4人の転職経験者がぶっちゃけトーク!転職者のホンネ座談会
<1> 転職を決断した時 <2> 転職成功への情報収集法
<3> 応募・面接への成功ポイントは? <4> 円満退職するポイントは?
転職成功への情報収集法
ヨカッタと思える転職ができるか、悔やまれる転職に終わるか――情報収集はその分かれ目となる大きなポイント。さまざまな経歴の転職成功者4人。その情報収集経験に潜んでいる成功のヒントを探ろう。
座談会に参加した転職成功者
10回転職さん
ベテランさん
転職経験は10回以上
料理人を振り出しに、人事系(求人広告、派遣)の営業をメインに転職豊富。現職の前の会社では、化粧品販売会社の立ち上げに携わる。現在、広告代理店勤務。
未経験転職さん
20社応募さん
かねてより希望の仕事に転職
大学卒業後、システム開発会社でSEとして約3年間勤務。かねてより志望のデザイナーを目指し、02年10月に退社。同年12月よりデザイナーとして編集プロダクションに勤務。
ステップアップさん
3回成功さん
営業職のスペシャリストに
卒業後、国内証券会社の個人営業職を経て、外資系証券会社の個人・法人営業職に。 営業職のスペシャリストとして、現在は変額年金保険専門の保険代理店勤務。
3回成功さん
未経験さん
国内と外資の違いを体験
卒業後に就職した証券会社では、営業を経て本社スタッフに。その後、同職種で外資系証券会社に転職し、両者の違いを肌で体験する。現在は国内証券会社の商品開発職。
座談会スタート
転職活動の最初の一歩は?
編集部 転職を考えられて、最初にしたことはどんなことでしたか?
ステ 希望する業界と仕事内容がはっきり決まっていたので、転職紹介会社、インターネット、新聞の3つの手段で集中的に探し、最終的に4〜5社まで絞りました。
未経験 その点、僕は最初からネット一本でした。転職を決意した時点から、メジャーな転職サイト5サイトに登録して、どんどんメールで送られてくる情報をチェック。前の職場を辞めてからは、それに加えて情報誌もチェックするようになりました。
編集部 転職の決意はどなたかに相談されたりしましたか?
3回 私は一応、親に相談しました。
ステ 相談というよりも報告という感じでしょう? 相談には理由付けをしたいとか、背中を押してもらいたいという気持ちがあるように思います。私は誰にも話さなかった。
10回 逆に、身近なところに相談する人は結局転職しなかったりすることのほうが多い。「やめる」と口に出すことで、引き留めてもらいたかったりするんじゃないかな。
転職希望先に関する情報集めはどうやった?
編集部 転職先候補を絞っていくなかで、どんなふうに会社の情報を集めましたか?
ステ 実は金融というのは狭い業界なんです。ヘッドハンティングされて転職するケースも多い。ある程度の会社情報はわかっていますし、ヨコのつながりで評判を聞いたりといったくらいかな。

未経験 僕は事前に直接会社を見に行きました。というのも、募集広告の写真は凄くお洒落でクリエイティブな感じなのに、面接にいくとまったく違う、ということがあったんです。ちっとも楽しく働ける雰囲気じゃないんですよ。だから、次は面接が決まってから、事前に会社を見に行きました。入り口を見たり、出入りするスタッフの人たちの感じを見たりして、会社の雰囲気を確かめましたね。
10回 会社に入る前の情報集めはあまり重視しないのが僕のやり方。結局、実際そこで働いてみなければ、本当のところはわからないというのがここまでの実感なんです。会社については一般的な情報があればそれ以上は必要ないと思う。結局、仕事してみて合うかどうかが大切なんだから。
転職先を選ぶためのチェックポイントは?
3回 転職候補を判断する場合に重視したのは、具体的には会社のどんなポイントでしたか?
3回 私は会社選びは投資に近いと思います。たとえば株を買うのと同じですね。基本的な部分では、その会社の事業展開の方向性が正しいと思えるか。その将来性はどうか。そこに会社ならではの特性を活かした方法論があるかどうか。そんなところがチェックポイントでしょう。公表されている情報を押さえて、自分なりの判断をしてみる。それを人事面接の際に言ってみたりすると、反応がよかったですね。
10回 僕の場合、ほとんど社長と直接話して移るかどうか決めるんです。そこで重視するのは、実際に会って話をしたフィーリング。その人と一緒に仕事をやりたいと思えるかどうかですね。だから、ほかの条件は満足できても、どうしてもその点で引っ掛かってお断りしたこともありますよ。
未経験 Webデザインができる職場を探しての転職希望でしたから、僕はそれぞれの会社のサイトをしっかりチェックしました。センスの良さは当然ですが、サイト更新の度合いなんかも気になりましたね。たとえば、その会社を知ったきっかけがリクナビNEXTの求人情報だったら、会社のサイトに「リクナビNEXTでも募集中」と情報が出ているかどうか。それだけでも、サイトへの力の入れ方や意識がわかりますからね。
求人広告の見方・使い方のポイントはどこ?
3回 では、今度は会社からのメッセージとしての求人情報に関して、みなさんがどこに注目したかを教えていただけますか?
ステ まず、希望の業種と仕事内容に関われることがはっきりと明示されているか。そして、事業理念が書かれているかどうか。これは、少なくともそういった意識がある会社だという証明になります。働くならぜひそういったところでという気持ちがあったわけです。
未経験 僕の最初のチェックポイントは、やはり未経験者OKかどうか。それから求人情報に関しても、どれくらいクリエイティブ面に気を遣っているかを見ました。具体的には、コマの大きさ、使っているロゴとかのセンス。もちろん、全体としてデザイン系の出来具合には注意しましたね。
3回 私の場合、決してきれい事をいうわけではないんですが、その仕事が社会にとってニーズがあるかどうかが第1にあります。そしてつぎに、これまでやってきた仕事内容を継続できるかどうか。最後に、自分の経験をさらに大きな仕事に活かせる仕事であること。その3点を考えました。もちろん、ベースになる部分での「お金」は大切です。でも「お金」が転職を希望した最大の理由ではないのだから、求人広告からも、まずもっと大切な「やりたいこと」のために必要なことが叶えられるのかどうかを読みとるべきだと思います。
編集後記
「やりたいこと」のために必要な条件をチェックすること

 第1回では、成功する転職の共通点として、明確な「やりたいこと」を持っていることが明らかになった。同様に、情報収集においても、さまざまな部分で「やりたいこと」が実現できる会社かどうかを探ることが、大切なポイントであるといえる。
 たとえば、未経験転職さんは、求人企業のWebサイトのセンスや更新頻度などから「Web制作」への力の入れ方や意識を測ったり、実際に会社を見に行ってクリエイティブな環境かどうかを確認したりしている。また、3回成功さんも、求人情報から「社会にとってニーズのある事業か」「これまでの経験が活かせるか」「その仕事でステップアップできるか」といった点をチェックして、その会社で「やりたいこと」ができるかどうかを見定めている。
 会社の大きさや給与などの情報も重要だが、まずは「やりたいこと」実現のために必要なのはどんな点なのかを明らかにし、求人情報、ホームページや実際の会社の雰囲気でチェックすること。それが転職成功へと続く道なのだ。



<1> 転職を決断した時 <2> 転職成功への情報収集法
<3> 応募・面接への成功ポイントは? <4> 円満退職するポイントは?




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