ビジネスパーソン生活実態調査2005
第1回 収入に見る満足度を徹底調査:「収入が上がれば生活もリッチに」ウソ・ホント?!
リクナビNEXT読者を中心に、20〜35歳のビジネスパーソン1000人の「お金」と「時間」に関する意識を徹底調査。まず今週は年収を切り口に給与に対する満足度や転職意向などの傾向を紹介。「他の人は年収どれくらいもらっているの?」「他の人は何にどれくらいのお金をつかっているの?」そんな読者の気になる質問にお答えします。データから見えてきた、ビジネスパーソンたちの実態とは?
DATA編 | 分析編 | 第2回 「お金と時間」のバランスを徹底調査
DATA編 ビジネスパーソンのお金事情
年齢別年収 | 年齢別給与満足度 | 年収別自由になるお金 | 年収別貯蓄額 | 年収別転職意向度 | コラム
年齢が上がれば給与も上がる?
年功序列型の給与体系は現在でも変わらないのか? たしかに20代前半では年収400万円未満が全体の89%と圧倒的多数を占め、20代後半〜30代へと年齢が進むに従って平均年収も増えていくという結果になった。しかしよく見てみると、30〜35歳では各ボリューム帯が均衡している。みんなが年齢に応じて年収アップをしているというより、年齢に応じて年収の幅が広がる、ということが言えそうだ。
年収が高ければ、給与に対する満足度も高い?
その仮定を実証すべく、年収満足度を測定。グラフを見ると、やはり年収が高くなるに従って満足度も高くなるが、特に500万円以上の年収から満足度のポイントが平均値を上回っていることが分かる。給与の高い・低いの感覚値が分かれるポイントが年収500万円という数字かもしれない。
評価されている人の給与は高い?安い? スカウトランキング
年収が高いとやはりお小遣いも増える?!
そんな疑問にお答えするため、趣味・自己投資・交際費として使っているお金を「自由に使えるお金」と設定し、それぞれ年収ごとでの額の割合を測定。結果として、年収600万円を超えたあたりから、月に7万円以上を自由に使える比率が高くなっている。しかし一方で、どの年収帯でも自由に使えるお金が3万円以上5万円未満という人が30%前後で一定して存在する。必ずしも「年収が増えれば自由に使えるお金も増える」とは言えない状況がありそうだ。
貯蓄金額は年収に比例して変化する?
結果としては、比例ではなく、年収が上がるとそのアップ率以上に貯蓄金額はアップする、ということが言えそうだ。例えば、300万円以上400万円未満の平均貯蓄額は120万円だが、約2倍の年収の600万円以上700万円未満では平均貯蓄額は409万円になる。これは年収が増えても生活に必要なお金はさほど増えないことを表していると思われる。しかし、これはあくまで平均。中には年収300万円台でも貯蓄金額が1000万円を超えるツワモノも。また、「貯蓄金額0円」の人の割合は年収300万円未満では18%、700万円以上では4%と、やはり年収が上がるほど減る傾向に。
年収と転職意向度との関連性は?
年収が高くなると転職意向度は下がっているが、意外なことに、年収600万円以上700万円未満のグループでは「できるだけ早く転職したい」という回答比率が高かった。転職意向は年収というより、それ以外の労働量や仕事に対するやりがいなど別の要因との関連性があるかもしれない。次回のビジネスパーソン生活実態調査2005第2回では引き続きその観点から検証したい。
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コラム:年収300万円未満vs700万円以上 お金の使い道は?
 社会人になって一番高価な買い物は?
 年収300万円未満  年収700万円以上
家
自宅 370万円
家 5300万円
自宅マンション 4000万円
自宅(一戸建て) 4700万円
車
suzukiワゴンR(中古) 45万円
日産のセダン 70万円
事故してやむを得ず買いかえた車(車両保険差し引き) 60万円
アウディ新車 500万円
BMW3シリーズ新車 500万円
シトロエンのクーペ 220万円
服
コート 3万円
着物 50万円
その他
給与少なすぎで何も高価なものは購入していない 0円
パソコン 14万円
スクーター(新車) 30万円
乗馬のクラブ会員費 50万円
結婚指輪 100万円
まずは「車」や「服」の回答欄を見比べてほしい。同じ分類のものを購入するにも、年収300万円未満と700万円以上ではモノに対する大きな感覚の違いが見える。またその他では、年収300万円未満のグループでは「何も買えない」を筆頭に、「30万円のスクーター」など、バイクやPCを一番高価な買い物として回答する人が多かった。一方の700万円以上のグループでは「数千万円の家やマンション」が最も多く、「乗馬クラブの会員権」など高級感ただよう回答も。
 1億円あったら何に使う?
 年収300万円未満  年収700万円以上
半分は家族に。半分は東京で一人暮らしと行きたい学校があるのでその資金に。
事務職に就くためのスキルアップ資金にする。
半日で使い切ってみる。
会社をつくる。
自宅ローンの返済。
投資商品を購入します。
生活費にして仕事を辞める。
貯金。ゆくゆくは住宅購入。
年収300万円未満のグループでは1億円を「半分を家族に」や「自己投資」「起業」など、いわば“自分の将来”や“夢”を叶えるのための資金として捉える回答が多かった。一方の年収700万円以上のグループでは、「住宅購入」や「投資」「貯金」など、“現状”をよりよくするための“現実的な手段”として捉えた意見が多いようだ。ここから、それぞれの金銭的な感覚にも開きがあるように見える。ちなみに、年収の高低にかかわらず「住宅購入」という回答が最も多かった。
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