ビジネスパーソン生活実態調査2005:分析編2／リクナビＮＥＸＴ[転職サイト]

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結果としては、いずれの業種であってもそれなりのストレスを感じていることが判明。細かく見ると、最もストレスを感じているのがマスコミ系。その理由には「仕事量が多い割に給与は不遇」「やりたい仕事に携われない」など、好きを仕事にしながらも環境面での厳しさにストレスを感じているようだ。一方、意外なことに最もストレスが少ないのがサービス系。フリーコメントの中に「ありがとうと言われることが喜び」といった意見があり、自分が提供するものの価値を感じられる立場にあるからだとうかがえた。

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グラフを見ると、１日の労働時間が長くなるに従って転職意向が増加している点、またストレスはやりがいが増える以上に増加しているという点に注目。特に１日に12時間以上も働いていると、ストレスも転職意向も極端に高くなる。

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年収400万円未満の人は、人間関係や仕事に対する評価などでストレスを感じることが多く、一方で「気楽なぶんストレスはない」という回答も多い。年収が400万円以上のグループになってくると「仕事に対する責任感」や「仕事量」「仕事の難易度」などにストレスを感じることが多く、一方で「自分の裁量でできることが多いのでストレスを感じない」という回答も。やはり年収が上がるに伴って仕事の責任も重くなりストレスの内容も変化してくるようだ。

400万円未満

400万円以上600万円未満

600万円以上

・	上司がとにかく細かい。先輩はポリープができ、別の先輩もほぼ毎週泣いて、耐えきれず辞めていきました。
・	勤務時間が非常に長いため、プライベートな時間が十分に持てないため。
・	仕事量は確実に増え責任は持たせるくせに、全く評価されないから。それに社長の好みが給料に影響している。
・	仕事内容に興味が持てず、やる気を絞り出すのにストレスを感じる。

・	人の面で、ストレスを感じます。特に上司、部下とのクッション材にならなければならず、精神的にとても疲れます。
・	人間関係はほとんどストレスを感じないが、仕事の責任（納期に間に合うか、品質等）でストレスを感じる。
・	部下の「自主性」をのばす事ができないでいるため、私からの指示待ちの姿勢に少々嫌気が差しているため。
・	とにかく仕事が難しく、自分の能力でついていくことにプレッシャーを感じる。

・	上司と馬が合わない。部署内の他のメンバーに税務・連結等の知識が乏しいため、問題提起、改善提案をしても通じないことが多い。
・	仕事量が多く、全てに手を抜けないため、精神的な疲労も大きい。
・	飲みニュケーションすらできないハードな毎日。とにかく深夜まで仕事ばかりなので大変。当たり前のことができない同僚にストレスを感じることもある。仕事以外の問題にストレスを感じている。

400万円未満

400万円以上600万円未満

600万円以上

・	一番大きな理由は人間関係に問題がないところでしょうか。プライベートと仕事を分けようと思えばそれも可能ですし、また、時には同僚と小旅行を企画したりとバランスを取れる。
・	楽しんでいるから。給料や休日の不満もあるが、今はそれよりも楽しさが優先しているように思う。
・	気楽に仕事ができるので特にストレスはたまらない。先輩や上司とのコミュニケーションもとれていて仕事外の相談やうっぷんも晴らせている。

・	職場の雰囲気が最高に良いため。また、この業界での経験が長い方がかたわらにいるという安心感。
・	やりたいことをどんどんやらせてもらえ、任せてもらえる。仕事自体はきついが、ストレスは全く感じていない。

・	上司、同僚が話しやすい人たちなのでストレスは感じない。
・	自分のペースでできることが多いから。
・	まったく、とまではいえないが、多少気になることはあっても特に問題なく仕事ができる程度。

人生で優先順位の高いものは？

	全体	年収300万円未満	年収700万円以上
１位	家族・恋人	家族・恋人	家族・恋人
２位	お金	お金	時間
３位	時間	友だち、時間	仕事、お金

全体としてはやはり「家族・恋人」が最も大切で、順に「お金」「時間」と続き、「仕事」は最下位。特徴的なのは、年収300万円未満のグループでは「お金」が２位にランクインしたのに対し、700万円以上では２位に「時間」３位に「仕事」がランクインしていること。

優先順位をつけた理由は？

年収300万円未満

年収700万円以上

・	楽しい時も辛い時も支えになってくれるのは家族や恋人だと思うから。実際救われてるなあと感じます。
・	両親を尊敬しているし、大学まで出してもらっているので、恩返しをしたい。
・	仕事上での人間関係が希薄なので、余計に大切に感じます。

・	子どもがかわいいから。
・	家族の幸せより大切な物があると思えない。そのために仕事もお金も必要になるだけのこと。
・	守るべき・背負うべきものがあるからこそ強く生きられるから。

・	金が無かったら友だち、家族が居ても何も出来ない。生活出来ない。
・	すべて世の中お金だと思う。お金がないとデートもできません。
・	給料が多いと、心の余裕に繋がるし、将来についても希望がもてるから。

・	時間があれば家庭円満。趣味にも時間がとれる。
・	誰にでも平等だから。

・	やはり友だちと会うときが一番、気をつかわない。
・	絶対にお金で買うことはできないし、彼氏はすぐできても･･･信頼のできる友だちはなかなかできません。

・	自己実現の手段として。

・

時間は戻らない。

・	お金で買えないものはないから。
・	お金がないと不幸せに感じる性格だから。

いずれも優先順位第１位となったのは「家族・恋人」。やはり幸せもつらい経験も一緒に共有しているのは家族だから、という理由。特徴的なのは年収300万円未満で２位にランクインした「お金」で、コメントから「お金がすべて」「何もできない」「他に目を向けられない」「余裕や希望」など、切実な感じが伝わってくる。一方の700万円以上のクラスでのみ、３位にランクインした「仕事」。優先順位が高い理由としては「自己実現の手段」など、仕事にやりがいと責任感を感じている印象が強い。

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【調査概要】
「あなたの仕事と生活について」アンケート（2005年・リクナビNEXT編集部）を実施・作成

※算出方法について
「年収」・・・人数ボリュームのある300万円～700万円の層を100万円ごとに区切り、前後の層と合わせ６グループ分割
「労働時間」・・・１日24時間のうち、「午前中の勤務時間」と「午後の勤務時間」とを合計して算出したもの
「やりがい」・・・５段階評価で回答を得、それぞれの段階に点数を割りあてて平均値を算出
「ストレス感」・・・５段階評価で回答を得、それぞれの段階に点数を割りあてて平均値を算出
「休日数」・・・１カ月のうち休日として取得できる平均日数。完全週休２日の場合で８日
「プライベート満足度」・・・５段階評価で回答を得、それぞれの段階に点数を割りあてて平均値を算出

※数値は下記のように表記
実数・・・小数点第二位以下を四捨五入して表記
有効回答サンプル数：1075名
調査期間：2005年１月17日～１月31日、２月４日～２月７日

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