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地質調査会社から、建築設計会社の施工管理職へ
匿名レジュメの登録で企業や転職エージェントからオファーが届く「スカウト」。実際に登録して、幸せな転職を実現したというビジネスパーソンにインタビュー。「登録してよかった!」の生声をレポートします。
日豊資材株式会社
工事管理部
永井俊行さん(32歳)
PROFILE■大学卒業後、建設資材の専門商社に就職し、営業と工事監督を兼任。6年間勤務する間に一級土木施工管理技士の資格を取得。その後、実家が経営している地質調査会社に入社し、経営に携わりながら地質調査やコンサルティングを担当。2012年9月に日豊資材からオファーを受け、11月に入社。
2013年1月16日
一級土木施工管理技士の資格を活かし、現場で自分を鍛えたいと転職を決意。
エンドユーザーと直接触れ合える現場で、日々刺激を受けています
■スカウトにレジュメを登録したきっかけは?
日豊資材(株)
永井俊行さん
大学で土木を専攻し、卒業後は地元である静岡の建設資材商社に就職。セメントやコンクリートなどの土木資材を担当し、営業としてゼネコンなどを回るかたわら、工事部門の現場監督も兼任しました。先輩営業担当者は40〜60代のベテランばかりで、若手は自分ひとり。認めてもらうためにがむしゃらに仕事に取り組み、一級土木施工管理技士の資格も取得しました。
ようやく自信がついてきた7年目、父が体調を崩し、実家で経営している地質調査会社を手伝うために退職。会社経営に携わりながら、地質調査や測量なども行いました。
実家の地質調査会社では約3年間働きましたが、同僚や取引先に対して常に気を張っていた前職に比べ、家族相手にどうしても甘えが出てしまっている自分に、徐々に気付き始めたんです。小さな会社ではありますが、従業員も抱えています。甘えは許されない環境なのに、意識していてもふと気を抜いてしまう瞬間がある。このままではいけないと焦りを覚えるとともに、「一般企業の現場で自分を鍛え直し、もっと成長したい」と思うようになりました。
そこで、昨年1月ごろから、転職活動をスタート。まずは転職サイトを見て、自分の経験やスキルが活かせる求人がどれだけあるかをチェックすることから始め、夏ごろに本腰を入れるためにスカウトにレジュメを登録しました。
転職活動の手段としてスカウトを選んだのは、自分の強みがつかめると思ったから。初めての転職活動だったため、自分の経験やスキルをどのようにアピールすればいいのかわからなかったのですが、レジュメを入力することで自分の強みが客観視できるのではと考えたのです。また、企業からオファーをもらうことで、自分のどんな経験が評価されるのかもつかめると思いました。
■企業からオファーを受け取った時の気持ちは?
レジュメを登録後、たくさんのオファーが届き、驚きました。週に20通ぐらいは届いたと思います。建設・建築会社の現場監督や、建設コンサルタント、建設資材メーカーの企画など、自分の経験をストレートに活かせるオファーが多く、嬉しかったですね。一級土木施工管理技士の資格に対する評価のほか、家業で経験した地質調査や測量、建設コンサルタント業務に対する評価の声も多いと感じました。
オファーは1社1社、じっくり読み込みました。興味を惹かれた企業はいくつかありましたが、早い段階で今の勤務先である日豊資材からオファーが届き、選考が進んだため、結果的には1社にしか応募しませんでした。
■今の会社の面接を受けようと思った決め手は?
日豊資材からオファーが届いたのは、昨年9月。日豊資材は、浜松を拠点とする建築外構の設計施工会社で、街並みや公園、一般個人宅のエクステリアに強みを持っているとのこと。私に対するオファーポジションは、そのエクステリア全般に関わる施工管理業務でした。
前職での経験と、資格がフルに活かせると感じ、興味を惹かれてオファーを読み込んでみると、地質や土質調査も自社で行っているとのこと。家業を手伝いながら新たに取得した地質調査技士の資格も活かせそうだと思い、応募に踏み切りました。
面接の相手は、鈴木社長と、事業統括責任者・工事部門の責任者。雑談を交えながら、リラックスできる雰囲気を作ってもらい、緊張がほぐれましたね。業務内容や、施工管理職の仕事の流れを一通り、丁寧に教えていただき、入社後のイメージが湧きました。
工事部門の責任者はとても若く、歳を聞けば30代後半とのこと。努力すれば、彼のように若くして責任ある立場を任されるのだということがわかり、入社後のキャリアステップも想像することができましたね。この会社ならばさらなる成長が可能だと思い、転職を決意しました。
■そして入社。今のやりがいは?
昨年11月に入社し、2カ月が経ちました。現在は、個人宅や集合住宅のエクステリアの施工管理全般を担当しています。
この仕事に就いて感じているのは、エンドユーザーである個人顧客と直接やり取りできる楽しさと難しさ。お客様が求めるものを無事に形にできたとき、喜ぶお客様の姿を見ることができますし、「ありがとう」という感謝の言葉も直接いただくことができる。何よりの喜び、やりがいを感じますね。一方で、建築基準や構造的に、どうしてもこたえられない無理な要望をいただくこともあります。それをわかりやすい言葉でお客様に伝え、ご納得いただくことの難しさも、日々感じています。お客様目線に立って物事を考え、コミュニケーションを取ることの大切さを覚えました。
社員は若い人が多く、平均年齢が30歳前後。今まで同年代の人と一緒に働いたことがなかったので、とても新鮮ですね。同年代の頑張りを間近で見られるので、刺激になりますし、「自分ももっと頑張ろう!」というモチベーションにもつながっています。
当面の目標は、とにかく現場経験を増やすこと。規模が大きくてスケジュールや職方の管理が難しい、お客様の要望が細かいなど、難易度が高い現場にこそ率先して手を挙げて経験値を高め、自社の戦力になりたいと考えています。
<採用担当者の声>
豊富な現場経験に加え、どんな人にも好感を持たれる人となりに惹かれました
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当社は浜松に本社を置いていますが、近年は愛知県にも地盤を広げ、業容を拡大しています。そのため、現場で指揮を執れる、即戦力となり得る施工管理職を求めていました。 |
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スカウト活用のススメ
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- EDIT&WRITING
- 伊藤理子
- PHOTO
- 早川俊昭