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入社以来DRAM一筋だった鈴木英徳氏。2000年に三重県の四日市市工場に赴任するが、翌2001年に「DRAMの終焉を目の当たりにした」と当時を振り返る。そして2005年にNAND型フラッシュメモリの開発部署へと異動した。 「DRAMとNAND型フラッシュメモリでは、個々のトランジスタレベルのデバイスは同じだけれど、メモリとしての動作が全く違う。そりゃ最初は戸惑いましたけど、技術開発の難しさはどこでも一緒です。むしろ、決定的な差はその用途でした。DRAMはPCのOSに依存している部分が多かった。例えば、Windowsが95から98にバージョンアップするとメモリの市場は広がりましたが、一段落すると冷えてしまう。その繰り返し。一方のNAND型フラッシュメモリはアプリが実に多彩です」 NAND型フラッシュメモリ(以下フラッシュメモリ)を搭載するアプリケーションは、デジカメ、携帯電話、携帯型オーディオプレーヤーなどで、PC用HDDへの置き換えも既に始まっている。どれも大規模な世界市場をもつコンシューマー製品ばかりである。 |
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