高年収獲得のためのノウハウを学べ

年収700万円の職務経歴書

特別公開

年収700万円以上で転職できた人たちの職務経歴書から、高年収が獲得できたポイントを探る。経験・実績、説得力、自己PR方法など、書面だけで自分を最大限に表現するコツを学んで、あなたも「年収700万円以上の転職」を成功させよう。

高額年収を獲得できる職務経歴書の書き方をキャリアアドバイザーに聞いた

株式会社リクルートエージェントキャリアアドバイザー 板井明子氏

人事、法務、総務など、事務系スペシャリストマーケットに詳しい。

管理部門での高年収獲得のカギは、マネジメント力と英語力

高年収獲得という点だけで見れば、やはり国内企業に比べて外資の方が有利。例示のMさんのように広範な人事・総務経験があり、マネジメント経験がある方で、かつ英語力が備わっていれば、外資系への転職で最大800万円程度のオファーもあり得ますから、職務経歴書にもマネジメント経験や英語力については詳細を明記するとよいでしょう。

外資系生命保険会社・人事・Mさん・36歳

point1

人事業務プラスアルファの経験

Mさんは1社目で、給与・社会保険・採用・研修といった一連の人事業務を、バランスよく経験。また、総務やISO取得に伴う内部監査の実施にも携わった。人事業務をすべて任せられ、しかも「本業務以外のプラスアルファな経験」を持っている人は世の中にあまり多くいないので、この記載は、採用側にとっては魅力的な人物に映る。

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point2

人事制度を自ら立案・構築した経験

この職務経歴書の中で、希少価値があり、人事としての能力を高く評価できる要因は、目標管理制度に関する「人事制度の構築」を経験していること。制度構築は人事業務の根幹に当たる部分だが、立案・導入・運用と一貫して携わった経験がある人はあまり多くなく、目をひく職歴。「自ら立案・構築」と、記載できるかがポイント。

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point3

30代からはマネジメント経験の有無で差がつく

人事を含む管理部門の給与は、20代のうちは個人差がほぼない。30代から、マネジメント経験およびその能力のあるなしで、年収に差が生じる。Mさんは、30代初めのうちに豊富な現場経験を積み、かつマネジメント経験もあるため、転職先が求める人物像にかなり合致したと思われる。マネジメント経験がある人は、必ず詳細な内容を記載しよう。(Mさんの場合、年収の約25%が役職給に当たる)

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point4

大手・中小、両方での経験がキャリアに厚みを持たせる

1社目は規模が大きく「人事部門内も大所帯の縦割り構造」と思われる。その状況下で、「横異動」しながら多くの人事領域を経験したのは強み。一方2社目は90名の小さな会社。1人で複数領域をこなす必要があったと推測される。この対極の経験がMさんのキャリアに厚みを持たせている。そのうえで、IPO、M&Aという特殊な経験があるのも強い。

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point5

自己PRには具体的なエピソードも盛り込む

自己PRは転職先での仕事への意欲を示すと共に、職務経歴書に記載した事項で特に強調しておきたい経験を、感情を込めて表現できるパート。単に「この仕事(例/給与計算、労務管理)をした」だけではなく、Mさんのように、より具体的に登場人物も交えてエピソード形式で書くと、採用側にとっては一緒に働くイメージを膨らませられるので、ぜひ会ってみたいと思わせることができる。

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高額年収を獲得できる職務経歴書の書き方をキャリアアドバイザーに聞いた

株式会社リクルートエージェントキャリアアドバイザー 酒井美和氏

ITコンサルタント、SE・プログラマーなど、IT系エンジニアの転職動向に詳しい。

IT系エンジニア高年収獲得のカギは、リーダーシップと特定業務分野

例に挙がっているSさんはIT系エンジニアの中では、電子マネーやセキュリティ技術分野の研究開発が主業務で、とてもニッチな領域のスペシャリスト。転職先の選択肢は非常に限られるものの、ピンポイントで企業を選択し、高年収を獲得できた事例であることは確かです。一般的なIT系エンジニアならば、リーダーシップがあること、および金融や経営、製造など特定の業務分野での知識とコア技術を持つことが高年収獲得の条件。それら経験の詳細が職務経歴書に記されていると、採用側の目をひくことができるでしょう。

電気機器メーカー・IT系エンジニア・Sさん・36歳

point1

業務内容を詳しく記し、コミュニケーション力をアピール

いずれの企業でも、「コミュニケーション力」は採用の絶対条件。研究開発が主業務のSさんでも、1人でコツコツ仕事をこなすのではなく、他者との関わりや対人スキルが問われる仕事だったことは、「共同開発研究の実績」を記述することで表した。
一般には、プロジェクト規模・内容・役割・結果を案件ごとに整理して示せば、その人のコミュニケーション力は採用側も推し量れる。面接ではなく、職務経歴書だけでもヒューマンスキルが表現できることは、ぜひ心得ておきたい。

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point2

金融など業務分野の知識・技術は高評価

IT系エンジニアは現状、経営・金融などの業務分野の専門知識やコア技術を持っていると評価につながる(ほかの業務分野としては製造・流通・物流・人事・財務経理など)。技術分野でいえば、制御・FA・画像処理は、カーナビ・自動車など開発案件がたくさんある領域で必要とされる技術なので、転職市場での評価も高くなる。会社が求める知識・経験をピタリと持つ方は、職務経歴書で「業務上得意とする分野」と項目を立てて目立つように記載するのも有効。

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point3

年収アップのカギは英語力

年収380万円〜400万円の方が一発逆転で高年収を狙うなら、やはり外資系。会社によって求めるレベルは異なるが、英語力があるにこしたことはない。転職希望先が外資系ならば、英語ができれば、知識と経験で年収を上げていくことも可能。

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point4

リーダーシップ力などは自己PR欄でアピール

「プログラミングは海外で。彼らを取りまとめ、プロジェクトリーディングを日本で」という図式が今後は当たり前になりそうだ。ゆえにリーダーシップや多くのメンバーを取りまとめる対人スキルはエンジニアの必須条件。こうしたヒューマンスキルに関するアピールあるいは仕事に対する熱い思いなどは、ぜひ自己PR欄を設けて職務経歴書の締めとしたい。

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年収700万円以上から連想するキーワードで求人を探す その3

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