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情報サービス会社から、検索サイトの企画・戦略担当へ
匿名レジュメの登録で企業からオファーが届く「リクナビNEXTスカウト」。実際に登録して、幸せな転職を実現したというビジネスパーソンにインタビュー。「登録してよかった!」の生声をレポートします。
ネイバージャパン株式会社 サービス企画室
鋤柄(すきがら)和臣さん(35歳)
PROFILE■映像関連会社の制作担当を経て、2000年にWebサービス会社に運用担当者として入社。運用責任者として10年間勤務する。サイトリニューアルの現場責任者として活躍していた09年12月に今の会社からオファーを受け、今年4月に転職。
2010年11月24日
「ユーザー参加型」の情報発信モデルを、この手で作り上げたい。
そんな難易度の高い希望をかなえられる環境に、スカウトで巡り合えました
■リクナビNEXTスカウトにレジュメを登録したきっかけは?
ネイバージャパン(株)
鋤柄和臣さん
以前の勤務先は、大手Webサービス会社。設立間もない10年前に入社し、以後、運用設計・企画などを担当してきました。その間、会社はどんどん大きくなり、株式上場も実現。企画・運用まわりの責任者にもなり、充実した日々を送っていました。しかし2年前、「自社サイトの将来を考え、新たな打ち手を検討するプロジェクト」に参加したとき、転機となる出来事がありました。
急速なSNSやブログの普及などで、一般ユーザーがどんどん情報を発信するようになりましたが、その大半が無償の活動。私は、彼らに何らかのメリットを付与することで、一般ユーザーが有益な情報を発信し続けられるモデルを作り、それを自社サイト内で展開すべきだ…という提案を詳細にまとめ、経営陣に進言したんです。しかし、残念ながら私の意見は採用されず、別のリニューアル案が取り入れられることに。私なりの渾身の提案だったので、ショックでしたね。会社の方針と、自分の思いとの間に大きなズレを感じ、初めて転職を意識しました。
その勢いで、転職エージェントに登録し、同時に「リクナビNEXTスカウト」にもレジュメを登録。しかし、エージェントからいくつか求人案件を紹介されてみて、「やりたいこと」を実現できる会社には、そう簡単には巡り合えない…ということに気付きました。企業には企業の明確な採用理由があり、私の希望と合致するところを探すのはほぼ不可能だと感じたんです。
一時は起業も考えましたが、会社に勤め続けて機会をうかがうのが一番現実的だと思い、転職活動はストップ。いざチャンスが回ってきたときに「一番に任される人」になるべく、頭を切り替えて日々の業務に全力投球しました。そのため、登録したレジュメも、今の会社からオファーが来るまでの1年半、ほぼ放置していました。
■企業からオファーを受け取った時の気持ちは?
レジュメ登録後ほどなく、IT系企業などからいくつかオファーをもらいました。事業戦略系の職種が多く、私の経験・スキルを見たうえでオファーを送ってくれているのだと感じましたね。しかし、いずれもやりたいことが実現できる環境ではなく、転職意欲もすでに治まっていたので、応募は見送りました。
■今の会社の面接を受けようと思った決め手は?
今の勤務先であるネイバージャパンからオファーが届いたのは、昨年12月のこと。検索シェア世界5位の検索サービス「NAVER」の日本での運営会社で、検索サービスに関する新しい企画・戦略立案を担ってほしいというオファー内容でした。転職は全く考えていなかったし、検索サイトではやりたいことを実現できると思えなかったので、一度は見送ったんです。しかし、しばらくして再びオファーが届いたので、「これも何かの縁だから話だけでも聞いてみよう」と思い直し、気軽な気持ちで会社に足を運びました。
「NAVER」のサービスの中で気になっていたのが、ユーザー参加型の検索「NAVERまとめ」。ユーザーが一つのテーマに沿ってリンクや画像、動画などを集めた「まとめ」を作り、自分ならではの情報を発信していくもので、どういう仕組みで運営しているのか興味がありました。だから、面接といっても始めは私からの質問ばかり(笑)。運用の仕組みや今後の方向性などについて教えてもらう中で、どんどん事業内容に惹かれていきました。最終的には「ユーザー参加型のサイトはかくあるべき!」との意見交換で大いに盛り上がり、「この会社ならばやりたいことが実現できるのではないか」とワクワクしましたね。会社側からも「あなたの経験のすべてがほしい。ぜひ来てほしい」と熱望され、「人生において、これ以上求められる機会はないんじゃないか」とも思いました(笑)。
ただ、ネックになったのは、今の仕事。サイト全面リニューアルの現場責任者としての立場があったので、「今抜けていいのか?」というためらいがあったんです。そんな中、「あなたが本当にやりたい仕事ならば、転職してもいいんじゃない?」という妻のひと言で、動く決心がつきました。
■そして入社。今のやりがいは?
今年4月に入社。希望通り「NAVERまとめ」のメイン担当となり、新たな可能性をひたすら考え、今後の戦略を練り続けています。この10月にはページリニューアルと操作改善を行い、11月には「まとめ」作成者に対して広告収益を分配する「インセンティブプログラム」をスタートしました。念願だったモデルをこの手で実現できていることが嬉しく、転職して本当に良かった!と日々感じています。
インセンティブプログラムはスタートしたばかりで、まだまだ不完全。ユーザーに「コンテンツの質が悪くなった」と言われないようにさらに次の手を準備しつつ、まとめ作成者の育成・コミュニケーションの強化にも努め、このサービスをどんどん発展させていきたいですね。
<採用担当者の声>
情報サイトでの豊富な経験に加え、同じ方向を向いて歩んでいける人だと感じました
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「NAVER」は本国の韓国では普及していますが、日本においては後発の検索サービス。日本でNAVERの名を広く知らしめるため、さまざまなアプローチでユーザーに仕掛けを行える人、すなわち何らかの情報サイトにおいて企画を数多く立案・実行してきた人に来てほしいと考えていました。鋤柄さんは、経験は申し分ないうえ、コミュニケーション力と提案力が抜群。面接の場では、NAVERのサービスについてさまざまな質問を投げかけてきたうえで、自身の考えを提案してくれました。それがわれわれの考えに非常に近しく、この人ならば同じ方向を向いて共に突き進んでいけると感じました。入社後の活躍は、期待以上。企画実行力と着実さを兼ね備え、トライ&エラーを確実に次に活かしています。これからも、世にないWebサービスをどんどん生み出し、国内のみならず世界に向けてアイディアを発信し続けてほしいですね。 |
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- EDIT&WRITING
- 伊藤理子
- PHOTO
- 設楽政浩