転職なら社会人のための転職サイト【リクナビNEXT】|求人、転職に関する情報満載! 2024/04/19 UPDATE 毎週水・金曜更新!

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【体験談】自由な社風を求めて、20代で国内大手CROから成長期の外資系CROに転職

アキさん(仮名):26歳 CRA(国内大手CRO→設立間もない外資系CRO)

薬を作るプロセスに関わる仕事に興味を持ち、大手CROに新卒入社

学生のころから、いずれ海外で働きたいという希望を持っていたアキさん。ただ、「新卒」という概念がない海外で、ゼロからキャリアをスタートするよりも、まず日本で就職して実務経験を身に着けた方がいいとの判断から、就職活動は国内でスタートした。

将来を見据え、外資系企業を中心に業種にこだわらず探したが、最終的にもとから関心があった薬学・医療系に絞られていった。業界が絞られたことで研究を進めた結果、「CRO」と呼ばれる業種と、「CRA」という職業に関心が向いた。CRO(医薬品開発受託機関)とは、製薬メーカーから依頼を受けて、承認前の新薬の「治験」を行う機関。なお治験とは実際に患者に薬を投与して、有効性や安全性を確かめることだ。CRA(治験モニター)は、治験中の患者のデータを取る役割を担っている。薬をつくるプロセスに関わることに興味を持ったアキさんは、最初に内定をもらった大手CROに就職した。

「入社してすぐのころから『選択を間違えたな』と漠然と感じていたのですが、その違和感がしだいに大きくなっていきました。例えば服装。規定では自由ですが、入社1年目の社員はスーツを着るのが慣例でした。私は『スーツであればいい』と解釈して、明るい色のジャケットを着たり、インナーも色々と変えたりしていましたが、ほかの人は全員いつでも白シャツに黒ジャケット姿。まるで制服のようでした。思い出せば入社式の時点で浮いていましたね。要するに、横並びを良しとする企業体質なんです。」

気をつかうのは服装だけではなかった。自由参加のはずの毎日の朝礼も、実際は全員参加。一人だけ席にいることはできなかった。新人が行う会議の準備も、「希望者だけ」と聞いていたので自分の仕事をしていたら、「(参加するという)返事がないのはあなただけよ」と言われる。

アキさんは帰国子女ではないが、高校時代に留学経験があり、外国人の友人も多い。これまでの経験で身についた自主性を重んじる価値観と、入社した会社の社風は残念ながら合っていなかった。

「同期は皆優秀で、ずっとここで働きたいという人ばかり。一方で、私と同じ違和感を抱く人には出会いませんでした。自分なりに会社に染まろうと努力したつもりですが、『私には合わない』という思いが日増しに強くなりました。」

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やりがいを感じるCRAという職種は変えずに、設立間もない外資CROへ

それでも、「辞めるのはいつでもできる。あと数年働いても遅くない」と自分に言い聞かせていたのは、CRAという仕事にやりがいを感じていたから。将来もずっとこの仕事を続けたいという思いがあり、キャリアを積むことが優先だった。

ただCRAは人手不足で、転職が珍しくない職種。参加していたプロジェクトが終わり、時間を余裕が出来たある日、アキさんはふとほかの会社を調べてみようという気になった。何社もの転職経験がある先輩に話を聞くと、大手のCROは外資系であっても職場の環境は今の会社とあまり変わらない様子だとわかった。のびのびと働くには、もっと小規模で、新しい会社の方が向いているのかもと感じ、興味本位で探してみたところ、日本支社を設立してまだ数年の外資系CROが目に留まった。社員数もアキさんがイメージしている「ちょうどいい規模」だった。CRA経験が浅いことに不安はあったが、試しに受けてみると、短いながらも実績を評価され「今後の伸びしろに期待します」と採用された。

「転職後の職場環境は、大げさではなく一変しました。まずは服装。病院に行く時はスーツ着用ですが、それ以外は自由です。カジュアルフライデーには、支社長が先頭に立ってジーンズ姿で出勤し、社員に『もっとラフな格好でいいんだぞ』と勧めています。前の会社にもカジュアルフライデーはありましたが、ほとんど名ばかりだったのとは大違いです。」

もちろん他人の服装にとやかく言う者は誰もいない。人間関係にも息苦しさを感じることはなく、むしろ支社長はじめ役員のフランクさに驚かされてばかりだという。また、外資系企業ならではのパーティでも、そのスタンスは顕著だという。

「クリスマスパーティでは支社長と本部長がサンタの扮装をして、社員たちとその家族にお菓子を配っていました(笑)。みんなを本気で楽しませようとする気持ちが伝わる光景でしたね。またハロウィンパーティの仮装も皆さんすごく本格的で、どうせありきたりだと高をくくった私のほうが、地味すぎて恥ずかしい思いをしたほど。パーティが終わっても、魔女や狼男の仮装のままで仕事をする先輩たちは、自由そのものだと嬉しくなりました。」

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会社の至らない点にストレスを感じるのではなく、組織が完成するプロセスを楽しむ

自由な社風を持つ今の会社に転職することによって、アキさんは望んでいた職場環境を手に入れた。では逆に、アキさんが転職したような成長期の外資系企業に向かないのはどんな人だろうか。

「まず、他者と自分との違いを受け入れられない人ですね。一概に外資系だから、とは言えませんが、私の職場には『変わった人だな…』と思うくらい個性的な人が多いんです。だからある出来事に対して『みんながこう考えるべきだ』とか、『社員はこうあるべきだ』とか、よくいえば信念、悪くいえば思い込みの強い人は合わないかもしれません。それから、組織が整うプロセスを楽しめない人でしょうか。日本支社はまだ新しい組織なので業務マニュアルもありませんし、運用のルールもグローバルからの指示で二転、三転するのが当たり前。未完成だからこそ自分の裁量でできる範囲も大きいのですが、会社の至らない部分にストレスを感じる人は難しいかもしれませんね。」

自分にとって居心地のいい職場とは何か。また、会社に求めるものはどんなことなのか。現在の職場環境に悩みを持っている方は、アキさんのように、他にどんな企業があるのか確認してみてもいいのではないだろうか。

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