かすことができません。障がい者枠で新卒入社した某大手メーカーでは職場の事情により社員が休めない状況になってしまい、柔軟な働き方を選ぶことが出来ない状況に直面してしまいました。人事にかけあうも状況は好転せず、この会社で働き続ける自信が急速に薄れてしまって…この時期、検査の数値があまり芳しくなかったこともあって、気持ちを切り替えて転職活動を始めることにしたんです。
障がいに対して合理的配慮をしていただけることを第一に活動をする中で、出会ったのがパナソニック インダストリーでした。フランクな雰囲気の中で行われたオンライン面接では「何ができるか」「どんなキャリアを描いているか」といった質問が中心で、障がいについてはその中の確認事項のひとつという感じでやや拍子抜けするほどでした(笑)。ただ、配慮事項の確認は綿密で、通院や検査で休むための制度や選択肢についてこと細かく具体的に説明していただけました。それだけでなく、「そのままで大丈夫」「実際に働いてみて他にも配慮してほしいことが出てきたら言ってね」と言ってくださり、ポジティブに働けるイメージを持てたこともあって「ここしかない!」と確信しましたね。
北本:現在は営業企画として営業全体のプラットフォームの整備や運用、営業戦略の立案、営業管理、さらには営業統括部長の秘書業務などに従事し、営業メンバー全体が滞りなく活動出来るように努めています。営業だけでなく経理や人事といった様々な部門や仕事、人と関わる中で多様な考え方や視点を得て自身の成長を感じられていますし、誰かの力になれる日々はとてもやりがいが大きいですね。私の所属する部門の部長及び課長は、パナソニックグループの公募型異動・登用制度である「eチャレンジ」を活用して現在パナソニック インダストリーで活躍しており、キャリア自律を実行している素晴らしさを目の当たりにしています。またパナソニック インダストリー内での独自の公募型異動制度の「Iチャレンジ」も周りでは多く活用されています。
入社して驚いたのは誰ひとりとして障がいを特別視しないこと。一人ひとりが日々経験したり向き合ったりする病気や介護などと変わらない感覚で障がいを捉えられているんですよね。アンコンシャスバイアスに対する高い意識と感度、コミュニケーションを大切にする風土が組織全体にしっかりと根づいているのですごく居心地がいいんです。フロアでは気兼ねなく会話することができますし、仕事で余裕をなくしている時には他部署の方が「大丈夫?」と気遣ってくださることも多いんですよ。
北本:現在は主に車載デバイスに関わる業務に携わっていますが、実は車に関する知識がまったくない状態で入社しまして…実家に車はありませんし、私自身は免許も持っていないんです。それでも「徐々に覚えたらいいよ」と言っていただけてすごくありがたかったですね。入社以来、営業からの案件報告会議や選択型研修を通じて徐々に知識が増え、少しは理解できるようになりました(笑)。
私は自分で希望して日々出社していますが、出社するかあるいは在宅勤務するかを本人の希望や状況に応じてフレキシブルに選択することができるので、体調や環境の変化に応じていつでも働き方を変えられるという安心感を持つことができています。個人の事情に応じて通勤圏外の自宅、実家など勤務地が選択できる「フリーオフィス制度」も整っていますし、とても自由度の高い働き方はこの会社ならではの大きな特長だと思いますね。
青木:パナソニック インダストリーは2022年に誕生した事業会社です。未来の兆しを先取り、お客様とともに社会変革をリードするという2030年に向けたビジョンにおいて、その具現化の中心にいるのは人。社員一人ひとりの想いが実現することで会社全体の成長に繋がる循環=“想い無限サイクル”を形にするべく、多様性を礎として積極的にDEI推進を図っています。
合理的配慮はお互いがしっかりと理解できるまでの会話を重視しつつ、障がいはあくまで一つの属性として、その方のやりたいことや描くキャリアを軸とした採用活動を行っています。経営の中心に人財を置く、当社の素晴らしさをより多くの方に知っていただき、私たちの目指す姿に共感していただける方と出会いたいと心から思っています。
北本:仕事内容や働き方、周囲の人に恵まれ、ありのままを認めてくれる場だからこそもっと貢献したいという想いが自然と芽生える現在がとても幸せです。将来的なキャリアビジョンはまだ明確ではないですが、これからも私のモチベーションである人の役に立つことができる喜びを営業企画の業務を通じて感じ続けながら、今後もキャリアアップしていきたいですね。