喜怒哀楽 綴ってみたよ 五七五 決定★転職川柳大賞

転職にまつわる、あんなこと、こんなこと…悲喜こもごものエピソードを「五・七・五」にした川柳を募集したところ、実にたくさんの応募をいただきました。そこで、大賞、優秀賞など30作品をここで一挙紹介。つい頷いてしまうもの、クスっと笑えるもの、思わずジーンとくるものなどなど。転職活動経験者ならば、どの川柳にも共感できそうですよ 。

2008年7月21日

転職の 悲喜こもごもが 563作品!

リクナビNEXTのメールマガジン「かしこい転職プロジェクト」内と、リクナビNEXTページ上で募集を告知し、6月16〜22日の間に563作品の応募をいただきました。編集部内での厳選なる選考の結果、各賞を決定。当初は大賞(1作品)、優秀賞(2作品)、佳作(5作品)の予定でしたが、あまりの優秀作品の多さに、急きょ「編集部賞」(8作品・クオカード500円)を追加しました。この場を借りて、応募してくださった皆様に御礼を申し上げます。
かしこい転職 プロジェクトとは 「かしこい転職」を実現するために、皆さんと最新の転職トレンドやニュース、ノウハウなどを学ぶメールマガジン形式のプロジェクト。毎週月曜日と木曜日に、約80万人に配信されている。
大賞 旅行券5万円分
アレは何? 面接の時の 盛り上がり (シリウスさん)
(評)わかります…。みんなあんなに身を乗り出して聞いてくれてたのに、なぜ?ってキモチ。盛り上がり過ぎて、おじさん面接担当者が疲れちゃったのかな。いずれにせよ、シリウスさんの運命の会社は別にあるのですよ。旅行でリフレッシュしたら、次行きましょ、次!
優秀賞 旅行券3万円分
辞表出し 帰りにならぶ 宝くじ (korechan81さん)
(評)威勢よく辞表は出したものの、先立つものが…ですね。私の友人は同じ状況のとき、サマージャンボには並ばず、手堅く東京都宝くじを買っていました。見事100円当選。
長くなり 初めの気持ち 何だっけ (175さん)
(評)編集部員全員が「わかる!」と共感した一句。「まるで恋愛のようだ」とボソリつぶやいた人も。旅行券を使って、転職活動初めのころのアツい気持ちを思い出してください。
佳作 約1万円分の賞品
面接中 流れる着メロ オッパッピー (ビタミンぷぅさん)
(評)ご本人ではなく、面接担当者の携帯だったそう。そのような希有な場面に遭遇したときに即録音できるよう、高性能ICレコーダー進呈。
情報を 見ただけなのに 満足し (茶坊主さん)
(評)満足いただけて嬉しいです。が、応募して面接を受ければ、もっとスゴい満足が待ってるかも…。雨の日の面接もコレで安心の丈夫な傘をプレゼント。
希望職 あります但し 離島です (もりのくまおさん)
(評)「希望職だが、離島」。どれぐらい「離」なのかはわかりませんが、人生の岐路に立ってますね、もりのくまおさん。ハイテク双眼鏡をプレゼントしますので、離島の自然を満喫してください。
新卒で 落ちた会社の いま部長 (ドリームカムトルーウさん)
(評)いや〜、世の中何が起こるかわかりませんね。ドリームを叶えた部長さんに拍手!バカラのグラスで成功をかみ締めてください。胸にシャム猫を抱いて。
小部屋にて オヤジ3人 顔が近っ! (璃瑚さん)
(評)40センチほどのテーブルを挟み、3人の面接担当者と対面したそう…。近すぎ。自宅でできるフェイスケアグッズをお送りします。至近距離の面接も、コレで安心。
編集部賞 クオカード500円分
人生の 岐路に立ちつつ 一休み (転職ラスカルさん)
面接官 あくびで結果を 伝えるな (ポエットさん)
面接で 笑顔のたびに 苦労じわ (カックンさん)
10年後 ここで良かったと 思いたい (ぶりまゆさん)
「頑張ります!!」 転職前夜に 寝言言う (Jさん)
まあ待てと 止めた上司が 先に行く (格差社会の覇権社員さん)
新人よ 君らが育てば 転職準備 (みっちさん)
経歴書 書く手が止まり 迷宮へ (捏造者さん)

