仕事の喜び THE・リアル vol.1 ―だから、私は働いている。
〜働く大人には、泣く日もあれば、笑う日もある〜 人は転職を考えるとき、少なからず現状に満足できない何かがあるのだろう。では、どうすれば働く喜びを感じられるのか。今回は、自分なりの成功を収めたある男性に、その喜びをかみしめるまでの道のりを聞いてみた。あなたはどんなときに、仕事に喜びを感じますか?
誠実な挑戦が、成果に結実。社会人としての価値を創ってくれた
年間売り上げ2億円を達成
 営業の成績優秀者と聞くと、あなたはどんな人を想像するだろうか? いかにもやり手で、頭の回転が速く、デキるビジネスパーソンだろうか。それとも押しの強いタイプ……?

 実際の高橋さんに会うと、人当たりの良いソフトな印象がする。この人がどうやって、担当内で唯一、目標を達成できたのだろう。

 もちろん高橋さんも最初から順調にいったわけではない。大学では理系の数学専攻。技術志望でありながら突然、しかも初めての営業だった。
断られるばかりの日々
「入社してたった1年半で営業に回されるとは思ってもみませんでした。研修では名刺の出し方を教わった程度だったんですよ(笑)。不安はあったんですが、ミスしてもいいくらいの気持ちで臨みました」
 やはり、最初はさんざんだったという。有名企業の営業とはいえ、大手企業から中小の会社まで飛び込みも必要だった。どこへ行っても断られ、空振りの日が続く。

 普通はここでくじけてしまいがちである。実際、高橋さんの会社でも、何人もの退職者が出たそうだ。「営業は自分の希望ではない」「インセンティブがほとんどないので、頑張っても報われない」といった理由で。
「私が辞めなかったのは、保守的な性格で、大きな会社のネームバリューを手放したくなかったからだと思います」

 しかし、与えられた仕事をこなすこと、そして、結果を出すことは、企業の一員としての責任でもあるし、また、さまざまな部署の業務は、必ず経験となって活きていく。
何が契約を決めるのか?
 高橋さんはもう一度先輩や同僚と同行を重ね、一歩引いた視点でやりとりをながめてみた。すると。
「こういうポイントを、こういう流れやタイミングで説明していけばいいというのが、漠然とですが見えてきたんです」

 それまでの自分はたいして知識もないまま、やみくもに相手に勧めていた。これでは売れなくて当然だ。
「商品知識さえしっかりしていれば、いける」と確信。とはいえ通信ネットワーク環境の提案は、商品数だけでも数十種以上、金額も数万円〜数千万円まで千差万別。内容も複雑だったのだ。
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あなたは仕事で泣いたことがありますか? 社会人156人の「仕事って…」リアルVoice
高橋 亮裕さん
(たかはし・あきひろ)
年齢:31歳
大学卒業時から現在まで、大手通信企業に勤務。社内で全く仕事内容の異なる技術と営業を行き来する部署異動が3回。研修(半年)→社内の技術系職務(1年)→法人向け営業(2年半)→開発(4年)→技術系営業サポート(現在)。
高橋さんの成功体験
法人向け営業を担当していた際、担当内で高橋さん一人だけが年間売り上げ目標を達成。しかも、その達成額は、目標額の2倍! 2億円というものだった。
高橋さん1
vol2 「自分がやりたい仕事を追いかけるうちに、大幅な売り上げ増を実現しました」へ

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