転職トップ > 転職成功ノウハウ > 転職パーフェクトガイド > 求人の探し方・選び方 > 建築会社の設計職から、資格スクールの教材開発へ
建築会社の設計職から、資格スクールの教材開発へ
匿名レジュメの登録で企業からオファーが届く「リクナビNEXTスカウト」。実際に登録して、幸せな転職を実現したというビジネスパーソンにインタビュー。「登録してよかった!」の生声をレポートします。
株式会社総合資格
講習システム開発部 2級学科課
須永博巳さん(34歳)
PROFILE■大学工学部卒業後、ハウスメーカーに就職し設計職として約4年務める。その後、工務店に転職し、約6年勤務。その間に一級建築士の資格を取る。2010年8月末に総合資格からオファーを受け、同年10月より現職。
2011年3月9日
「建築士合格のための教材作り」という思いもかけないオファーが。
設計担当としての10年超のキャリアを、フルに活かしています
■リクナビNEXTスカウトにレジュメを登録したきっかけは?
(株)総合資格
須永博巳さん
子どものころから家作りに興味を持ち、工業高校、大学工学部に進学。卒業後はハウスメーカーに設計職として就職し、約4年間勤めました。その後、設計だけでなく建築に関する幅広い業務に携わりたいと思い、地元の工務店に転職。戸建て、マンション、公共施設などさまざまな建築物の新築、リフォームに関わり、メインの設計業務だけでなく、積算や役所との折衝、顧客や業者との打ち合わせ、現場管理など何でもこなしました。とても忙しい毎日でしたが、業務を幅広く経験でき、やりがいを感じていました。
しかし2008年、景気悪化を受けて公共工事、新築・リフォーム需要が一気に減少。「この状況が続くならば転職を考えたほうがいいのかも…」と思い、手始めに「リクナビNEXTスカウト」にレジュメを登録しました。ただ、その後、一時的に受注が盛り返し、仕事が忙しくなったことで転職活動はストップ。「このまま受注件数がどんどん回復すればありがたい」と頑張っていたのですが、長引く景気低迷の影響は大きく、再び低迷。自分の今後を含めいろいろと検討を重ねた末、意を決して昨年夏に転職活動を再スタートしました。ハローワークに登録し、転職サイトで求人を探すとともに、レジュメの内容も修正。初めてレジュメを登録してから2年が経っていたので、その間に経験した業務を追記し、職務経歴もできるだけ具体的に説明しました。
■企業からオファーを受け取った時の気持ちは?
2008年にレジュメを登録したとき、すぐにいくつかオファーをいただきました。建築会社の設計職や、リフォーム会社の設計、現場監督など、今までの経験を活かせるものばかりでした。しかし、一時的に受注が盛り返したため、転職意欲が後退。結局、どのオファーにも応募はしませんでした。
■今の会社の面接を受けようと思った決め手は?
総合資格からオファーを受け取ったのは、昨年8月末。本格的に転職活動をしようと思い、レジュメを手直しした直後でした。
建築や不動産関係の資格合格を目的としたライセンススクール「総合資格学院」を全国展開する会社。講義で使われる教材や新しい講座を生み出す、「教材・講座開発担当」のオファーでした。今までずっと設計をメインで手掛けて来て、これからも設計職しかないと思っていたので、予想もしない役割のオファーに驚きましたね。同時に「自分のキャリアにはこんな可能性もあったのか」と気付かされもしました。
設計の仕事では、アイディアを図面に落とし込んでいく過程が好きでした。教材開発と発は全く異なる業務ではありますが、「自分のアイディアを、今度はテキストに落とし込んでいく」と考えれば、あまり違和感はないように思えました。そして何より、会社自体になじみがありました。実は、一級建築士を取るときに通っていたのが総合資格学院だったのです。とても親身になって教えてもらったので、「あの会社だったら気持ちよく働けそうだ」という印象があり、応募に踏み切りました。
面接の場で業務内容を詳しく聞き、今までの経験や、建築に関する知識がフルに活かせると感じましたね。家作りから離れることに少しさびしさはありましたが、今度は「建築物を生み出す人自体を育てる」ことができる。これからの建築業界のために貢献できる仕事だと思い、転職を決意しました。
■そして入社。今のやりがいは?
2010年10月に入社し、約5カ月が経ちました。現在は、二級建築士合格のための教材やテキスト、問題集や各種テストの制作を担当しています。初めは勝手がわからず、とまどうこともありましたが、内容としては、どれも自分が設計や現場で、体験しながら学んできたことが多いので、比較的スムーズに業務を覚えられました。また、週に2〜3回は各教室に足を運び、講師に教材の感想を聞いたり、受講生からニーズをヒアリングして、新しい教材作りに活かしています。
来年度からは週に1回、講師として教壇に立つことが決まっています。教材作りで培った知識を教壇でも活かし、かつそこで受講生から得る生の声を教材作りに反映するためです。1年前には考えもしなかった展開であり、責任の重さも感じていますが、自分の活躍の場が広がることにワクワクしています。即戦力として活躍できる建築士を一人でも多く生み出すため、私自身も建築について、さらに知識を深め、ステップアップしていきたいですね。
<採用担当者の声>
一級建築士の資格と豊富な現場経験に加え「アイディア力」にも惹かれました
|
建築士の教材作りには、建築に関する高い知識と経験がなくては務まりません。そのため、一級建築士の資格を持ち、かつ豊富な実務経験も持ち合わせている人を求めていました。須永さんは知識、経験ともに申し分ないうえ、面接でのやりとりで物事に一生懸命取り組むまじめさと誠実さも感じました。また、受講生として当学院に通っていたとき、自分なりに教材をカスタマイズしていた点も評価ポイント。必要な項目を表にして理解しやすいようまとめ直したノートを拝見し、「この人ならば受講生の視点で、教材作りに工夫を凝らしてくれる」と思いました。入社後は、アイディアを活かして教材作りに取り組んでくれています。これからも、受講生の理解度向上、得点アップにつながる教材をたくさん生み出してほしいですね。 |
自分の市場価値がわかる!思わぬいい会社に出会う可能性が広がる!
リクナビNEXTスカウト活用のススメ
自分の経験・スキル、転職市場でどれぐらい評価されるものなんだろう?そう思ったら、リクナビNEXTスカウトに登録を。
「転職市場における自分の市場価値」がランキングなどでわかる上、企業からのスカウトを受けることで「何が自分のウリなのか」を把握できます。企業が採用に動くタイミングを逃すこともありません。まだ始めていない方は、今すぐ登録しておきましょう!
- EDIT&WRITING
- 伊藤理子
- PHOTO
- 刑部友康