パンサー戦車(※1)
1942年にソビエトのT-34戦車に対抗できる戦車として開発されたドイツ軍の戦車で、第二次大戦中最も優秀な中型戦車。
人気イラストレーター小松崎茂氏に箱絵を描いてもらい、説明図と文を田宮俊作社長本人が手がけ、タミヤが社運をかけて出した。競技会で抜群の速さを誇り、人気を博した。
タミヤ初の大ヒットであり、プラモデルメーカータミヤ誕生の立役者である。
Uコン(※2)
エンジン付き模型飛行機。エンジンを手で始動し、2本のワイヤーを使って直接操縦する。ラジコンの前身であり、高嶺の花といわれたラジコンに比べ、Uコンのほうが安かった。自分の周りをぐるぐる回すだけでなく、背面飛行や宙返りなどの曲芸飛行もできる。大きなエンジン音がするため、とても迫力があった。
ピーナッツバギー(※3)
1976年6月に発売された京商のバギーカー。電動ではなく、小型のエンジンが付いた本格的なバギーカーで、エンジン音に迫力があり、エンジン臭も強かった。
ランボルギーニのチーター(※4)
スーパーカーを製作したイタリアの自動車メーカーで、当時、カウンタックなど近未来的なデザインで、日本に「スーパーカーブーム」を起こした。ランボルギーニのラジコンは多数出ていたが、タミヤからチーターの1/12モデルのものが発売されていた。現在、復刻されていないため、オークションなどで高値となっている。
京商(※5)
1963年に設立された東京に本社を置く模型メーカー。1970年よりラジコンカーの販売を始め、世界でKYOSHO WORLD CUPを開催している。イベントを立ち上げ、それに合わせた物を販売するというビジネスモデルをする会社。2006年6月には人型ロボットキットも発売する予定。
スティンガー(※6)
地対空ミサイルの名前であるが、ここでは、京商が発売していたベルト駆動タイプのフルタイム四駆のこと。同名のアレックスレーシングデザインのシャフトドライブツーリングカーも有名。
EZシリーズ(※7)
OK模型が発売している準完成飛行機のシリーズ。EZ工法と呼ばれていて、飛行機の翼も胴体もすでに完成した状態で売られており、少し組み立てるだけで飛行機が完成する。割高だが、簡単に作れて、ゆがみが少なく、製作日数がかからず、すぐに飛ばせるという利点がある。
グラスホッパー(※8)
1984年5月にタミヤが発売した革新的なラジコンカー。当時1万円以上したものを7400円という低価格で売り、軽量かつシンプルで、ねじれやずれに対する高い弾性をもつABS樹脂製バスタブシャーシが用いられ、マブチ製の「RS380」モーターが後部に搭載された。他社のものに比べて小型だったが、総重量が軽いため、走行性も悪くなく、モーターの交換も可能だった。
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