転職で年収、どう変わった?年収が高いほど仕事満足度も高いの?

ITエンジニアの仕事とお金1000人調査!【後編】

景気の変動、またWebサービスやアプリを中心とした技術トレンドの移り変わりによって、エンジニアを取り巻く環境は日々、大きく変化している。そこで今回、ITエンジニア1000人に年収にまつわるアンケート調査を実施した。その結果について、2回に渡り紹介する。

2012年7月18日

はじめに:今回の調査対象者について

今回、25歳〜39歳までのIT系の職種に就いているエンジニア1000名に対して、年収を中心に転職、仕事の満足度や貯蓄額、資格取得などについてインターネットによるアンケート調査を実施(実施期間:2012年6月1日〜4日)。
※ちなみに前回紹介した調査結果レポートはこちらをチェック

●25〜29歳、30歳〜34歳、35歳〜39歳でそれぞれ1/3ずつ均等に調査
●職種の内訳や割合は以下の通り

転職前後の年収変化:年収アップの割合が年収ダウンの割合の10%以上多い

前編に続いて、今回は主に転職と年収に関する調査結果について紹介したい。
まず今回調査したITエンジニア1000人の中で、転職経験のある方(446人)に対して、転職前後の年収額の変化について聞いてみた結果が上記のグラフ。

最も多いのは「現状維持」。続いて「1〜10%アップ」「1〜10%ダウン」「11〜20%アップ」「11〜20%ダウン」が、それぞれ10%を超える比率で上位を占めた。全体を通してみると、年収アップの比率が約45%なのに対して、年収ダウンの比率が約32%と、転職によって年収アップを果たしたエンジニアの方が多いことが今回の調査結果が判明した。

また現在の年収額との相関関係についてさらに分析したところ(上図)、「年収200万円未満」で最も多かったのは「21%以上ダウン」で約3割、同じく「年収200〜300万円未満」では、現状維持が最も多かったものの、次に多かったのは「年収11〜20%ダウン」で約21%。
逆に「年収300〜400万円未満」からその傾向が逆転し、現状維持に続く2番手が「1〜10%アップ」が続くようになる。さらに「年収500〜600万円未満」で最も多いのが「1〜10%アップ」で23%、2番手が「11〜20%アップ」で約21%。「年収600〜700万円未満」では「1〜10%アップ」「11〜20%アップ」の両者がそれぞれ約24%とトップに。
その後も年収額が上がるにつれて、転職時の年収アップ率が上がるという相関関係が今回の調査結果では、はっきり表れた。

転職回数と年収額の相関関係:年収が高いほど転職未経験者の割合が増加

続いて転職回数と年収額の相関関係を示したのが、上記の表。
まず読みとれるのが、転職を経験していないエンジニアの場合、年収額が上がるにつれてその比率が高くなる傾向があるということ。特に「年収700〜800万円未満」に関しては、7割弱のエンジニアが転職経験がない層で占められている。これは、年収に大きな不満がないために、これまで転職をしていないものと思われる。
逆に転職経験があるエンジニアの場合には、年収額が下がるほど転職者の比率が上がっていく。特に「年収200万円未満」では、およそ3人に2人は転職経験がある層で占められている。そして「年収300〜400万円未満」の層で転職経験がない層が5割を超えるため、ここがひとつの分かれ目になっているといえよう。
また転職回数と転職時の年収変化についての相関関係について探ってみたが、特に大きな特徴はみられなかった。

今度転職する場合の優先順位:「仕事内容」「給与待遇」で6割以上を占める

次に今度、転職する場合の優先順位について聞いて見た結果が上記のグラフ。
全体では「仕事内容」「給与待遇・評価」がそれぞれ3割を占めることから、この2つのポイントを重視していることが読み取れる。

そこで年収別にさらに分析したところ、興味深い結果が現れた(上図)。
「年収200万円未満」の層では、仕事内容を重視する割合が4割を超えて、15%の給与待遇の2倍以上で、ダントツのトップに。同じく「年収700〜800万円未満」の層でも、仕事内容を重視する割合が約47%と、ダントツのトップとなり、その両者の層が同じ傾向を示した。
ちなみに「年収800〜1000万円未満」の層は、サンプル数が少ないため正確な数値とは必ずしも言えないまでも、半数以上が給与待遇を優先的に考えて転職する意向を示している。

さらに、今後の転職予定について聞いて見た結果をチェックしよう。
全体の傾向としては「転職予定あり:転職予定なし=3:7」という結果に。
そして年収別に分析すると、ここでも先ほど紹介した「転職経験」との相関関係と同じ傾向が現れた。つまり年収層が上がるほど、転職予定がない割合が増えると言う傾向。例えば「年収200万円未満」では、転職する予定がない割合が約56%だったのに対し、「年収700〜800万円未満」では、約82%と急増する。そのほかの傾向を読みとると、「年収400〜500万円未満」を境に、転職予定がない層が急増することが今回の調査結果から明らかになった。

仕事満足度と年収額の相関関係:最も満足度が高かったのは「年収600〜700万円」

転職と年収との相関関係について一通り紹介してきたが、ここでは現在の仕事の満足度と年収との相関関係について探ってみたい。
まず、現在の仕事満足度についての調査結果が上記のとおり。
「80〜61%」「60〜41%」でそれぞれ37%前後を占める結果となった。

その上で、年収額と仕事満足度の相関関係についての結果が、上記の通り。
最も満足度が高かったのは「年収600〜700万円未満」で、特に満足度「100〜81%」は唯一、2ケタ台の約11%を記録。「80〜61%」でも42%と、「700〜800万円未満」と40%越えを果たしている。その「700〜800万円未満」に関しては、「60〜41%」で約47%とほかの年収層と比べても多い傾向がみられた。
また全体的な傾向としてみられたのは、年収600万円を境にして、仕事の満足度に少し変化が表れている点。600万円未満では20%以上が「仕事の満足度40%以下」が占めるのに対し、600万円以上では約10%前後に低下。そのため、仕事の満足度と年収額の相関関係については、それほど強くはないものの、年収が高いほど仕事の満足度も高くなるという傾向が一定数、みられた。

自己投資額と年収との相関関係:年収が高くなるほど自己投資額も増加

最後に、専門書の購入や勉強会・セミナーへの参加など毎月の自己投資額について聞いて見た。その結果が上記の通り。
全く投資していない割合が、約4割に上る一方で、5000円以上投資する割合も約16%存在している。平均額としては約1500円程度。

次に年収別でチェックしてみると、最も投資額が少ない層が「年収200〜300万円未満」。特に投資額0の割合が約48%と過半数を占める。
その一方で年収300万円以上〜700万円未満に関しては、おおよそどの層も同じ傾向が表れている。そして700万円以上の層になると、投資額0の割合が約4分の1に減少、代わりに10000円以上の高額投資の割合が、10%を超えるなど投資額の傾向が大きく変化する。
そのため、今回の調査結果から見えてくる特徴としては、年収300万円と年収700万円、この2つの金額を境にして自己投資額が変化する傾向が見て取れる。

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山田モーキン

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