1)冷静さを失わず 2)自己アピール最中にガッカリ 3)笑顔の裏の苦労が表に 4)入社前の決意 5)奥さんは隣で大爆笑だったそう 6)そして上司の仕事の大半が自分に 7)手離れしたら、即! 8)書きながら、脳髄が自分探しの一人旅へ…

あと一歩で賞 ※次回は賞品ゲット目指して頑張ってください!
恋のよう 昔の職場も いとおしい
(ポエットさん)
選ぶとは 捨てることと みつけたり
(わがまま眠り姫さん)
なんでだろ 辞めるとなると 揺らぎだす
(くりまんぢゅうさん)
返事待ち 何度もクリック 受信無し
(hosoさん)
昭和には 25足すと 西暦だ
(ナウいっさん)
場数踏み 雑談だけが 盛り上がる
(七転びさん)
いい感触 気分良くなり しゃべりすぎ!
(水道からポンジュース!さん)
かたたたき めんせつじには いえません
(kisojironさん)
転職は 縁談のごとし 「まだ次が」
(だはー。さん)
通勤の 景色が変わる 新鮮さ
(モウ多忙さん)
面接を する度違う 自分いる
(よっしーさん)
御局の イビリは アロマが癒します
(理不尽さん)
内定を 貰って嬉し 夏の朝
だけど何故だか 心はブルー

(ぺこぽんさん)
※注 川柳ではなく「短歌」ですが、複雑な気持ちが伝わるので独断で掲載!
番外編 ※編集部でも作ってみました!

皆さんに刺激され、リクナビNEXT編集長クロダと「かしこい転職プロジェクト」の事務局長、事務局スタッフ伊藤の3人が、一句ひねりました。皆さんの川柳と違って、ツッコミがいがあります。

欲しいのは 「あなたのおかげだ ありがとう」 編集長・クロダ

(自己解説)
年収を上げたい、役職がほしいなど、転職に踏み切る理由はさまざまだけれど、ホンマは「ありがとう」さえあれば頑張れる。取材やアンケートなどから感じた、転職者の皆さんの気持ちを川柳にしてみました。

(編集部より)
クロダ編集長は、「ありがとう」と「バーボンソーダ」があれば、なお頑張れるそうです。

辞め際に なって仲良く なった彼 事務局スタッフ・伊藤

(自己解説)
前の会社を辞めるときのこと。あまり話さなかった同僚に「辞めるんだって?」と声をかけられて。それがきっかけで、辞め際の2週間だけ毎日飲みに行く仲になりました。もっと前から仲良くしておけばよかった。

(編集部より)
男同士のことなのに、なぜかドキドキさせられる一句です。カレとその後の発展はなかったのでしょうか?

思い出せ! 転職初日の 謙虚さを  事務局長

(自己解説)
事務局は、伊藤をはじめ転職組も多いんですが、思い返すと転職初日はみんな謙虚で素直だったなあと。もう一度転職しない限り、取り戻せないものであることは承知の上なんですけどね。そういう私も人のことは言えないか(苦笑)。

(伊藤より)
そんな昔のことを思い出せといわれても。じゃあ転職して思い出すとしますわ…。

総評:自信作 たくさんいただき ありがとう!

転職活動はしんどい場面も多いと思いますが、それを明るく笑い飛ばすような楽しい川柳が多かったのが印象的でした。「面接で 椅子から落ちて オーマイガ」(こけこさん)、「面接室 社会の窓も 開いてた」(もたまさん)などは、その情景を想像して一同大爆笑。また、「面接官 昔の部下で ああ無情」(アナイスさん)「面接の 人事担当 元後輩」(フックさん)、「二次審査 同級生が 試験官」(ウトウトさん)など、応募先で意外な知り合いに遭遇したという句も多数。選考される側としてはなかなか辛いシーンですが…人材流動化の進行を、この川柳で再認識しました。
では最後に一句。
「これはイイ! 二回目もやろう 川柳大賞」←編集長に直談判しときますので、実現の暁にはまた力作をお待ちしています!

※作品の著作権は(株)リクルートキャリアに帰属するものとします。無断での転載、使用はご遠慮ください。

EDIT&WRITING
伊藤理子
DESIGN
Mac.H GraphicArts
ILLUST
もりいくすお

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