本田技研工業株式会社◆総額5兆円の研究開発費・投資を電動化・ソフトウェア領域へ投入※2021〜2030年度◆eVTOL、アバターロボット、宇宙領域など新領域強化 企業ページ
本田技術研究所は、より自由な発想で研究開発に専念できるようにという理由から
1960年に本田技研工業から独立した会社です。
特に近年では、既存領域にとらわれず、より将来の成長に向けた“先進領域”に集中して、
「未知の世界の開拓を通じた新価値創造」を強化する体制へと進化しています。
モビリティ変革を独創的な技術やアイデア、デザインで実現するのが、研究所のミッションです。
意志をもって動き出そうとする人々を支え、社会をより良くしていくこと。
その一つとして、Hondaがモビリティを変革し、生活の可能性を拡げていくことであると考えます。
空の次世代モビリティ開発は、eVTOL(電動垂直離着陸機)という技術と、移動というものをトータルに考えて、家を出た時から目的地に到達するまでを一つのサービスとして提供していくことを目指した、eVTOLを中心とした新しいエコシステムをつくり出すことです。
このエコシステムが実現すれば、距離、時間の制約から脱却し、生活の可能性を拡げられると信じています。
現在eVTOLは、電動化技術によるクリーン性、シンプルな構造、静粛性などを実現できることから開発競争が活発化していますが、オール電化のeVTOLはバッテリー容量による航続距離に課題があります。
これに対してHondaのeVTOLはHondaJetのガスタービン技術、四輪車で培ったハイブリッド技術なども活かされています。さらに航空機の安全性を証明する認証取得の経験とノウハウも持っています。
こうしたHondaのコア技術を重ねていくことによる、ハイスピードな開発推進を経てeVTOLも出来上がっていきます。決して夢だけを追ってやっているのではなく、“Hondaの技術があれば、必ずできる”と思ってやっているのです。
創業者本田宗一郎がずっと志していた「空への挑戦」を、ぜひ一緒に取り組んでいきませんか。
Honda eVTOLの安全・快適な地上/飛行運用コンセプトのための軽量・安全・高信頼性なメカニカルコントロールシステムを実現するための技術には以下のような領域があります。
艤装アクチュエーションシステムの安全・性能・制御設計
・操縦桿、操縦ペダル/動翼/降着装置(ランディングギア)/ドアなど
・ICE PROTECTIONシステムの開発
・各コンポーネントの、機体実装時の、機構解析、構造解析、振動解析
・各コンポーネントの、性能試験、システム検証
◇開発ツール
安全解析(FTA、FMEA):Windchill、CAFTAなど
メカ機構解析:CATIA、Adamsなど
構造解析:NastranなどCAD設計:CATIA V5
高性能、高機能、高信頼性な革新的推進器システムを考案し、実現するための技術領域です。
●電動推進器ステムの性能設計及び、構想設計
●高効率、静音を高次元で両立する動翼設計
●推進器メカニカル設計と、作動コンセプト構築、及び安全設計と証明
●eDrive(モーター、インバータ、ギアボックス)の設計、システム設計、要求仕様設定
●コントローラシステム設計、及び、アルゴリズム・ソフトウェアモデル設計
●各コンポーネントの性能試験、システム検証
◇開発ツール
1D-CAE、CATIA、ECAD、MatLab/Simlink
近年、空の次世代モビリティの採用を行っており、興味を持っていただいた方に新しい仲間として参加してもらっています。新しい空のモビリティ実現には、従来の航空技術だけでなく、電動化、制御、システムズエンジニアリングなど様々な技術が必要です。
Hondaでは、経験を積んだマネジメント世代がビジョン=ステージをつくって支え、若い技術者がその上で自由に新しい技術にチャレンジする風土があります。また、先進技術研究所では宇宙ロケットの研究開発も行っているので、そちらでも燃焼、制御、システムなど多岐にわたる技術分野でチャレンジの機会があります。
アイデアと技術で、空のモビリティの社会実装に挑戦する仲間として、様々な知見・スキル・意欲を持つ方を歓迎します。空の次世代モビリティ研究開発はまだ始まったばかりですが、これはHondaにしかできないビッグチャレンジ!です。
ぜひこれから新しいメンバーと一緒に、たくさんの課題に挑戦していきたいです。