村田機械株式会社 (ムラテック) ◆世界の大手半導体メーカーを支えるリーディングカンパニー 企業ページ
スマートフォン、パソコン、テレビ、クルマ…さまざまな製品に搭載される半導体。私たち村田機械は世界中の半導体メーカーと直に取引をしており、自動搬送装置の開発・設計・納品を通じてモノづくりに貢献しています。世界のモノづくりを支えたい。最先端技術を身に付けたい。腰を据えて技術を磨きたい。そんな方に絶好の会社です。
私たちは、国内29ヶ所、海外34ヶ所以上の拠点で構成されるグローバル企業。主要グループ企業数は16社。2023年3月期の売上高は単体で3,653億円、営業利益は638億円、営業利益率14%。2023年4月現在の従業員数は単体で4,027名です。
2020年に創業85年を迎えた私たち。貫いてきたのは、機械のオートメーション化です。特に半導体製造では、ひとつでも多くの良品をつくるために、1ミクロンにこだわり、コンマ1秒の削減を追求するときも多数。さらに、24時間365日、トラブルなく稼働し続けることも問われます。世界一タフなモノづくりと言っても過言ではありません。
過酷なモノづくりに挑む各国の半導体メーカー。いただく要望もハイレベルな内容ばかりです。私たちは、その一つひとつを的確に把握して、装置の開発に反映し、製造の進化に貢献するべく、独自の体制を敷いています。専門のR&D施設もそのひとつ。世界中に広がる拠点と施設をWEBで結び、コミュニケーションのロスを削減。グローバル体制の強みをいかんなく発揮して、今日も、世界の半導体製造に貢献しています。
これからも、半導体製造は、世界規模で規模を拡大していきます。クルマも、IoTを活用した新しい機能やサービスの開発が進むのは確実。スマートフォンも、シェアの維持だけでなく、拡大の一途をたどるでしょう。そうなれば、今よりも多くの半導体が求められるのは確実です。村田機械の存在価値も、さらに重要なものになるでしょう。
拡大の一途が見込まれている半導体業界に、どう貢献していくか。私たちは、現在も、多種多様な装置を開発し、納品しています。たとえばOHT(天井走行式無人搬送車)。天井に設置した軌道を走行し、ベルト軌道で上下するホイスト機構により、保管設備や製造装置のローボードにアクセスするものです。
半導体の保管においても、多種多様な装置を開発しています。そのひとつがキャリア保管ストッカー。クリーンルーム内で半導体を一時的に保管するための装置です。製造装置の処理完了タイミングと次工程製造装置の処理開始タイミングのズレを吸収する目的を果たします。
これらの装置を開発・設計するのが、技術系総合職です。電気・制御設計、ソフトウェア開発、機械設計、それぞれの仕事を紹介します。
自動搬送装置に搭載する制御盤の配線や機器のレイアウト、プリント基板の回路、ラダー言語を活用したPLC、CPUやセンサーの設計などを担うのが、電気・制御設計です。電気の面から、装置のカギを握る機能を創造。目指せるのは、世界でも珍しい技術を持つエンジニアです。たとえば、ガスの流量までを制御する技術。村田機械ならではこそのテクノロジーです。ほかにも稀な技術を多々得られるのが、電気設計の魅力です。
半導体メーカーと向き合い、要件の把握から制御ソフトウェア開発を担うのがソフトウェア技術者です。やりがいは、世界最高峰のモノづくりをソフトウェアで制御すること。ある工場では、24時間・365日、約1,000台ものOHTが稼働し続けています。少しでも狂いが出れば、OHTの大渋滞が発生し、製造スピードなどに大きな影響をもたらすことに。「膨大な台数を正確にコントロールできたときの喜びは格別です」と話すソフトウェア技術者もいます。
最後に、各種装置の機構を設計する機械設計です。高効率、かつ揺るぎない信頼性を持つフルオートメーションの創造に挑めるのは、世界中の機械設計を見渡しても稀です。究極の自動化に挑戦する醍醐味を感じられることに加えて、規模の大きさも魅力のひとつ。20km以上、網の目のように張り巡らされたレールを走る数多くのビークルを開発できるのも、「技術者として腕が鳴ります」と話します。