転職なら社会人のための転職サイト【リクナビNEXT】|求人、転職に関する情報満載! 2024/03/29 UPDATE 毎週水・金曜更新!

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新卒で行きたかった不動産業界を目指し、流通・小売業からの転職

ヒロコさん(仮名):25歳 販売職→不動産専門職

人手不足による長時間労働…残業は多い月で100時間に

転職体験談_ヒロコさん(仮名)_イメージ画像 ヒロコさんが新卒で就職活動をした時に、最も行きたかったのは不動産業界だった。土地を探して物件を新しく建てる、いわゆる「開発」の仕事に憧れがあったからだ。だが当時はリーマンショックで企業が採用を控える傾向にあり、不動産以外にも金融、流通、メーカーと広く当たった。就職活動を続けるうちに小売業でも新しい店舗をつくる業務があることを知り、全国展開している大手の小売企業に就職した。

1年目は店舗に配属され、品出しから接客、バックヤードと販売業務を一通り経験した。2年目からは本部所属の教育担当。新しくオープンする店で従業員を指導したり、新入社員やアルバイトをOJTの形で教育したりする立場だ。2年間でおよそ10店舗近くの店で勤務した。

「店長とアルバイトは役割分担がはっきりしていると思っていましたが、必ずしもそうではなく、なかにはベテランのアルバイトさんが主導権を握る店もありました。店舗によっては独自のやり方が根づいていて、本部によるマニュアルに基づく指導がなかなか受け入れてもらえないこともありました。また、教育担当はアルバイトの子の初出社日に立ち会うのですが、採用されたばかりのアルバイトが必ず指示した日時に出勤するとは限らない。スケジュール通りにいかず、いきなり『今日来てくれ』と連絡が来ることもよくありました。店舗には必ず社員が1人いなければならないので店長代理も頼まれ、教育担当といっても実際には人手不足の穴埋めのようなところもありました。」

早朝から深夜まで休みなく勤務したり、夜勤の穴埋めをした後、そのまま日勤のシフトで働き続けたりしたこともある。残業は多い時で月に100時間を超えた。仕事が嫌なわけではなく、いずれは新店開発にも携われるという思いもあったが、生活リズムの乱れにより、ヒロコさんの気力、体力は限界に。「とても続けられない」と転職を決意した。

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不動産開発を目指すも未経験では募集がなく、開発以外も視野に

転職活動では、新卒時から憧れていた不動産業界に的を絞った。だが不動産開発の仕事で未経験可の正社員募集はほとんどなかった。調べるうちに、仲介契約成立後の書類作成などを担当する不動産仲介の専任職なら社員採用があるとわかり、開発職だけでなく不動産業界の仕事に携わることを優先することにして、数社応募した。

ある会社の面接が、ヒロコさんの転機になる。小売チェーンからの転身理由を問われ、入社理由やこれまでの仕事を説明したところ、「総合職として来てみないか」と誘われたのだ。駐車場事業を手掛ける企業で、ヒロコさんに求めていたのは開発後の運用だ。開発予定地を駐車場にした場合にどれだけの利用が見込めるか、マーケット(商圏)を調査したり、その分析結果に基づいて駐車台数や料金などを設定したりするのが運用の仕事である。仲介の場合はオーナーに賃料の交渉をしたり、稼働後の利用率を分析して駐車料の値上げを提案したりもする。

「最初は前の仕事と結びつかないと思いましたが、話をよく聞くと、1つの区画の中で売り上げ支援をするというビジネスモデルが、小売業に近いとわかりました。私は店舗業務の中でも売り上げを集計して分析する『裏方の仕事』が好きで、得意でもあったので、そこを評価されたようです。」

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小売業での経験が、現在の仕事に活かされている

入社して仕事に就いてみると、予想以上に前職の経験が役立ち、駐車場の利用率アップに向けて分析・提案することに面白みとやりがいを感じた。何より落ち着いて仕事ができる環境が大事だと思えた。

「やるべきことがあらかじめ決まっているから、仕事の予定が立てやすく、自分の裁量で動けます。急に呼び出されることもありません。転勤はいずれあると思いますが、店から店へと短期間で異動するのとは心構えも期間も違います。結婚してもずっとこの会社で働くつもりです」。

結果的に、新卒から遠回りして不動産の仕事にたどりついたヒロコさんだが、「後悔はありません」ときっぱり。小売業でさまざまな業務を経験したことが、思わぬ形で今の仕事につながったからだ。「真剣に仕事に取り組めば無駄になることはひとつもありません。異業種だから、業界未経験だからと転職をためらっている人には、『自信を持って』と背中を押してあげたいですね。」

転職活動を振り返って

未経験者にはハードルの高い職種が存在する。ヒロコさんのように、経験者重視の職種を志望する場合、求人情報などで採用動向を把握し、場合によっては条件を緩和することも転職成功につながる重要なポイント。また、自身がやりたいことや企業の募集内容とこれまでの経験がどうリンクするのかを事前に整理し、職務経歴書や面接時に説明できるようにしておくことも重要だ。

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